「『病み上がり』は大変な差別」は差別か?

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はい、鳥越氏の足を引っ張るダボでございます。

前に出した「バイキング」の動画の中で鳥越氏が小池氏に食ってかかる場面がありました。小池氏が「病み上がりの人を出してきた」と言ったことに関して。

鳥越氏は「病み上がりというレッテルを貼って人を差別する。がんサバイバーは何もできないイメージを与える」と。

これを聞いてどう思います?

がんサバイバーが大きな東京を背負ってちゃんとやっていけるのか?というのは都民の声じゃないですかね。全く問題ないって思いますか?

選挙に健康診断は無いけれど、責任ある地位に付く場合は健康診断があっても良いくらいで、企業でもなんでもトップ人事を考える時に「健康リスク」は当然考えるでしょう。

鳥越氏は「私は聞く耳を持っている」というのなら、都民のその心配を払拭するぐらいのことはするべきで、複数の医療機関から「健康診断書」を出してもらって公開するぐらいのことは言われなくてもやるべきじゃないですかね。でも彼は「大丈夫」という自己申告だけ。

病気や障害を持っていたり、将来的に不安がある人を差別するべきじゃない。当たり前の話じゃないですか。でも適材適所は必ず考えるはずで、都知事の場合は普通のデスクワークとは違うわけだし、本当に大丈夫なのか?と心配する人を安心させる行動を彼は自ら取るべきでしょう。もちろん健康診断書に問題が無ければ良いわけでもないし、誰だっていつ病気になるかわからないし死ぬかもしれない。でも少なくとも彼の場合はリスクが見えているのだから、「大丈夫だと都民を安心させる何らかの行動を見せる」ことが必要だと思うわけです。

これは彼にかぎらず誰でも同じで、代替が簡単にできないポジションに立つものの責任だと私は思う。それともそのリスクがあってもトップになるべき人ってことなのか?

小池氏は「健康的に不安がある【鳥越氏が都知事になること】」を心配しているわけであって、がんサバイバーと誰も彼もひっくるめて差別しているわけじゃないのは誰にでも分かる。だから彼は「私は大丈夫だ」ということを証明するべきであって、世の中の「病み上がり」をまとめた話に転嫁するべきじゃないと思う。

「差別はいけない」という根本があるのは良い。でもそこから「区別もいけない」「皆、同じ」に結びつけるのはおかしいじゃないですか。彼らの論理だと「適材適所」も差別に聞こえてきます。

彼に健康的な問題は無いのか。これは誰しもが考えることで、昨日出した動画に3分で選挙演説が終わって支持者も文句をいう場面がありましたが、彼ら支持者でも健康のことを心配しているのがはっきりわかる動画でした。

そりゃ「私が都知事になったら都政にリスクが生じます」なんて口が裂けても言えないだろうけれど、「私は大丈夫」って自己申告だけで良いのか?

「多くの人の思いを口に出した【小池氏】に噛みつく」って、自分に都合が悪いところの論点をごまかして、一般論としての差別につなげるっておかしくないか?

私としてはこの一件の「小池氏の発言をあってはならない差別と思うかどうか」のアンケートを見てみたいと思いますわ。

オリンピックの金メダル候補が、もし健康に問題があっても「最後のチャンスを欲しい。勝つ自信はある」というのならそれもアリだろうけれど、多くの人の不安を「私は大丈夫」で片付けようとする、それで良いと思う人だってところにこそ、この人の大きな問題点があると私は思うわけです。これって最初からそうで、「参議院選の結果を見て」とか「改憲反対」「反安倍」で都知事になるっておかしいと思うんだよなぁ。国政も都政も一緒で良いのか?

頼むから都政について語ってくれ~~~~~~~~~~。

青島だ~の青島氏が選挙運動はしないと言い出してそれで当選しちゃったのを思い出すし、パンパカパ~~ンが大阪府知事になったり、芸能人やスポーツ選手が参議院議員に当選して「これから勉強します」とか・・・・。

世界ってそんなもんか?

「支持政党なし」という政党が今回の参議院選でもかなり票を取ったけれど、あれをバカにしては駄目なはずで、彼らに「積極的に」投票した人たちの思いも聞いてみたい。

でもま、理想論を言っても無駄で、やっぱり左だろうが右だろうが、自分がこの人、この政党と思うところがあれば、「どんな手を使っても勝てば良い」ってことになるんだろうか。

多分そうするしかないんだろうけれど、それを思った時に、このどこからともなく湧いてくる恥ずかしさってなんなんだろうか・・・・・。勝っても負けてもすっきりしない。

 
 
 

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