イトヨリって魚のことですからね~~。マレーシアでは「Ikan Kerisi」と呼ばれている魚。
Ikan Kerisi
これを買ってきて塩焼きにしたらそこそこイケたと書いた日記。
ま、美味しい~~と感激したわけではないですが、「塩焼きにしたらそこそこイケた」ということでもマレーシアでは珍しいと思うわけで、色々考えていたんですよ。
この魚はもしかしたら「大ヒット」かもしれないって。
ということで、また実験をしようとイトヨリを探したのですが、どこにも売っていない。orz
ま、近々、「卸売市場」に連れて行ってもらうことになっていますので、良いイトヨリを是非入手したいと思っています。
卸売市場で良い魚を手に入れるというと、「刺し身」にする魚?って思うかもしれませんが、実は私が好きな刺し身ってやっぱり「マグロ」なんですよ。もちろん他にも好きな魚がありますが、どうにかして刺し身になるような魚を探したいという欲求は知らないうちに消えていきました。クアラルンプールの大衆向け(なーんちゃってではない)日本料理屋でもそこそこ美味しいと思いますし。
マグロに関してはどこを探しても無理で、こればかりは「和食材の卸問屋」から買うしかありませんし、もし他に【良い】刺し身が欲しければマレーシア中を探し回ることなく(笑)、卸屋から日本から空輸されたものを買うほうが間違いがないと考えるようになりました。
でもマレーシアの「美味しい魚」探しをやめるつもりは全く無くて、絶対に「美味しい魚」はあると思うんです。
実はブログで「マレーシアの魚は美味しくない」と書く人ってほとんどいなくて、でも実際にあった人達に聞きますと、大体いうことは同じなのね。諦めている人がほとんどで、あるいは今の私がそうであるように、たまにPomfret、グルーパーを買ってみたり、小アジを買って南蛮漬けにする程度という人ばかり。基本的には日本からのものや「サーモン」中心。そこらで売っている現地の魚を「美味しい~」という人には私はまだ出会っていません。
こんなことを買うと、「市場に行けば良い魚はありますよ~~」と頓珍漢な事を言う人が出てくるのね。
これって、東京の魚屋で買う魚は美味しくないけれど、築地市場に行けば美味しい魚がてにはいりますよっていうのと同じで、全く意味を成さないのね。あるいは「漁港に行って買えばいいです」なんてのと同じ。
普通の街に生きている私達が普通の場所で手に入る魚(他のものも同じ)で美味しいものがないか、美味しい食べ方がないのかって話であって、そりゃ獲りたての新鮮なものだったらアジにしてもなんにしても「刺し身」にしたら美味しいはず(火を通したらどうなるかは別の話 笑)。
ま、そういうことでどこででも手に入る魚の中で、「イトヨリ」って面白いかもしれないって思うんですよ。こういう風に思った魚って「私の場合」はPomfretとGrouperぐらいしかなくて、あとはアオリイカ、そしてNSKで売っていた活Tiger Prawn(Harimao)(これは刺し身でも問題ないと思う)。
その中でもイトヨリってPomfretより可能性があるような気がするんです。ってそれはこの前、塩焼きにして食べた感じたこと。
私は江戸っ子ですから魚に関しては関西人とちょっと気になるポイントが違うんですが、イトヨリもPomfretと同じく関西人が好きそうな、「上品で淡白な白身」。
ヨメさんとも話していたんですが、あのイトヨリなら「酒蒸し」でかなりイケるんじゃないかと。
それもPomfretを中華の蒸し料理にするみたいにではなくて、日本料理としての酒蒸しです。
あのイトヨリだったらそこそこの酒蒸しになるはず・・。
私はマレーシアの魚を馬鹿にしているように思う人がいるかもしれませんが、私はそうは思っていなくて一般的な日本人の趣向に合う魚があるのかどうか、それを書いているだけのつもりです。ま、基本的に南洋の魚の場合、「脂のノリ」を重視する一般的な日本人に合うものは少ないのはマレーシアに限らず、今まで私が生活したグアムやゴールドコーストも同じ。でも探せば、これはうまい!!ってのがあると思うし、私はあきらめない。
いつも文句ばかり書いているようですが、日本人がこれはうまい!というような魚を探すのが、私のマレーシアに対する礼儀だと思うぐらいで、マレーシアの魚は駄目だよ、無理だよと切り捨てようとは思っていません。美味しいと思っていないのに美味しいとお世辞を言うつもりもなし。(笑)
イトヨリ・・・・良いかもしれない。
ああ、それと関係ないですが、「ヤリイカ」ですが「子持ちのヤリイカ」って美味しいですよね。その子持ちですが、マレーシアから日本へ大量に輸出されているのがわかりました。
時期になれば市場に出回るのかな?楽しみ~~~~。