壊れた圧力鍋 その後

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3月に壊れた圧力鍋ですが、また販売店のミスがわかりました。

修理に出せと販売店に言われたので修理特約店に持ち込み、そこではもう部品がないと言われ、それを販売店に連絡するといやあるはずだと。それを修理特約店に伝えると、いや、ないと。

こういうやりとりを私が間に入ってやらないとならないことそのものが私には理解の外なのですが、結局は販売店が返品を受け入れて、新しい圧力鍋を送ってくれることになりました。

ということで壊れたものを送り返したのがもう2週間以上前。その後、何の音沙汰もありません。

一体、どうなっているんだと販売店に連絡をすると、「返品の受け取り確認をしてから新しいものを送る手はずになっていたのに、送られていないようだ。今日、送付する」との連絡。

さて、ちゃんと着きますでしょうか。(笑)

4ヶ月も掛かってたらい回しにされ、何度も何度もこちらがあちこち連絡したり動かないとどうにもならないなんて・・・

これってたまたまこうなったというより、この国が持っている体質だと私は考えています。それぞれが自分の仕事だけしていて、余計なことはしないのが普通。そして何かがイレギュラーなことが起きてもそれを解決しようとか、システムがおかしければそれを是正しようとかそういうことも考えない。余計な仕事ですから。そして「It’s not my fault(わたしのせいじゃない)」と担当者はいうのが普通。「我が社」という感覚がないのね。

解決するにはどうしたらよいのかなんて考えればすぐわかるのに、考えようとしないのか、バカなのか、その辺はわからず。

私はこちらの会社に務めたこともありませんし、客の立場としての付き合いしかありませんが、不思議だなぁと思うことは毎度のこと。

だからこの国の生産性って低いんじゃないかと思いますが、どうもそれはまた違うようで、自分の仕事を片付けるのはかなり早いのね。余計なことに気を使わないからってのもあるのでしょうが、私が見た感じではオーストラリアって日本よりトップダウンの意思伝達が早くて強く、ある意味、軍隊みたいに感じることもかつてありました。相談しながら皆でやっていくという感じじゃなくて、それぞれが決めたことをやる。上からの命令はそのまま実行するという感じ。

私もこちらでビジネスを持っている時にオーストラリア人のスタッフがいましたが、仕事はテキパキやるんですよ。でも想像力がないのね。いわゆる「機械」みたいだと感じたことがあります。そして何かあってもその対処方法がちょっとずれていたり。ただこれは私が日本人だからズレていると感じるのであって、オーストラリア人には普通の反応なのかもしれない。

その辺が私にはわからないまま24年たちましたので、仕事上でも私生活の中でも結局はオーストラリアを理解できませんでした。ですからこの国の経済は競争力を持つなんて無理だし、製造業は全くダメな三流国のままだろうと思っていたし、地面を掘って資源を売るだけの国、みたいな感覚を持っていました。

でもそうじゃないんでしょうね。

オーストラリアのGDPは日本の3分の1程度の規模ですが、一人あたりのGDPが凄いんですね。世界5位。それもトップはいわゆる金持ち小国であって、普通の国とは違う。そういう意味ではオーストラリアはトップと言っても良いくらいなわけですが、なぜ?

これって中国にくっついて資源の輸出が大きかったから?

どなたかこの辺をどう読むのか、ご存知なら教えてください。

 
 
 

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