マレーシアの物価の上昇が凄いみたいですね

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マレーシア在住の方々のブログを見ていますと、物価上昇が凄いとのこと。って、これはこの数年チラホラ書かれていることですが、どんな感じなのかなぁ。

私達がマレーシアに行こうと決めてからもう8年にもなりますし(笑)、毎年KLには行っていますが住んでいるわけではないので物価上昇しているのかどうかもわかりません。どうしても物価比較はゴールドコーストとするしかないので、毎年行く度(年に一二度)に安いなぁとは思うものの、安さにどういう変化があるのかまではわかりません。

私にわかる金額的なものはいつも見ているコンドのレントぐらいですが、私が気になるコンドのレントってほとんど変化がないんですよ。

しかし退職者にとって物価上昇って本当に困る。収入も合わせて上がるわけじゃないですから。

それどころか私みたいに資産運用で細々食う人間にしてみると、お金そのものが持っている稼ぐ力がどんどん下がってキャッシュがまるで意味を成さない時代になったんですね。今までは債券にしても7%ぐらいで回っていた(昔は10%)のが今じゃ3%を切ってきた。つまり放置するタイプの金融商品に投資する場合は収入が半分以下になったということ。(T_T)

最近はマレーシアの預金金利が高いと喜ぶ人は減ってきた感じがしますが、私が金融資産を動かして生活をするなら年に税込みで10%ぐらいの利回りで回さなければどうにもならないといつも書いている理由がわかったと思います。それを書くと、嘘でしょ?みたいな反応が前は多かったんですが、10%から税金が引かれて、インフレ分は手に付けないとすると、使えるお金なんて微々たるもので、貯めるのはかなり難しいんですね。

逆を言えば、金利を全部食ってしまうと遅かれ早かれ生活は破綻する。あるいは急激に資産価値は下がっていく。ましてや元金に手を付けたらあっという間。

老い先短い年寄りで、最終的には資産は食いつぶしても構わないと考えるなら生き延びることは出来るのでしょうが、私は絶対に資産は減らさないと心に誓っていますので、かなり厳しい時代になってきました。年金も日本の年金は国民年金で年間30万円程度しかもらえませんし。

だからマレーシアに行っても\(^o^)/状態にはなりませんが、でもゴールドコーストにいるよりかははるかにマシ。

それとですねぇ、最後は日本で・・って考えているんですが、老人ホームなりシルバーマンションなりを探さないとならないんですね。私としては元気な内に入居して、いつの日かヨイヨイになったらそのままその関連施設に横滑りで行けるような所が良いと思うんですよ。そしてヨメさんより私のほうが早く逝くはずですが、同じく年金なんかまるで無いヨメさんが死ぬまでそこで生きていけるような原資が必要。

日本を調べてみますと、月々の支払ってびっくりするほど大きな差がなくて、二人で30-50万円ぐらい。でも生きるだけでこれだけは掛かるわけで、病気をしたり、その他もろもろの楽しみの出費を考えたら大変な金額になる。そして入居時のウン千万円はするであろう入居費用。

世の中のジジババってどういう皮算用をしているのか、そういうお金の細かい話ができる友人って私にはいないので、日本で皆さんどう過ごすつもりなのかさっぱりわからず。ま、日本に自宅もある友人なんかは、最後のギリギリまで自宅で住むようなことを言うけれど、誰が面倒うみてくれるんですかね。子供のいない友人に聞いても「どうにかなるし、するしかない」というのだけれど、どういうプランがある?と聞いても何も答えてくれず。

私としてはネットで、こんなところがいいなぁと思うところを探して、一時金ウン千万(さすがに億を超えるところは無視 笑)で、月々の諸経費を50万と見積もって、それを支払い続けることが出来る収入源を確保しないとならない。でもそれでも今の資産を減らすのもしょうがないとは考えませんから、これからの数年間でそれの原資を作らねばならない。

となると税金は払いたくないし、生活費を落とさなければならないので、どうしたってマレーシアに行くしかないわけです。と同時にしっかりお金も稼がないと。そして「日本に帰るための準備」をするという考え方。

本当はマレーシアで問題なく朽ちて行く環境があれば助かるんだけどなぁ。どうなりますか。

あるいは死に場所をオーストラリアに決めるとまた別の金勘定になって、オーストラリアの年金ももらえるようにすることは可能だし(資産と収入テストでパスする必要がある)、どうにかなりそう。私のこちらの知人の多くはここで朽ちていくことを決めている人が結構いるけれど、子どもたちがいること、そしてオーストラリアの社会保障を考えればその選択肢は取るのは当然だとも思うんですよ。

どうにか元気でいられる間はそれも良いのだけれど、ボケてきたり動けなくなった時には、私は日本に帰りたくて気が狂いそうになるのは間違いが無いようなきがするんです。そしてそれ以上に、20年以上こちらにいて、未だにろくに英語も話せないヨメさんが、私がいなくなった後に一人でこちらで生きていけるわけがないんですね。

二人の子どもたちは世界のどこで働き生きていくかは全くわからないし、もしオーストラリアにいたとしても、そもそも子供が親の面倒を見るという感覚がありませんから、やっぱり年寄りは自分で生きて、自分で死んでいくしかなくて、ヨメさんにはそれは不可能だと思っています。

本人は「だいじょうぶよ」なんて強がりを言いますが、こういう強がりをいつも口にだすばかりで、具体的に問題を洗い出して対処するという能力がヨメさんにはゼロですから、その言葉を信用するわけにも行かず、彼女が死ぬまで問題なく生活できる拠点を私が生きている間に作る必要があります。あるいはまとまったそれ用の原資を子どもたちに渡して、後は頼むというしかない。

我々が元気でも世界環境の変化、あるいは日本に何がおきるかわかりませんし、最終的に「逃げる」ようなことになれば、オーストラリアに戻ってくるのが一番だと考えています。やっぱり社会保障が厚いって凄いと思います。

もし、金銭的に余裕があり、計画通りにお金が貯まれば日本に帰る。あるいはマレーシアにそこそこの環境が整えばマレーシアを最後の場所にしてもよいと思っています。

私の年老いた両親は今クアラルンプール在住ですが、父はマレーシアで死ぬと決めています。母は、自分のほうが長生きすると思っていて、もしその時点で動けるようであるならば日本に帰りたいという希望がある様子。

90近い両親でさえそんなことを考えていますから、我々がマレーシアで・・というのは可能なような気がするのですが、両親が今生きていられるのは私の姉が同居しているから。

つまり面倒を見てくれる人がいるのなら、どこに住むのも構わないわけで、まさか私達の息子が同居して死ぬまで面倒を見るよと言ってくれても、なんだか息子と娘って違いますよねぇ。私としても子供に迷惑は掛けたくないですから自分たちでどうにかって考えるのですが、でも子供は子供で違う考え方を持っていると前に友人から聞いたことがあります。

その人のお父さんですが、8000万円の入居費を払って老人ホームに入ったのですが、毎月の費用もかなり掛かるわけですよ。それらはそのお父さんの資産から出されていましたが、友人いわく、今の時代、それだけの金を自分で稼いで貯めこむのはかなり難しいから、お父さんがウンと言ってくれるなら、自分が親の面倒を見て、遺産として残して欲しかったと。

これも一理ありますよね。

老後のお金が足りないからと働く人は少なくないわけで、自分の親の面倒を自分で見ればまとまったお金は出ないわけで、それを対価として相続できれば外で働くよりは良いという計算も成り立つんでしょう。ま、それはそれで問題がいろいろでしょうが、そういうのもアリかもしれない。でもそれは当然、まずは子供の考え方が優先で、親の我儘でどうなることでもないし、また子供がそうしてくれというのを断る必要もないと私は考えるタイプです。

面白いのはヨメさんで、私は絶対にイヤよと言う。(笑)

子供に面倒を見てもらうのは嫌だと。もちろん娘ならちがうのかもしれませんが、息子、あるいは息子の嫁さんに迷惑は掛けたくないというのはよく分かる。

でもそうなればホームなり、生活の経費はとんでもなく掛かるわけで、じゃぁ、それはどうするの?と聞けば、どうにかなるわよ、という。どうにかなるって、それぐらいの金は残してくれるんでしょ?っていう意味にしか取れませんよねぇ。(笑)

気楽ですよねぇ。

でも私としては、自分たちが死ぬために自分たちの資産を食いつぶすのは絶対にイヤなんです。それじゃ、この世に生まれてプラマイゼロみたいな気がするから。四苦八苦して生きてきて、自分と女房が生きて、子供を育てるのがやっとだった人生を認めたくないと思うのです。ですから私は今を出発点に考えることにしていて、「今後」、貯めたり稼いだものが我々の本当の老後のための金であり、老後のために今の資産には絶対に手を付けない、減らさないと誓いを立てています。

で、しっかり稼いで貯められれば、馬事公苑にあるあの凄いところに行くも良いし(笑)、駄目だったら贅沢は言わずにどこでも行けるところに行くか。あるいはオーストラリアに戻って国の世話(年金も含めて)になる。そんなことを考えています。

ですからオーストラリアの永住権を消失させることは出来ないわけで、どうにか保持し続けるような方法を模索しています。

しかし、世の中のジジババってどういう計画を持っているのかまるで聞こえてこないし、ネットで探してもなんかイマイチピンと来ないんですよ。

他人の生き方を聞いてもどうにもなりませんが、何か今の私が気がついていない考え方があるんじゃないかと思うんですが・・・

 
 
 

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