なんでマレーシアで食べるマッドクラブはミソは入っていないしスカスカなのかいろいろ考えていました。
そもそもミソって脳みそでもなくて、消化器官なんですよね。そして肝臓の役目も持っているはず。
つまり、ミソが入っていないってことは「絶食状態に長く置かれていた」ってことじゃないかと思うんですよ。身がスカスカなのも当然それと関係がある。
つまり、買ってきた「活」の状態のマッドクラブをそのまま生かせて、餌も十分やってみたらどうなるのか。
前にマッドクラブを捕まえて大きなバケツに入れておいたのを、そのまま2日間忘れて放っておいたのですが、あのマッドクラブって本当に生命力があるというか、全く弱っていなかった。で、そもそも蟹って鰓呼吸にしても常に水の中に居ないと駄目ってことは無いんですよね。
だから水深5センチぐらいあれば大丈夫だろうし、酸素は自分で頭を出してブクブクやるから心配なさそうだし、そしてマッドクラブは雑食で肉でも魚でも与えれば食べるはず。ちなみにゴールドコーストでマッドクラブを捕まえるカゴに入れる餌ですが、私は鶏のガラとか餌用に一番安いマトンを買ってきたりしていました。もちろん魚の頭でもあれば良いんですが、それだと他の魚がカゴに入ってきてそれを食べちゃうんですね。でもさすがに鶏肉やマトンを食べるのはマッドクラブぐらいなもんで(黒鯛もなんでも食べる)(笑)、エサ持ちが良いから肉の方が良かった。
つまり、大きくて深いプラスチックケースにちょっと薄めの塩分の水を入れ、そこにマッドクラブを放置したら結構生きるんじゃないですかね。で、冷蔵庫の余りものの肉とか魚を食べさせてみる。
それこそ「カメ」を飼うような感じで飼えるんじゃないかと。
で、餌もしっかり食べて、太って身の入りもよくてミソもたっぶりのマッドクラブになるかも。
でも2-3週間でも飼ったマッドクラブを食べる気が起きるか?
無理だろうなぁ・・・・。(笑)
マレーシアのマッドクラブはインドネシアやスリランカから入っていると聞いています。ま、この辺はどこにでもいるはずで、どこから買うかはコストの問題だと思うものの、どちらにしてもマッドクラブは半端じゃなく凶暴ですし、爪の力が半端じゃないですから「必ず紐で結んで」ある。当然爪が使えなければ餌があったにしても食べることは出来ない。(餌がないと共食いもする)
その状態で輸入されどの程度生かされているのかわかりませんが、どんどん身は細り、ミソはなくなっていくんでしょう。
我々が食べているマッドクラブは「栄養失調状態」なんだろうと。
そう考えるとゴールドコーストで食べていたマッドクラブは「捕まえたその日」には食べちゃいますから、ミソや身の入りも良かったってことじゃないかと。
飼ってみようか・・・・・
無理だろうなぁ・・・・・