新しいカメラ欲しい病

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世の中の技術ってどんどん進みますから趣味のカメラもやっぱり一定の時間が経つと新しい物が欲しいと思うようになります。

今、気になる機種ですが、私がかな~~り気に入っているSony RX1Rの新型が出ました。

Sony RX1R II

変更点はいろいろあるのですが、私が気になる点は
◯ ビューファインダーが付いた。(なくても構わない)
◯ 背面の液晶がチルト式になった。(これは嬉しい)
◯ 画素が24万画素から42万画素になった。(私には必要なし)
◯ オートフォーカスが早くなった。(これは嬉しい)
◯ 動体のオートフォーカスも良くなった。(これは私にはたいして関係ない)
◯ 瞳オートフォーカスが付いた。(この機能だけでも買い換えたくなる)
◯ 可変式ローパスフィルターが付いた。(これも私にはたいして関係ない)
◯ WiFi、NFC対応で、スマホから操作ができる。(これもいらないかなぁ・・)

その他細かい違いがいろいろありますが、私が気になるのは上に書いたことぐらい。

今使っている機種は、私としてはほとんど問題点らしい問題点ってないのですが、一点だけどうしても我慢できないことがあるんです。それは今流行の「瞳オートフォーカス」がないこと。今のカメラって「顔検出」が出来るのが普通ですよね。これが一歩進化して「瞳を検出してピントを合わせる」機能が広まってきました。

これって一般的には気が付かないことかもしれませんが、フルフレームのような大きなセンサーに明るいレンズを装着した場合、被写界深度が非常に浅くなるんですね。要はピントがあう範囲が非常に狭くなるってこと。つまり人物を写した時に「顔にピント」が合っても「鼻や耳」じゃ困るわけですよ。普通は目に合わすんですね。それも手前の目。これはポートレートは全てそうなっていると言っていいくらいで、目にピントが合わずに鼻の頭にピントが合ってるような写真はボツになるわけです。

例えばこういう写真があったとします。全体的な感じではこれで良いとしても、問題があるんですね。

顔の部分を拡大するとすぐに分かります。手前の目じゃなくて奥の目にピントが合ってますよね。これじゃボツにするしかないんですね。

これは食事中のスナップ写真ですから別に良いじゃんって言えばその通りなのですが、見る人が見ると「これって・・・」ってなるんですね。

でも食事中の写真に手前の目にピントが来るように微調整なんて出来ないわけですよ。これはカメラの顔検出で撮ったものですが、それ以上どうしようもありません。

ところがですね、瞳検出という機能があると、ちゃんと瞳を見つけてそれにピントを自動で合わせてくれるんですね。これって凄いと思いますよ~。こんな機能が付いていたらボツになる人物写真はかなり減ります。でもボツにするのが嫌なら絞り込めば被写界深度は深くなって、両目にピントが合うようにも出来ますが、それじゃ何のためにこのカメラで写すのか?ってことになっちゃうんですね。

いやいや、こういうシチュエーションなら絞り込むべきだというのもわかります。でも瞳検出機能があれば絞りは開放で明るいレンズを有効利用できるようになるんですね。特にボケが大好きで「開放バカ」なんてあだ名があった私としては、被写界深度の浅い写真が好きなんですよ。

そういう意味で、新型は凄い。そして裏の液晶がチルト式だとカメラのアングルに幅が出来るんですね。手を伸ばして頭の上から写したり、あるいは地面に寝ている猫とか、花を写すのに、自分が地べたに寝っ転がってモニターを見なければならないなんてこともなくなる。(笑)

私はこの二点だけ改善されれば今のカメラに全く問題がないわけですが、ではその二点の為だけに新型を買うべきか・・・・。答えは簡単に出ます。ノーだと。(笑)

なんせ価格を聞いてひっくりかえりそうになりました。どうも40万円を超えるらしい。orz

またこのカメラは単焦点レンズが付いていて、レンズ交換が出来ません。35ミリって私が一番好きな焦点距離なんですが、では旅行にいく時にこれ一台で良いか?となるとやっぱりこれだけじゃ物足りない。広角側もせめて24ミリは欲しいし、望遠側も105ミリぐらいは欲しいと思いますもの。ではそれがカバーできるマイクロフォーサーズとソニーを二台持っていくか?となると、それも面倒で、ではマイクロフォーサーズだけというのも悲しいんですね。

となると、ソニーのA7シリーズを買うしか無いね、なんて声が聞こえてくるんですね。

全くその通りで、RX1Rの新型に替える必要はないにしても、やっぱり新型がでたA7シリーズは気になります。

私は前から書いていますが4Kフォトに興味があるんですよ。動画というより4Kフォトね。4Kの動画からある一場面を切り出すと8Mの解像度の写真と同じなんですね。でも実際にはちゃんと静止画を8Mで撮ったものと比べたらまるでダメなわけですが、シャッターチャンスを逃さないという非常に大きなメリットがある。

このシャッターチャンスって何もスポーツだけじゃなくて、人物でも同じなんですね。人が笑うときに、笑い始めから笑い終わりまで動画で撮ると、その中に「これだ!」という瞬間は必ずあるんですね。でもそれを写真で撮るとなると偶然に任せるしか無い。あるいは連射をすればよいわけですが、プロのカメラマンでもないのに、人にカメラを向けてバチャバチャバチャバチャなんてシャッターがおりたら「お前バカか?」と思われるのが関の山。(笑)

でも動画を知らん顔して撮っていれば、ある素晴らしい一瞬をその中から切り取れるってことなんですね。それと普通の人ってカメラを向かられるとたいてい顔を作るじゃないですか。いまだにピースサインをする人もいるくらいで(うちのヨメさん 笑)、それじゃ本当のいい顔が撮れないんですね。でも動画で撮っていると、相手は写真を撮られているという意識がありませんから自然のいい顔をする。この瞬間を切り出すのが4Kフォトの考え方なんですね。

スポーツももちろん同じで、野球にしてもバッターのバットがボールにあたった瞬間なんて普通のカメラじゃ撮れないわけですよ。素人がここでも連射でバチャバチャバチャバチャなんてことは出来ない。でも動画からその瞬間を切り出すことは難しくない。赤ん坊も同じで、今から泣き出すぞ~なんて瞬間、いい顔するじゃないですか。その瞬間をカメラに撮ることも不可能なんですね。泣く前か、泣いてからの写真しか普通は撮れない。

そんなこんなで4K動画が撮れるカメラを欲しいとずーっと思っていました。ビデオカメラでも良いかと思っていたくらい。あるいはコンデジでも4K動画が撮れるものがあるんですね。でもそれらはそれしか良い所が無かったり。

でもとうとう、フルサイズセンサーを積んだA7R IIに4Kビデオが搭載されてきましたから、これに明るいレンズを付けて撮る動画、あるいは瞳検出で撮る画像はかなり面白いだろうと思っています。そしてA7シリーズは新機種には5軸の手振れ軽減装置が付いたんですね。これも凄い。そしてフルサイズセンサーだけあって、描写が綺麗でダイナミックレンジは広いし、そして静音シャッターもあってまるで音がしませんから、隠し撮り どんな場所でも周りに迷惑をかけずに写真を撮ることができるようになった。

すごい進化ですし、このカメラは良いなぁと思ったんですよ。

ところがこれも価格を調べてみたら価格コムの日本最安値で40万弱。これにレンズを二本買えば60万超え。

ふ~~~~~~~。困ったもんだ。

私はカメラって道具だとしか思っていなくて、綺麗にしたり大事にしたりってあんまりしないんですよ。壊れても当たり前だと思っていますし。でもそういう道具にこういうお金を出す気にはならない。いくら良い調理器具があっても何十万円も出したくないのと同じですよねぇ。

でもま、今のところ欲しいと思うのはSony A7R II。そしてレンズはとりあえずSEL1635Zがあれば良いかな、と。でもどうしても欲しいわけでもないし、今使えるカメラがなくて困っているわけでもないし、まぁ、買うことは無いと思いますわ。

そういう意味ではおもちゃではありますが、360度の全天球カメラ、リコーのTheta Sという新型が出て、私のm15よりは画質向上がはっきりわかりますので、これは買うしか無いかと思ったり。

この360度カメラ。面白いと思うですよね~。解像度がいまいちですが、カメラとしては360度写っているのが1枚の画像であって、我々が見るのはその一部をズームしてみているようなもんで、画質が悪いと思うのは当たり前なんですよね。でも新型はそこそこ良くなった。

ゴールドコーストのチャイナタウンでのイベント。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

時期的にはそろそろ新しいカメラが・・・って思う頃なんですが、どうしてもこれが欲しい!!ってのが無いのは幸せなのかもしれないと思ったり。(笑)

 
 
 

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