ポケモンGOに陰りが見えてきた、と思う&年寄りは関連銘柄の空売りで遊ぶのも良し

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日本でも凄いことになっているポケモンGOですが、私が様子を見ている限り先行しているアメリカではもうすでに陰りがでてきたような感じがします。ネットで見ているとやっぱりアメリカの情報が圧倒的に多いのですが、頭打ちどころか冷えてきた感じがしないでもありません。それとも落ち着いてきたと言うべきか。

ドラクエにしてもFFにしても、また有名なネット対戦型で大流行したゲームっていろいろありますが、あれも全世界では半端じゃないプレイヤーがかなりの長時間プレイしているはず。でも家に引きこもっているからそれが目に見えないだけの話で、ポケモンGOは「目に見える」だけのことで、それも一気に短期間にプレイヤーが増えただけと考えるのが順当のような気がします。

私は昔からのゲーム好きですが、どうもポケモンGOが大きく流行るようには思えないんです。

○ ストーリー性がない

ストーリー性って非常に大事で、自分だけではなくて仲間がいて、敵がいて、それぞれが関わりながら話は進展していく面白さってのがゲームの良し悪しを決める大きなポイントだと思うんです。流行るゲームってかなりここはうまく考えられていて、マンネリしそうな時に次に大きな進展があったり、飽きさせない。どうしても次が気になる。やめたくてもやめられない。その辺がどうなっているのかは大事な要素だと思うのですが、ポケモンGOにはそれがないんですね。ただ延々ポケモンを集めるだけ。

○ レベルアップが難しく、レベルが上がっても面白くない

プレイし、何かを集めたり敵を倒したり、クエストをクリアするとレベルが上がるのが普通ですが、ポケモンGOはどれだけポケモンを集めたか、ジムで勝ったか、アイテムを取ることなどでレベルが上がりますが、最初は簡単でも、段々とレベルを上げるのは難しくなるのは当たり前にしても、これがかなり厳しい。どのレベルでもポケモンを捕まえたポイントは同じ(のはず)で、レベルが上がってくると相当な数のポケモンを捕まえないとなかなか上がらなくなる。また普通のゲームは、レベルが上がると自分も強くなるけれど、どういう個性を持ったキャラクターに育てるか方向性も決められるのが普通。また装備品が増え、呪文も使えるようになったり、見た目も格好良くなり(ここは大事な要素)、そして敵もどんどん強いのが出てくるからそこに楽しみがあるんですね。ずーっと同じような敵を倒し続けるということはあり得ない。でもポケモンGOはその楽しみがない。

レベル20以上まで進む人ってかなり少ないんじゃないかなぁ。

○ 上達する面白さがない

上のレベルアップと関係してきますが、どんなゲームでも上達するとスムーズにゲームが進行するようになるんですね。でもポケモンGOは多少難しくなっていくけれど、どんどんプレイに慣れて上級者になる面白さは無いと思う。

○ 仲間と一緒に楽しむ要素が少ない

自分一人でプレイするゲームでも、ゲームの中で他のキャラクターと協力が必要なのはどんなゲームでも同じで、今のネットを介したゲームの多くは、参加者がそれぞれ違うキャラクターをプレイして、皆で進めていく。また敵も誰かがプレイしているのであって、そこに「リアルな人」がいるんですね。上手い人もいれば下手な人もいて、レベルは調整するにしてもプレイヤーの個性が出るからゲームが非常に複雑になり、また作戦をどう立てるかで結果がまるで変わる。しかしプレイしながら他のプレイヤーと相談し、連携して進めていく面白さがポケモンGOにはないのも同然。たとえそこに人が介在しないにしても、ゲームの中に多くのキャラクターが出てくるのは普通で、たった一人でモンスターを集めるのが基本というようなポケモンGOみたいな単純なゲームは珍しい。

○ ゲームは引きこもるから面白い

この辺を指摘する人がいて、なるほどと思いました。自分の好きな時に誰に気兼ねなく、休みには10時間でも20時間でも(笑)一人でどんどん進めていけるから面白いのだと。いちいち外に出て移動を続けなくてはならないゲームは必ず飽きるとのこと。これは確かにそうだろうなと私も思う。そしてゲームの面白さはキーボードやマウス、コントローラーを操作し続けるところにもあるのに、ポケモンGOにはそれがないので快感を得られないと。

○ そもそも金を掛けて作られたゲームじゃない

いや、金は掛かっているのかもしれませんが、プログラムそのものには金が掛かっていないように見えるわけです。キャラクターの綺麗さや精細さ、複雑な動き、リアル感があるわけでもなく、見ているだけでも面白い近年のゲームとはかなり違う。

我が家のゲームオタクの息子たちもポケモンGOには全く興味が沸かないというのもそういうことだろうと思います。いわゆる「のめり込むタイプ」のゲームじゃないんだろうと。ポケモンGOをするためにウロウロ歩くのは飽きるし、その為に遠くに行くのも億劫になる。でも逆に、普通の生活の中でフト思い出した時にやるには面白いはず。でも上に書いたような基本的なものがないのでやっぱり飽きるんじゃないかなぁ。レベルが上がるに連れて、疲れるだけみたいな。

ただし、実際に古くからのポケモンに凝った人もいるわけで、彼らが今、良い大人になっていて、彼らがポケモンGOのプレイヤーのコアになるであろうことは間違いがないにしても、ポケモンの原点の面白さがわからない人、私もそのタイプだけれど、新たなポケモンGOの面白さが理解できないのだろうと思う。

でもリアルな風景の中にポケモンが出てきて、それを捕まえるという新鮮さは凄いものがあって、これに飛びつく人は多いはず。だから私もプレイしてみたわけですが(笑)、ポケモンGOの面白さは「そこしかない」と思います。

でもストーリー性もなくてゲームそのものはあまりにも単純過ぎる、レベルアップがかなり難しくなる、レベルアップしても楽しみが少ないのは間違いがないし、どんなもんでしょうね。最初は良いにしても・・・。

そしてその傾向が、もうすでに先行して爆発的に流行ったアメリカには見えるような気がします。でもオーストラリアではどうなのかはわかりませんし、実際にプレイしてそれなりにレベルも上げた知人がいるわけでもないし、その辺の意見を直接聞いたことはありません。

つまり何が言いたいかというと、「上がってる株を売るのは面白い戦略」じゃないかと。(笑)

任天堂は直接の大きな利益には結びつかないのはハッキリしたし、マクドナルドがどれだけの大枚をはたいて連携しているのかわからないけれど、前にも書きましたが「本業で食えないような企業は所詮うまくいかない」のは間違いがなくて、他力本願のマクドナルドはブームが去ってからの落ち込みはまた凄いことになるかと。彼らがどれだけ投資して連携しているのかわからないけれど、それの回収さえもできるのかどうか。

また任天堂だけじゃなくて連想ゲームのようなポケモンGO関連銘柄も多く、冷静に考えて会社の内容を見れば、空売りに面白い銘柄は必ずあるはず。

若者はポケモンGOで遊ぶ。年寄りはポケモンGO関連銘柄の株で遊ぶ。

これも良いんじゃないですかね。(笑)

 
 
 

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