(多分)オーストラリアから卓上コンロが無くなる

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卓上コンロってあのブタンガスを使う、日本人にはおなじみのあの卓上コンロのことです。前の日記に、輸入禁止になったようだと書きましたが、ちょっとネットで調べてみたら、これはうまくなさそうな動きです。

あの卓上コンロって我々にしてみるとまさに卓上で使うコンロですが、オーストラリア人はキャンピングカーなどでつかうみたいですね。で、それなりに事故が起きているらしい。

あのコンロに鍋を載せる分には良いですが、もしもかなり大きな鍋(ダッチオーブンとか)や鉄板を載せたらどうなるかなんて、バカでもわかると思うのですが、そういうことをやる人がいるんでしょう。当然、熱が逃げずにブタンガスボンベが熱くなる。そして最悪の場合は破裂する。

そういう事故が結構あるらしい。

卓上コンロは「Portable butane ‘lunchbox’ cooker」と呼ばれることが多いようですが、これの製品テストをしたところ、安全性に問題がある製品が多く見つかったらしい。そしてあの卓上コンロってちゃんと「承認番号」がついているみたいですね。それぞれがちゃんとテストを受けて、そして承認され、販売されている。ところがこの3月に、その承認が「取り消された」様子です。

そして今ではあらゆるタイプのシングルバーナーがバンされているとのこと。The ban currently applies to all single burner butane cookers. Certain double burner models are also included.

ですから、輸入禁止になる前に入荷したものは売っても良いというのは間違いで、これも販売してはいけないとのこと。NSWではこの卓上コンロを買うな、返金してもらえ(法律でそれが可能らしい)、そして売っている店があったらFair Tradeに通報しろと呼びかけています。また、古いものは安全ということでもないので、使うなと。

焼肉屋さんとか、和食店の鍋類はどうなっちゃうんでしょうか。これ、多分うまくないはず。

これ関連のニュースは検索すると色々出て来るんですが、どうもよくわからないのは「法律で販売、使用を禁止しているのではない」様子。ただ「認証は取り消された」となれば売ってもいけないし使用もダメってことになるんでしょうか。

ではもしこれがオーストラリアから姿を消したらどうなるか?

炭火で焼きましょう~なんてのは冗談にしても、他の手はあるんですね。つまり、キャンプの趣味を持っていた人はご存知だと思いますが、昔からキャンプ用のガスコンロって売っていて、それは問題がないそうです。そもそも卓上コンロのあのブタンガスのボンベの構造にも問題があるんですね。圧力が高まると破裂するようになっている。でも破裂せずに、圧力を漏らす構造のもあるらしいですが、コンロそのものの安全性が今回指摘されているわけですから、そういうボンベを使えば良いということにはなっていません。

でもキャンプ用品のはLPGの小型のボンベを使ったものとかいろいろあるんですね。私はホワイトガソリン(ランタンにも使う)を使う2バーナータイプのコンロを持っていましたが、そういうのはOKということ。

今の時点ではブタンガスボンベ自体をバンする話は出ていませんが、今後それがどう発展するかわかりませんので、ちょっくら多めにストックしておこうか考えています。

今回のことは簡単に考えないほうが良いと思います。コンロの安全性、そしてボンベにも問題があるのがこのランチボックスタイプの卓上コンロですから、オーストラリアから消える可能性もあるかも。

これって元々日本人や韓国中国人が使うものだったのが、今ではどこでも売っていてかなり広まっていますよね。これに対してLPG業界が動いたなんてこともあるのかもしれません。

 
 
 

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