「マッドクラブ@NSK」をやめればよいのに買ってきた

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またマッドクラブを買ってきました。今まで何度トライしましたかね。全部、大ハズレでした。って、もしかしたら私たちはゴールドコーストで捕りたてを食べていたからそう思うのかも知れなくて(庭の前の川でいくらでも捕れた)、ハードルを高くしすぎているのかも・・・。

でもそんなはずはないって思いがどこかにあって、買って後悔し、買って後悔しを何度も続けているのに、また買ってきました。

2杯。XXLのオス。メスを買おうと思ったのですが、小ぶりなので断念。(マッドクラブは大きくないと美味しくない)

生きたまま茹でたり蒸したりすると足がもげますので、必ず殺してから調理しますが、今日はオーストラリア式に「冷凍庫」にいれて殺しました。

で、今回は茹でずに蒸します。

甲羅を下にして・・・

15分蒸しました。

さてさてどんな感じでしょうか。

ミソは皆無・・・。どこを探してもない。(T_T)

それでも爪にしっかり肉が詰まっていれば良いのですが、【やっぱり想像したとおり】スカスカ。(T_T)

しかしマッドクラブに限らず「蟹」って難しいですね。ゴールドコーストでマッドクラブを一日に5杯捕まえて全部いっしょに調理したことがあるんですが、同じ日に捕まえたマッドクラブでも身の入り方がまるで違うんですね。

重いのを・・・なんて良く言いますが、マッドクラブってそもそも重いし(殻も厚い)、重さで見るのって難しいと思います。私は「色」で見ていまして、茶色で汚い感じのほうが身が詰まっていると思っています。緑っぽいのは脱皮から大して時間が経っていないんじゃないかと。でも成長過程にあるわけだから本当は緑の方がよいのかもしれない。

ヨメさんが食べたほうは私のよりスカスカだったようで、「もう買って来るのはやめなよ~~」と言っておりました。

単純に蒸しただけですが、これで美味しかったら中華風に炒めてみようとか思っているのですが、いまだかつて「良い素材」に出会ったことがありません。

あああ、それと上に出した写真をまた出しますが、炒めたり鍋にする時にマッドクラブはかなり注意しないと悲惨なことになります。

甲羅や足の部分をよーーく見てください。土がうっすらついていますよね。マッドクラブはまさに泥蟹で泥地の汽水域に生息しているんですね。だから捕れたばかりの時には「泥まみれ」です。これがこびり着いていてなかなか綺麗に取れないんですよ。

この「泥」をかなり綺麗に落とさずに調理に使うとかな~~り悲惨な事になります。我が家では一度マッドクラブを鍋にして食べようとしたのですが、洗い方が十分ではなく、結局、「全て廃棄」することになった経験があります。

でもこの泥を綺麗に落とすのって結構大変で、ましてや普通は「生きている内」に綺麗にしますよね。殺してからやればよいのですが、マッドクラブって半端じゃなく「戦闘的」な蟹で、もしあのハサミで指を挟まれますとこれまたかなり悲惨なことになるので要注意。

それともともと大味で美味しい蟹じゃないですから、かなり大きな蟹じゃないと食べてもつまらないんですね。細い足をしゃぶるみたいな食べ方は合わない。「うわー、大きい~~。この爪、凄い~」なんて旅行者受けする蟹でしかなくて、日本人的な「蟹のイメージ」でマッドクラブを食べると全然おもしろくない。そもそもマッドクラブが美味しい蟹なら日本で「全国区」になっていてもおかしくない。多分、流通しているのは鹿児島漁協か離島ぐらいか。

でもかなり大型で、しかもミソもたっぷり、きっちり身が詰まったのに当たると、その満足感は計り知れない・・。(笑)

マッドクラブはもう食べないことにしたと、かなり前の日記に書きましたが、私としてはゴールドコーストで普通にいる程度のマッドクラブをマレーシアでも見つけないと、なんだか悔しいんですよ。

オーストラリア在住の友人たちにいつか言いたいんです。

「マレーシアのマッドクラブを知らずにマッドクラブを語るべからず」と。(笑)

でも今の時点ではオーストラリアの友人たちに「マレーシアでもマッドクラブが食べられるんだよ」とは言いたくない。

じぐそ・・・・・

 
 
 

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