「活タイガープロウン@NSK」を元魚屋はどう食べたか?&卸売市場にデビュー

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生きているタイガープロウン(Harimao)がNSKで売られていて、それがチョ~~~~~~激ウマなのは何度か書きました。

我が家だけでその喜び(笑)を独り占めにするわけにもいかず、90歳の「元魚屋」の父にも食べさせようと先日NSKで買って届けました。

ちなみに「元魚屋」と行っても父の実家が築地の仲買人で、父も若いうちは魚河岸で働いていたという程度。普通、仲買人ってのは世襲制なんですが、長男の父は「魚屋は嫌だ」と30代の時に家を出てしまいました。だから根っからの魚屋とは違います。でも一族はみんな魚屋みたいな家に育ちましたので、魚に関してはかなり五月蝿いです。実家は父の弟たちが継ぎ、そして今では私の従兄弟たちの時代となっています。(ってそれももう代替わりか  笑)

NSKで買った「活タイガー」はこんな。家に持って帰ったときにはもう元気がなくなっていますが、生きています。

先日、父と会った時にそのエビの話が出ました。

父 「そういえば、この前のエビ、有難う。うまかった」

ダボ 「いえいえ。ところでどうやって食べたの?」

父 「頭だけ食った。」

ダボ 「え?頭だけ?どういうこと?」

父 「すぐに頭を切り落として、身は冷凍。そうすれば旨いままそこそこ保つ。」

ダボ 「で?」

父 「頭は焼いて、味噌汁にした。」

ダボ 「へ~~~~~~~~~~~。」

父 「あの海老は癖がなくて良いね。あんな旨い味噌汁はちょっと普通の店じゃ食えないぞ」

ダボ 「へ~~~~~~~~~~。」

これだけの会話なんですが、まさか「頭だけ」食べたとは思いませんでした。歳が歳で90歳ですから、刺し身を食べて何かあるとまずいですから必ず火を通すだろうとは思っていましたが、まさか頭を焼いて味噌汁とは。

でもなるほどと思いました。

活タイガーのミソは本当に癖がなくて美味しいと思います。ましてや活ですからなおさら。

スーパーで売っている(死んでいる)タイガーだとこうはいかないと思います。私は単純な茹で海老、中華風の紹興酔蝦が好きなんですが、スーパーのは新鮮そうに見えても火を通すと頭や足が薄汚く黒くなりますし、ミソをチュッとすすっても美味しくない。でも活タイガーは全くの別物で、水槽に海老を活かしたまま置いている中華料理屋で食べるあの「蒸し海老」と同等のものが自宅で、そして「コスパ抜群」(1キロ30尾ぐらいで1500円程度)で食べられる。

ここではっきり書いておかないとならないことですが、「NSKの活エビの方がスーパーで売っている死んでいる海老より2,3割安い」ってこと。

抜群に美味しかった刺し身。

塩焼きにしてもグッド。

蒸した時の画像。

スーパーで買ったタイガーを含む3種類の海老を蒸した時の画像。蒸しあがりが薄汚いので古いのがすぐにわかりますし、頭もブラブラでミソもうまくない。下手すりゃ臭い。

私の美味しい魚を探す旅には(ゴールドコースト時代から)呆れているヨメさんですが、珍しく「あの海老をまた買ってきてね」と言います。今までこの26年間、あちこちで魚を探して買ってきましたが、ヨメさんに「買ってきて」と言われたのはこれが初めてです。

そしてヨメさんいわく

ヨメ 「あの海老を食べたら普通の海老は食べられないわね。私は生では食べないけれど、あれならいろいろ料理してみたい」

何を作るのか聞いてみた所、「美味しい太巻き」を作ると私の両親に約束をしたらしい。

ヨメさんは九州の山奥育ち(浮羽郡)で、基本的に刺し身や寿司は好んでたべないのですが、太巻きだけは昔からこだわりがあります。でもそれなりの材料が必要なので、よっぽどのことがないと作りません。

ということで、集めてくれと言われている材料ですが

◯ あの活エビ
◯ ウナギ
◯ イクラ
◯ 明太子
◯ 三つ葉

です。活エビはNSKに行けば良いし、ウナギはスーパーで売っているのでもOK。ところが問題はイクラです。

以前、卸屋から「イクラの醤油漬け」と「イクラの塩漬け」を買いましたが、塩漬けの方が良いと。でも卸屋から買いますと1キロ単位なので・・・。それは明太子も同じ。やっぱり1キロって使い切るのが大変。でもスーパーで売っている小分けした(美味しくない)醤油漬けをあの値段で買いたくない。(笑)

それと困るのが三つ葉。三つ葉は栽培していますが、まだ人間で言えば小学生ぐらいでどんどん収穫しても次から次へと出てくる状態じゃありません。でもヨメさんは大量に欲しいと。

三つ葉はたまに売っていることがありますが、欲しい時にあるわけでもなく、どうしようか・・・。これも卸屋は持っているはずですから聞いてみようかと。

ま、ヨメさんの特製太巻きはかなり美味しいので、私も協力しようとは思っていますが・・。

そんなこんなで、美味しい活エビがあるだけで、それが波及して面白い話が色々出てきます。

「活タイガー」さまさまです。(笑)

ところで、クアラルンプールにはとんでもなく大きな「卸売市場」がありますが(新旧二箇所?)、本日、夜中に初めて行くことになりました。卸売市場デビューです。(笑)

本当に楽しみです。

マレーシアの魚、特にスーパーで売っている魚ってPomfretかGrouperぐらいしか我が家では食べる気がしないのは何度もこのブログに書いています。大好きなアジ系も豊富にありますが、脂がのっていない「超健康体」ですので火を通すと美味しくない。ま、これはオーストラリアでも同じでした。そして他の魚も「脂のノリが悪い」のは南洋ではしょうがないですね。

ところが新鮮な魚だった場合、「刺し身」という手があるわけで、脂のノリの悪いアジでも刺し身なら美味しく食べられるんですね。

卸売市場に行ったら見たこともない魚があるんでしょうし、楽しみは楽しみですが、私は魚の中で一番好きな「アジ」を刺し身で食べたいと思っています。それとカツオかなぁ。ああ、ヤリイカも楽しみ。ああああ、イトヨリもいいのがあったら買わないと。

なーんて考え出すと、Pomfretも良いものがあれば刺し身で食べてみたいし、ハタ系も「コーラルトラウト」とこちらでも呼ばれているオーストラリアでは名物の「スジアラ」もあれば欲しい。ううううむ、「ハモ」もある様子。ただハモは骨切が素人には難しいので、スプーンで身を掬って「つみれ」にしようと今から作戦を考えています。穴子もいるはずで、考え出すと止まりません。(笑)

ま、とりあえず、今晩の「卸売市場デビュー」は基本的に様子見ということで行こうと思っています。

楽しみです。\(^o^)/

 
 
 

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