山芋って美味しいですよね~。大好物。
でもゴールドコーストには山芋はない。でもヤム芋はある。季節なんでしょう、あちこちで売られるようになりました。
ヤム芋?なんて思う人がいると思いますが、私はあれは山芋だと信じることにしています。(笑)
ヤム芋ってお菓子に入れたり、茹でたり焼いたりするのが「南太平洋の人々」の食べ方ですよね。中華でも使うけれど「生では食べない」。
しかし私は「絶対に」生で食べる。\(^o^)/
でも山芋にもいろいろあるようにヤム芋にもいろいろあるのね。まず「赤(紫)」と「白」がある。できれば白が良いけれど、見た目ではわからないので、ちょっと爪で引っ掻いてみるとすぐわかる。あるいはヘタ(?)が付いていればそこの色でわかる。あとは、形、固さもいろいろ。
今回買ってきたのは残念ながら「赤」でした。そして形が長芋みたいにすんなりしている。
おっといけねぇ、写真を撮るのを忘れました。でもこんな感じ。
断面。
ヤム芋って普通はかなり「ドロっ」としていて、擦っても団子状になるぐらい。で、特徴としてすぐ色が変わるんですよね。色は白が良いと思うのはそれが理由で、赤は時間が経つと恐ろしい色になる。でもま、日本の山芋と同じで「酢」を使うと変色しない。またチクチクもなくなる。
ということで、酢を入れた水の中でしばし放置。
擦ってみたけれどかなり柔らかい。形もそうだけれど長芋に似ている感じ。ところで私は「ドロっ」とした山芋が好きで、長芋みたいに「サラッ」としたものは好きではないどころか、イラつくぐらいに嫌い。
で、残念ながらこのヤム君はサラっとしている。(T_T)
これに生卵、出汁醤油、ワサビを入れてみる。
味見をしてみるとやっぱり長芋みたいだけれどしょうがないですね。普通はこのぐらいのほうが好まれるのかもしれない。ドロっとしていて団子になるようなやつはアクも強いし、痒くなるのも半端じゃないし、でも出汁で薄めれば極上の山芋となる。でも注意しないとならないのはその強烈なヤム芋を生で食べた場合、胃腸の弱い人はやられてしまう。
これを単にご飯に乗せて、刻み海苔を乗せて、これで完了。
これはお上品に食べてはいけない。一気にかき込む!!
美味しい・・・・・・・。こんな美味しいものが世の中に存在するのかと思うぐらい美味しい。
でもサラサラでパンチがないけれど、久しぶりのヤム芋としては80点。
ヤム芋って買うのが結構難しいんですよ。青臭いのも中にはあるし。出始めってこんな感じかもですね。水々しくて青臭いのもあって・・みたいな。でも冬が過ぎ、春先になってくるとずっしり重くてドロっとしたヤム芋が増えてくる。
マレーシアには間違いなく売っているし、楽しみだ~。和食材を置いているスーパーには山芋があったようだけれど、私の一番好きな、あの「手のひら」みたいな山芋(イチョウ芋?)じゃありませんでした。売っていたものは長芋だったかな、あれは。でも私は長芋は大嫌いなので、長芋を食べるぐらいならヤム芋の方がはるかに嬉しい。
私がヤム芋を食べるようになったのは18歳の時にグアムに行ってから。彼らはヤム芋、そしてタロ芋を食べるのだけれど、もちろん生では食べない。でもグアム人の中にはヤム芋を「トロロ」と呼ぶ人もいてびっくりしたっけ。聞いてみたら、日本軍が占領していた頃、ヤム芋を日本兵たちは「トロロ」と呼んでいたらしい。
彼らはヤム芋を生で擦って食べながら、遠い祖国日本を思い出していたんでしょうね。私と同じ。(笑)
山芋を売っていればもちろんそれが一番だけれど、山芋がなくてもヤム芋があれば私は幸せ。
ヤム芋、美味しかった~~~。まだ半分ある。どうしましょうかね。お好み焼きに入れるのも良いなぁ。