糖質を摂るようになったら体重減はピタリと止まった

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

今回のダイエットは毎日データを取っているわけではありませんから正確な変化はわかりません。

大雑把には9月からかなり厳しい糖質制限を始め(アトキンス式で言うインダクションレベル)、それを3ヶ月続けたことによって15キロ痩せました。一般的には一ヶ月5キロは速いペースですが、アトキンス式で言うとこのペースはかなり遅い方。若いころはこのスピードは早かったのですが、歳を取るごとに遅くなります。やっていることはほぼ同じなのに、このスピードの変化の理由は私にはわからず。

またやっていることはほぼ同じではあるものの、今回は摂取カロリーも減らしています。そうじゃないと体重が落ちてきません。常識的には「当たり前だろう」ってなるわけですが、アトキンス式で考えるとちょっと違うんです。かつて20キロ以上痩せたことがあるのですが、その当時は「アトキンス式はカロリーは関係ない」と言われていて、「食べたいだけ食べても大丈夫」というダイエット法として人気がありました。

つまりカロリーは関係なくて、糖質をどうコントロールするかの一点だけ注意していればガンガン痩せました。どういうことかというと、それこそライオンになったつもりで「肉しか食べない」、あるいは「魚しか食べない」みたいな食生活。しかし量はかなり多く、それこそ朝昼晩ステーキでも痩せた。ま、異常といえば異常な食生活ですが、それだけでかなり痩せますから長期に渡ってそういう食生活を続ける必要もなかったわけです。野菜や穀類を極端に減らしますが、その分、サプリメントでビタミン・ミネラルを補給したり、食物繊維は「糖質がない」、極論を言えばフスマみたいなものを摂ればOKで、サイリウムハスク(オオバコの種皮)を摂ったり。

この方法で「痩せた」という人はかなりの数で、つい最近もあるデブタレントがニューヨークに滞在して「肉食生活」をしていたところ痩せたなんて言うニュースを見ました。ただその方法が私には効果的であった頃でも、「なぜか痩せない」人もいた。この理由もわからないのですが、多くの人は「糖質を減らした【つもり】」になっている様子なのはネットを見ていても感じました。この糖質制限は「ご飯を減らす」「パンは食べない」レベルではなくて、調味料でも普通にケチャップを使ったらアウトで、野菜とて全く食べないわけではありませんから必要なレベルまで糖質摂取量を下げるのは簡単ではないんですね。それこそ「糖質ゼロ」を目標にするぐらいじゃないとうまくいかない。

しかし今回はそれでも体重の落ちるスピードが遅かったわけです。理由はわからず。

そこでカロリー摂取も低く抑えるようにしましたところ、体重が落ち始め、結果的に3ヶ月で15キロという結果。カロリーを減らすということは食材も考え、そして量も抑えることになって、これを続けるのは精神的に難しいわけですが、なぜか「食欲の質」も変わってきました。この変化は非常に面白く、「お腹が減らない」とかそれだけではなく、「お腹が減った感覚」そのものが変わる。これを言葉で表現するのは難しいですが、「食欲そのものが減る」というのはアトキンス式でも昔から言われていたことで、今になって思うと、ここが非常に重要なポイントではないかと思っています。ただ実体験するしか理解できませんから、この点に関して詳しく説明している書籍やサイトも「全く」見当たりませんが、この変化が起きないと「低糖質ダイエット」は「我慢の日々」になると思っています。これは「胃が小さくなるんだよ」とかそういうものとも違います。

私はダボデラックスと呼ばれるくらいの大デブですから、15キロぐらい減ってもまだまだデブなのはマツコデラックスを想像してもらえばわかるはずで(笑)、計画としてはまだ痩せるつもりです。ただ、やっぱり一気に行くより、適当なところで休憩期間、慣れ期間を取ったほうが良いと思いますし、アトキンス式にしても「最初の二週間」そうするのが普通で、「俺はデブだから3ヶ月やろう」なんて私みたいなのは例外と言ってよいはず。もしこれからアトキンス式でダイエットを考える方がいらっしゃったら、なぜアトキンス式は2週間のインダクション期間を定めているのかちゃんと考えたほうが良いと思います。

私の3ヶ月というのはあくまで「自己流」であって、他人様にオススメするようなことではありません。

ま、そんなことで、とりあえず15キロ減を達成して、違う食べ方をしたらどうなるかと実験をしているわけですが、まず糖質を増やしてみました。今までなら鶏肉を塩コショウで食べるところを唐揚げにしてみるとかその程度であって、ご飯を食べるようになったとかそこまでは増やしていません。アトキンス式で言うとインダクションレベルからオンゴーイングという「緩やかな体重減」を狙う期間と同じような考え方です。

でも残念ながら「緩やかな体重減」は起きません。(笑)

体重を維持するのが精一杯で、これ以上糖質を増やしてしまったら体重増になりそうです。ただその辺はまだ実験していませんからどうなるのかはわかりませんが、「体重を維持する(増やさない)」のを目的とした場合の「どの程度の糖質まで大丈夫か」はいつか必ず実験しなくてはならないと考えています。

今まで何度も同じようなダイエットを繰り返してきて、20キロ以上痩せるようなことも過去にはあったわけですが、「ダイエットは成功」なのは間違いがありません。しかしその後のメンテが難しいんですね。\(^o^)/と思った次の日からはまたデブに向かっていく毎日。(笑)

結局、「ダイエットとは体重を落とすことではなくて、自分自身を変えること」であると認識しない限り、「必ず」リバウンドする。

当たり前ですよね。メチャクチャな食べ方をしたり、運動などの生活習慣が「デブになるよう」にしているからデブになるわけで、そこを変えない限り「何をやっても無駄」だと思います。

でもそれでも良いと昔は考えていました。「とにかく痩せることが先決」と思っていました。大幅に体重が落ちると筋肉も落ちますし、皮もたるんでくるわけですが(笑)、「そんなことは痩せてから考えれば良い」と思ってしまうんですね。とりあえず痩せてからシェイプアップを考えようとか。

そもそもそういう怠惰な考え方があるからデブになると思って間違いがなく、そういう自分に変化が起きないと「やっても無駄」だと思います。

とは言いながら、今回は上にも書いた「食欲の【質】の変化」に初めて気がついたのです。これは今回、痩せたということ以上に、その「変化」を知ることが出来たのが収穫だと思っていて、この変化を手に入れてこそ「痩せてからの体重維持」が出来るのだろうと思いました。

つまり「我慢をしない状態」で痩せていくことが重要で、「痩せるんだ!」という強い意志を持っていれば痩せられるかもしれませんが、その強固な意志を長続きさせるのは不可能に近いと考えるべきだと思います。ただ世の中には「デブと馬鹿にされたのが耐えられない」とか「好きな人にデブと言われた」とか、そこで「絶対に痩せる!」と誓って痩せた人は多くいます。ですから、「痩せるためには強固な意志が必要だ」だと考えてしまうのが普通だと思います。

でも今回私が「理解できた」と思うのは、たとえそういう人でも、実は「強固な意志」ではなくて「食欲に変化」が起きたからではないかということ。でも本人はそれさえも「強固な意志を持ったからだ」と信じるのだろうと思います。でも私が思うのは「それは違う」ということであって、「強固な意志も我慢も必要なく」「食欲の質が自然に変って行く」ということ。アトキンス式でいう「食欲が減る」というのはまさにそれを言っているのではないでしょうか。

そしてそれを実感し、自分のものに出来ればダイエットは成功するし、リバウンド対策にも繋がる。

結局「我慢は長続きしない」というのはそういうことだと思います。

 

 
    

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。