配布したインジケータに関して【相場】

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皆さんに配布したインジケータですが、それらをインストールするとMT4がフリーズしたようになるケースがあるのは前に書きました。それはJPN_TIME_SUBZEROが原因だろうと私は想像しているのですが定かではありません。またフリーズしたようでも放置しておくとそのうち動き出すのを私の方で確認しています。

また昨日、ZIPファイルで配布していますが、ファイルの解凍そのものが出来ないという連絡がありました。

こればかりは私には全く理由がわからず、皆さんに配布したものは全て同じですが、ファイルが壊れてしまっている可能性があるのかもしれませんね。そういう方には再送させていただいておりますが、もしまた解凍ができないとなると・・・・・、私にはどうしたらよいのかもわかりません。解凍するするときには(解凍ソフトにも寄るのでしょうが)どのファイルを解凍するか、解凍しないかを選べますので、それで順にやってみるしかないと思います。でも今までの経験ですとおかしなファイルがあるとすれば、自動でそれ以外のものは普通に解凍するはずなんですよね。

また皆さんの反応を見ていますと、初心者のかたが圧倒的に多いようで、「どういうふうに使ったら良いのかがわからない」という方がいらっしゃる。これはチャートを見てもどうにもならないはずで、まず一体自分は何をしたいのか、何をするべきなのかそれはご自分で決めることなんですね。1分足を見た数分勝負、数PIPS抜きが全てではないわけです。

ただ私としては日足を見た長期投資にも使えるようにセッティングしてあるつもりで、いかようにもつかえると思います。つまりトレンドの方向を見て、どこで出撃撤退するべきかのポイントは見えるはず。

でもそれもそれぞれがどういう風に学んできたか、経験してきたかによって、重視するもの、あるいは見ないもの、見方がわからないものなど個人差は大きく、私のセッティングが全ての方にベストであるわけがないんですね。ですから自分のやり方によってインジケータを足したり省いたりして、「自分用のものを作るベース」にすれば良いだけのこと。そういう意味での「基礎的なもの」としては万人向けであろうと思うから配布を開始したわけです。普通のチャートは最初は何も表示されませんから、そこからそれなりのものを構築するのは簡単ではありませんし。

でもトレードの基礎がまるでわからない人は何もわからない。どうしたらよいのかもわからない。そりゃそうだろうと思います。

こればかりは自分で経験するしかなく、巷にある多くの手法を試し、吟味し、どれが自分に合うのかどうかは自分できめるしかないんですね。でも巷には嘘八百、理想論を並べただけの「勝てるかどうかわからない手法」が氾濫していますので注意。ではどうするかですが、私のやり方は一つにわかりやすくまとめたエントリーはありませんが、なぜスキャルが良いのか、スキャルをするならどうするべきかは多く書いていますので、興味がある方は過去記事を読んでいただきたいと思います。

ある人にとっては近道になり、ある人にとっては遠回りになるのかもしれず、それはその方の「目標」によって変わるはず。ただ目標が「儲けたい」みたいに欲望丸出しだと何も見えてこないんですね。「儲けるためには何をするべきか」ここが重要で、「何をするべきか」を決めてそれを目標としないとダメなわけです。で、その「何をするべきか」は個人の考え方や性格によってかなり変わってきますので、他人のものをそのままやろうと思っても無理なんですね。

諦めた人から順に脱落していく、そういう世界だと私は思っています。

配布したインジケータがちゃんと表示されればこのようになるはず。EUR/USD M15です。15分足ね。クリックすると大きくなります。あるいは右クリックして別のタブに表示するともっと見やすいはず。かなり大きな画像です。

もしみなさんのチャートがこれと同じように表示されないケースですが、どうしたら良いのかは私にはわかりませんし、対応できません。またそれぞれのインジケータは標準、あるいはデフォルトの状態で表示されているのではなく「私流にいじってある」のです。パラメータもいじってありますし、デフォルトでは表示するラインを消してあったりかなり変更がなされています。

これが良いのかどうかは上に書いたようにひとそれぞれですから、是非、それぞれのインジケータのEDITをいじってどういう変化があるのかを試して見るのも良いと思います。デフォルトに戻すボタンが付いているものもあるはずですし。ただ、そのデフォルト自体をいじったソフトも中に混ざっているのは前に書いたとおりで、やる気のある方は、元のファイルをネットで探してそれに置き換えてみるのも大切だと思います。

ああ、それと細かいことですが、インジケータの中に「Grid Builder」なるものがあります。これは何かというと◯PIPSごとに横線を入れるものですが、これは非常に大事です。これがないと波の大きさを計ることが出来ないんですね。これで目の前の動きがどのくらいの値幅で動いているか見て、それに合わせて狙うべきPIPS、損切りのPIPSを決めるわけです。このGrid Builderは時間軸によって表示幅を変えないとなりません。1分足なら5PIPS幅で良いですが、日足で5PIPSでは細かすぎるわけです。ですからその時にはGrid Builderを複数表示させて、それぞれを何分足で表示するか変更することによって、1分足でも週足でも見やすくなります。

またFXは大体同じですが、日経225とかGoldとかはPIPSの大きさがそれぞれ違うので、その対象商品に合わせてGrid幅を変更しなくてはなりません。ですから例えば日経225に合わせたとすれば、そのチャートは日経225用としてテンプレートをSAVEするわけです。

ま、この辺のMT4の使い方はわかっているという前提で私は考えていますので、MT4そのものの使い方に関するご質問は受けませんのでご了承ください。

意地悪ではないのですが、なにかおかしかったら自分で考えてどうにかすることをやってください。ネットを検索すればだいたいのことはわかります。それでピンポイントでわかる場合もあれば、解決法がわからずに右往左往することがあると思います。でもそれを経験するからいろいろ覚えるんですね。面倒くさいと思うでしょ?そう思った方は「お金」が頭から離れないからそう思うはずで、そもそもそういう状態でチャート見ても大事なことは何も見えません。金亡者からは金が逃げて行く、金は近寄ってこないと考えて「絶対に」間違いがないと思います。

ちなみに私ですが、誰に何も聞いたことはなく、全て独学です。時間は掛かりますが、実は覚えるのにはこれが一番早いんですね。あるいはMT4の使い方を説明する書籍もありますから、そういうのを読んで基本を学ぶのが普通だと思います。でも多分、そんな基礎的なことも面倒だと思う人がほとんどのはずで、相場の世界ってほとんどの方が「金、金、金」と考える人が多く、勉強しようとしない。

8割以上の人が損をする世界だと言われますが、当たり前ですね。

でもチャート分析にのめり込むのもよろしく無いと私は考えています。今まで半端じゃない数の人と出会い、話をしてきましたが、チャート分析そのものが趣味になっている人も実は多いんです。特に理工系の頭脳を持っている人にその傾向があるようですが、分析を語らせたら凄いけれど、でも売買実績はまるでダメという人が非常に多いのです。ここは気をつけるべき大きなポイントだと思います。

私自身はチャートはインジケータの細かい数値で追っていっては駄目だと考えていて、それぞれのインジケータが出すパターン。組み合わせのインジが織りなすパターン。それを頭に叩き込むだけでどうにかなると思っています。というかそういう風に見ないと私のチャートは使えないはず。カラオケを想像してください。どうして自分は歌えるのか?また歌えない歌があるのか。ここをよ~~~く考えて欲しいのです。相場はこれと全く同じだと私は考えています。またカラオケにも好きな歌嫌いな歌、合う歌合わない歌があるように、チャートも同じで、自分に合う動き、合わない動きがあるんですね。だから合わないと思ったら無理やり参戦せずに静観し、合うと思った時だけ参戦する。

負けるのは、自分が得意でない歌を歌おうとした時と同じ。

こういうアタリマエのことさえわからない人も多いんです。特に日足で分析する人にこの傾向は強く、毎日毎日読もうとするんですね。そんなことが出来るわけがないのに・・・。私はチャートが全てだと思っていますが(ファンダメンタルズは徹底的に無視します)、チャートにのめり込み過ぎますと、いつのまにかチャートは万能だと考えて、いつでも読めるはずだと勘違いするんでしょう。ここも注意すべき大事なところで、自分の好きなパターンが出てこない限り、何もしてはいけないし、読もうと思っても「読めない」と諦めることも重要。

相場の難しさは「待つこと」にあるというのが私の持論です。自分自身を分析して、待つことが大事だと理解できたか出来ないか(いつでも読めると思っていないか?)を知ることは重要で、これこそが勝ち負けに直接関係してくるはず。やる気満々で突撃しても勝てませんから。気まぐれな異性を相手にしていると思えば良い。(笑)

私がスキャルは良いというのはそういう意味でもあるんです。どんどん変化していきますから、待っていれば自分の好きなパータンがいつか出てくるんですよ。ところが長期投資で日足を見ていますと、それこそ「ここだ!」なんていうポイントは年に2,3度あるのかないのか、そんな程度。ましてや日経225なりUSD/JPYとか対象が限られてくると益々、自分が出撃するポイントは減るってことなんですね。

日足って読むのが難しいんですよ。世界の重要人物が何か言ったりするだけで動きが突然変わったり、ニュースももちろんそうでそれに反応して動く。ところが1分足のチャートってそういうことはないんですね。30分なり1時間なりの間に世界情勢が変わることはありませんから。だからチャートを読むのは簡単なんですよ。ただ指標発表や重要人物が何か発言する時間帯は別。

日足を重要視している人でも4時間足に変えるだけでかなり読みやすくなるんですね。

なおかつ時間軸ではなくてティックチャートや練行足だともっと読みやすくなる。今、海外でも練行足を使ったシステムが流行っているようです。当然といえば当然ですが・・・。

そういう意味でMT4でチャートを見るのはそれなりに制限があると考えるべきなのはいつも書いている通り。チャートならなんでも同じだろうなんて思ったら大間違いなんですね。勉強するには良いですが・・・

それと初心者の方に一つ覚悟しておいた方が良いことを一つ。

「手の内をさらけ出す人はいない」と思うべきなんですね。これは私みたいに情報交換を何十年もやっていてもわかることですが、殆どの人は自分がどんなチャート、どんなインジケータを使っているのかも教えないのが普通なんです。こちらが話すと乗ってきますが自分のは教えない。手法もそうですし、中にはどこの証券会社を使っているのか、どうしてそこが良いのかさえも教えたくない人がほとんど。

でもネットではいろいろ書く人がいる・・と思うかもしれませんが、多くは釣りだと思って間違いがなく(証券会社側とかアフェリエイト)、あるいは大事なところは隠して、どうでもよい事だけ書く。でもこれは仕方がないんですね。

私が日本語で情報収集はしないってのはそこのところで、欧米みたいに開かれた環境に日本はありません。日本人の多くはケツの穴が小さいのかどうだか知りませんが、いつもそういう「隠し」を感じます。私が知り合った人の中で、なんでも全てさらけだしますと言ってくれたのはたった一人しかいません。たまにこのブログで話題に出すシドニー在住の方のみです。他の方はこちらから聞いても大事なところは教えてくれない、お茶を濁す。でも私のことは聞きたい、みたいなそんなケースがほとんどです。

ですから私も相手の出方によってこちらの出した方も変えます。これはしょうがないんですね。

私はなんでも大ぴらに書いているようですが、これはまたちょっと違っていて、私が書いていることは常識的なことでしか無いんです。何も秘密にすることでも何でもないわけです。でも私がトレードしている場所を見せてくれ、その時のモニターに何を表示させているのかも見たいと言われるとやっぱり私だって嫌なわけですよ。出し惜しみをするわけではありませんが・・。でも教えても構わないようなことでも隠す人のほうが圧倒的に多いのがこの世界なのね。

というか、何でも教えてくれる人って「どうせ真似はできはしない」という考えもあるんだろうと思います。昔、邱永漢氏が対談で言っていた言葉が忘れられないのですが、聞き手の「それだけ手の内を公にして大丈夫なんですか?」に対して邱永漢氏は「大丈夫なんですよ。私の手の内を知っても誰も実行しようとしませんから」と笑っていた。

ま、これも真理なんでしょう。実行しないのか出来ないのか・・・。

だからやる気がある人はなかなかちゃんと勉強する環境にはないのを覚悟するべきですし、それでもと思うなら、欧米の会社が有料でそれなりの教育システム、売買システムを販売していますから、それを利用するほうが早いと思います。あるいは、有志が集まっての勉強会に参加する。これらは誰でも入れるわけでもないし、またその集まりの中で知り得たことは絶対に口外しないと約束があるのが普通で、なおかつ、聞くばかりではなくて自分も皆にとって有益な情報は出さないとならないのが普通じゃないでしょうか。

ま、相場でうまくなるにはそういう壁も乗り越えていかないとならないんですね。ネットにある情報、証券会社が出す情報、山のような書籍を読んでどうにかなるほど簡単じゃないのね。でも書籍を読むなら海の向こうから来た物のほうが良いと思っています。和訳もあるから心配無用。

では私のおすすめの書籍があるかというと・・・、うーむ、難しいです。ベストってのはなくて、やっぱりいろいろ読まないと。有名トレーダーの書籍は一応目を通しておいたほうが良いと思いますが、自画自賛本もあるので注意。(笑)

チャート分析に関しては月刊誌が出ていますからそれが良いと思います。英語です。私はもう購読をやめてから10年近く経ちますが・・。

オンライン版もあるはず。

Technical Analysis of STOCKS & COMMODITIES – THE TRADERS’ MAGAZINE

 
 
 

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