我が家がマレーシアに拠点を移そうと決めたのが2007年です。もう9年ですかぁ。あっという間。MM2Hを取ったのは2008年。それから今までは「マレーシアに行くという仮定」で生活していましたので、なんでもかんでも「保留」みたいなもんで、時間が止まったような「何かを待つ」だけの生活がダラダラ続いたような気がします。
すぐに行動できなかった理由はいつも書いている通り「自宅」の存在で、これを処分せずにお国替えをすることは不可能でした。本来は2008年の時点で、すぐに自宅を売却しマレーシアに行く予定だったのが、リーマンショックにちょうどぶち当たってしまいました。まぁ、これの我が家への影響って半端ではなくて、豪ドルも3ヶ月の間に対円で約半分に下落しましたし、不動産市場も完全にクラッシュして、「もう俺は終わりだ・・・」なんて思っていました。(笑)
でもジッと我慢をしていればいつか戻ってくるだろうと「甘い期待」を持っていましたが、「世の中は常に自分の期待と逆に動く」という法則があるかのごとく我が家は低空飛行を続けるという状態が続きました。ま、それもやっと2015年にどうにか「解決というより見切り」をしてやっとマレーシアに行ける準備が整いました。
この間、私はずーーっとマレーシアウォッチングをネットでしていました。他にやることもありませんから。(笑)
でもやっぱり見る場所に偏りがあったのでしょう。「マレーシア讃歌の大合唱」を常に聞いていたようなもんです。
私はマレーシアのことは全く分からないにしろ、若い頃からグアムやアメリカ本土への移住機会を狙っていましたし、38歳の時には(なぜか)家族とともにオーストラリアに渡って25年も経っちゃいましたし、「お国替え」とはどういうことであるかに関してはわかっているつもりです。最初は誰でも頭に血が上り\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/になるのはどこの国を見ても同じで、でも段々と現実が見えてきて「感動の出来事は単なる日常に変化」し、また冷静さも出てくるし、生活に支障がでる問題点が地元にはたくさんあるのもはっきりわかるし、でももちろん良さもありますが、頭に血が上っている状態では見えなかったことがたくさんあるのは間違いがない。
これはマレーシアとて同じはずなんですが、マレーシアを生活の拠点とした場合「何が問題になるのか」を探してもほとんど出てこないんですね。ほぼ全ての人が\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/状態に見えました。また中には「マイナス面を書いては行けない、しゃべってはいけない暗黙の圧力(これをプラス思考という)」がある集まりもありまして、なかなか本音、問題点が見えてきませんでした。
ただこのブログを通して、また個人的な繋がりから、長くマレーシアで生活をしている人、そしてロングステイじゃなくてマレーシアに根を張って生きている人たちと知り合うことが出来、話を聞いてみるとやっぱり\(^o^)/状態はとっくのとおに終わっていて、冷静に見たマレーシアのPros&Consもだんだんとわかるようになってきました。
それでも実際にマレーシアに短期旅行で何回か行くだけで、「え~~~?マレーシアってこんなだったの?」と思うことはたくさんあって、やっぱりネットでの情報収集なんてまるで意味が無いと思ったくらい。
ま、結局は自分で経験するしか無いという当たり前のことに気がついてから随分経つのですが、それでもネットでの情報収集は続けていました。主にブログですが、やっぱり\(^o^)/状態の人がブログを書くという(どこにでもある)パターンは変わらず、私としては行き詰まるというか食傷気味というか、もっと大事な話があるだろうと思うことが常でした。ただブログもいろいろでそれぞれが狙っているものも違って、多岐にわたっていますのでそれぞれに価値があるのは間違いがない。でも価値無いじゃんと思うものも未だに存在するのね。(笑)
それの筆頭は「XXXXを手に入れました」とか「XXXXの美味しい店です」とか書いてあって、「おおー、そりゃ凄い」と読み続けていくと、その店がどこのなんていう店か書いていないのね。これにはひっくり返るくらいびっくりするし、読んで損したと思うことも未だによくあります。これに関しては、「情報を書くならもっと詳しく書いてくれ~~~」といつも思っています。あるいは「XXXXはXXXXXです」と書いてあっても、それの情報の出どころを書いていないケース。これは結構あって、裏とりが出来ないんですね。
中には非常に大事な情報もあって、(やめとけばよいのに)「その情報の出どころを教えて頂けませんか?」なんて私は聞くこともあるんですよ。するとほとんど全ての人は「俺の書いたことが信用出来ないのか?」という反応なのね。まぁ、その気持はよーーくわかりますが、情報交換の基礎、お約束を知らないのか、それとも「俺はこれを知っているんだぞ」と言いたいのか、まぁ、困ることは日常茶飯事。
でも最近、ちょっと流れが変わってきたと感じることも増えて来ています。
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/の書き込みが全体的に減ってきて、ポツリポツリと本音が見えてくる書き込みが出てきたように感じるんです。でもなかなか書きづらいことでもあるんでしょう。やっぱりそれを詳しく書いたり、それに対して自分はどうしようとしているのかとか突っ込んだ話にまでは発展していないと感じます。でもなんとなく今までとは違う感じの内容も出てきた感じがしています。またマレーシアに限らず「ロングステイ限界説」ってのはどこにでもあって、なぜか3年なんですね。これって結婚と同じで3年も経つとアラも目立ってくるんでしょう。で、浮気心も出てくる。(笑)
だからどこでも3年も経つと「引き上げる」「移動する」という動きが活発化するのは同じのはずなんですが、その内容がネットではまるでわからないんですね。ゴールドコーストも同じで、3年経つと随分皆さんの意識が変わってきて、5年、10年、20年と節目節目でやっぱり皆さんが変化する。特に子供がいる家庭は子供の成長に合わせてありとあらゆる問題が出てきて、3年どころか数ヶ月、あるいは毎年、何かが起きて変化するのが普通で、これらもその本人と付き合いがない限り、何が起きたのかはわからないんですね。どう対処しようとしてどう成功したのか、失敗したのかもわからない。
ただネット上でわかることは「ある日ある時、ブログの書き込みが止まる」ってこと。
ネットで情報収集をしている方からすると、「なぜあれだけ一生懸命だったブログを中止するのか」ってところこそが一番知りたい所なんですね。あるいは突然「本帰国することになりました」で終わったりするブログも同じで、何が起きたのかが全くわからず、そういう重大決定をした背景こそ一番知りたいんですね。
そんなことを友人に話した所、「ブログはエンターテイメントだと思うべし」と言われまして、こいつはすげ~、達観していると関心しましたっけ。(笑)
でもま、楽しみだけではなくてマレーシアにロングステイする予定のある人は知るべき有益な情報を発信していると思うブログもありまして、最近、私が注目しているブログを紹介します。ブログ村のランキングからブログを見ている方はご存知だと思いますが、生活に密着した詳しい、そして知るべき情報を書いているブログは珍しいと私は思っています。
この方が「不都合な真実」という言い方をするんですが、なるほどと思いました。私が知りたいのはまさにそれで、物事に光と影があるとすれば影の部分も知りたいわけです。
また昔、あるSNSで知り合った友人ですが、彼も凄い。わからないことは彼に聞け、彼のブログを見ろと言っても良いくらい、細かい情報を書いているブログもあるのね。
また漫画付きの異色のブログもあるし、この主は非常に真面目で正直で心の微妙な変化も伝わってきて、面白くてなおかつ参考になるブログ。
その他、私の好きなブログって結構ありまして、どうせブログの紹介をするなら全部しなくちゃとも思うのですが、割愛させてもらいます。m(_ _)m
でも、誰にも教えたくないブログもあるんですよ。(笑)
それは内容がどうのこうのじゃなくて、その主の「優しさ」がヒシヒシと伝わってくるブログ。お年は召しているような女性で、ご主人は駐在かな?自営かな?
こんな優しい女性が世の中に存在するんだ?と私としては小五月蝿いヨメさんの顔が浮かんで来ちゃうんですが(笑)、その人のなんてことのない日常の話を読んでいるだけで、人間って素晴らしい~~~なんて感動してしまうブログ。私みたいに肉食系で頑固で生意気で戦闘的な感じとは対極にあるような女性。
教えたくないというより、そのブログを私が大好きだというのを書くのが恥ずかしいって感じでしょうか。(笑)
ま、どのブログが良いとか悪いとかじゃなくて、いろいろあるのが本当に面白いって話です。 m(_ _)m