マイ包丁を持つ夢は所詮儚い夢だったのか・・・

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私はそもそも道具から入るタイプですし、刃物って男の心をくすぐるというか、本能に根ざしているのかわかりませんが、見ているだけでもうっとりします。まさに刀を見ているのと同じ。

で、良いものは切れ味も凄いし、モチも良いし、見ても綺麗だし、持ったバランスも良いし、大事にしたいのですが、フト気が付くと刃が欠けているような使い方をされると悲しくなりますから、どうしたってマイ包丁が欲しくなるわけです。

で、とりあえず普及型よりはかなり良いクラスのステンレス鋼でダマスカス紋様の包丁を手に入れました。それといつも使う出刃包丁が小さすぎたので中くらいのも。これもまたメンテを考えてステンレス鋼。

それをしっかり研いで、いい状態にして引き出しの中に入れてあるのですが、なぜかフト、台所を見るとそれが置いてあるんですね。これは私のマイ包丁だとちゃんと宣言しているのに古い包丁は使わずに引き出しの中。

まぁ誰でも良い包丁があれば使いたいと思うのが当たり前で、いつも手入れをしている私の包丁を使うのでしょう。

でもある日ですね、刃が欠けているのを発見したんですよ。大事に使っているのに本当に悲しくなりました。また曇や細かい傷が付いていますが、これは(ヨメさんが)ディッシュウォッシャーに入れるからじゃないかと。その時の写真。

でも使っているうちにやっぱりわかってきたことがありまして、私が買った「普及型より良いクラスのステンレス鋼」ってまぁ、その程度のものだってこと。確かに錆びないし、良く切れるんですが、20数年前から持っているかなり高かったハガネの(殆ど使わない)出刃包丁と新しいステンレス鋼の出刃と比べるとやっぱり違うのね。切れ味とそれの持続力とか別物。その包丁は20数年前、オーストラリアに渡る時、頼むから一生物の良い包丁を買ってくれとヨメさんに泣きつかれて当時4万円ぐらいしたもの。

その古い出刃のハガネはかなり硬いハガネで青紙2号という種類のはずなんですが、砥石で研いてもなかなか砥げないぐらい硬い。でもすごい切れ味と頑丈さ、持続性があって、私が買った中途半端なのとはまるで違う。良いハガネってこういうことなんだというのがわかりました。

でも私の中途半端なのを気に入ってヨメさんや息子も使うわけだから、じゃぁ、あれは好きに使ってくださいということにしたわけです。

で、本当のマイ包丁はもうちょっといいやつを買おうと。(笑)

で、ハガネにしようかと思ったのですが、普段使いの包丁でハガネはやっぱり私には使いこなせないと思い、合金で前のよりハイグレードのニッケルダマスカス鋼のちょっと長めの牛刀にしました。それと昔使ってみてセラミックは駄目だと思ったのですが新型のが出たというのでそれも入手。それが今年の1月。

このダマスカス紋様が好きなんですよ~。

このニッケルダマスカス鋼、良いですわ~。硬くて研ぐのがちょっと大変なんですが、切れるし、モチが良いのがわかります。でも硬いとやっぱり刃毀れしやすいのかもしれませんので、本当にこれだけは大事なマイ包丁だから使わないでくれと頼んでおいたんですよ。セラミック包丁も折られたら悲しいですからちゃんと鞘に入れて引き出しの中へ。

ところがですねぇ、最近、またフト気が付くと、それらの包丁がキッチンの上に置いてある。(T_T)

わざと私の嫌がることをしているような・・。(T_T) (T_T)

それに前に買ったペティナイフの先が曲がってる。頼むから切ること以外に使わないでよね~~~。これの犯人探しをしたのですが、二人の容疑者は「絶対にやっていない」と否認。これもまたディッシュウォッシャーの様子。曲がっているだけではなくて先が擦れているように見えましたから。だからディッシュウォッシャーにもいれないでくれって言ってるのに・・。

ヨメさんにマイ包丁は使わないでくれと言うと、「そんなに大事なら鞘に入れて腰からぶら下げておけ」なんて言われるし。 (T_T)

そこで良いことを考えました。

私のマイ包丁は切れないようにしておいて、古い包丁をギンギンに砥いておく。

なんてバカなことでもやりたくなりますわ。(笑)

しかし包丁って美しいですね。料理なんてろくにできませんが、包丁って見ているだけでも飽きません。

やっぱり変人かなぁ・・・。

それとどうしても納得出来ないことがあるんですよ。ヨメさんが大事にしている刺身包丁は、絶対に私に触らせてもくれない。 (T_T)

こちらでは刺身包丁を使うことはまず無いから良いんですが・・・。

それと最近、やっぱり中華包丁って面白くて、結構使ってます。小型ですし、骨を叩き切るタイプのものじゃないんですが、万能包丁としてはいい感じ。

中華包丁なんて・・と思っていましたが、これ使いやすい。切れるとか切れないじゃなくて便利なのね。この幅が。そして重みで勝手に切れちゃうみたいな。

でもこれは私が想像、期待していた中華包丁とは違ってクレーバーみたいに叩き切るような使い方をする中華包丁じゃないんです。中華包丁にも見た目は同じでも厚さや重さがいろいろあるんですね。全く知りませんでした。

となれば、じゃぁ薄刃の菜切包丁の方が良いんじゃね?ってなことになりまして、欲しいなぁと。菜切も関西と関東と違うんですね。それも知りませんでした。

菜切でもダマスカス紋様でV金10号というかなり硬いステンレス鋼を使ったものがあるのね。これで8500円ぐらい。痺れちゃうなぁ・・・。欲しい。(笑)

しかし不思議なのは、日本人の場合ですと包丁を持つのは圧倒的に女性の数のほうが多いですよね。でもネットを見ていると、あの包丁がどうじゃ、コレが良いの悪いのって拘るのはほんど男性なのね。料理人じゃなくてですよ。

女性って、材質がどうだとか、砥石は6000番ぐらいは欲しいとか、そういうことって全く気にしないんですかね。

私みたいに料理より包丁のほうが気になるやつっておかしいのはわかるんだけどさ。 (笑)

 
 
 

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