昨日は私の誕生日でしたので、ダボ一族６人で恒例の誕生日会。場所はスターヒルギャラリーの飲食店街にある「百樂潮州酒家（PAK LOH CHIU CHOW）」。
この店は３ヶ月ぐらい前に「おおー潮州料理だ」とフラッと入った店で、最初に出てくる鉄観音茶は美味しいし、潮州料理ですから海産物メインで味付けは日本人向きだし、いつかあらためて来ようと思っていた店。
入り口でヨメさんと記念撮影。
６人ですし、昼食会と言えどもお祝いですので、ちゃんとした席を・・・・
と思ったのですが、出入り口近くの普通の席。（笑）
前回来た時に印象に残っているのが「一番最初に出てくる【一杯の】鉄観音茶」。これが激ウマだったんですよ。
このスタートが良いって非常に大事ですから楽しみにしていました。でも・・・・・
色がイマイチ薄いし、味も薄い。そして苦味だけ目立つたいして美味しくない鉄観音茶。orz
でもま、それはそれとして何を注文するか。
姉 「潮州料理って言えばやっぱり海鮮よね」
ダボ 「うんうん」
姉 「このお店は【牡蠣のオムレツ】が有名らしいわよ」
ダボ 「orz（フカヒレとかアワビだとか言えよ！！）」
息子 「あっ、前菜だけれどこの【魚の皮】がうまそうだ」
ダボ 「orz （前菜と言っても年寄りが一緒のときは【酒は無し】だし）」
姉 「このダックフィッシュの揚げ物がオバーチャンが好きな甘辛の揚げ物みたいで良さそうよ」
ダボ 「orz （俺の誕生日じゃないのかよ）」
息子 「この豚のいろいろの盛り合わせが良さそう」
ダボ 「orz （なぜフカヒレとかアワビとか言わないのだ！）」
姉 「このカイランとユリの根の炒め物も美味しそう」
ダボ 「orz （誕生日のお祝いだってわすれてないか？）」
ヨメ 「この前、ここのお粥が美味しかったんじゃなかったっけ？」
姉 「あああ、この南瓜の豆腐も美味しそう！！）」
ダボ 「orz （誰か俺に【何を食べたい？】って聞いてくれ～）」
姉 「あとはこれとこれで良いわよね」
ダボ 「orz （今日は俺の誕生日だ～～～）」
ということで、出てきたのが「魚の皮の揚げ物」。
全く臭くなくてパリパリで美味しい～～。かなり美味しくて酒の肴には最高。でも年寄りの前では酒は飲まない我が家の決まり。orz
豚肉いろいろの盛り合わせ。耳のテリーヌが美味しい～～。
牡蠣のオムレツ。なんでもこの牡蠣は冷凍じゃなくて「フレッシュ」らしい。
姉 「オムレツっていうより韓国のチヂミみたいね」
ヨメ 「これなら家で作れるわ」
この頃からこの店の傾向がはっきりしてきました。やっぱり潮州料理で味付けが独特なのね。中華なのに八角とかが効いてなくて本当にあっさりしていて、日本人に合う。和風中華と言っても良いくらい。
カイランとゆりの根。
この手を喜ぶのは年寄りだけで、まだ「若年寄」の私としてはフカヒレとアワビへの執着から離れられず。
かなり美味しいと思った「カボチャ豆腐とキクラゲ」。
姉 「このソースが決め手よね。ここのフカヒレもきっとこれでしょ。美味しいはず」
ダボ 「（頼めよ～～～～、フカヒレを～～～）」
ダックフィッシュの揚げ物。
ダックフィッシュって中国人が好む「珍魚」みたいだけれど、それに価値を感じない我々にはファーストフード店のポップコーンチキンと同じで衣ばかり食べている感じで不評でした。
今頃出てきたのがお粥。
息子 「美味しい～～～～～～～～～～～」
確かに美味しい。魚介類のお粥だけれど、スープに手がかかっているのがわかる味。そしてこのお店のお粥の特徴は、普通のお粥みたいに米が潰れていないんですわ。いわゆる「日本のオジヤ・雑炊」と同じでツブツブがしっかり残ってる。これって良いわ～～。
もうこの頃にはフカヒレもアワビも忘れて目の前の料理に没頭～～～。
そして炒麺だけれど、伊府麺に似ていて美味しい。でも伊府麺ではないとのこと。
お粥と炒麺を食べているうちに腹八分目に・・。
ダボ 「あれれ、もうこれで終わり？他になにか頼んでない？」
姉 「これで終わりかな？何か頼む？」
でもねえ、今更フカヒレだアワビだなんて言える雰囲気じゃないし、今から何を頼んでも時間が掛かるだろうし・・
ダボ 「まだまだ食べられるけれど、腹八分目でこんな感じで良いんじゃないの？」
なーんて思わず心にもないことを言ってしまった。
姉 「じゃ、デザート頼もうか。何にする？」
両親 「いらない」
ヨメ 「いらない」
息子 「いらない」
ダボ 「俺、食べる」
ということでお団子とあの杏仁豆腐の温かいのみたいなやつを注文。
アーモンドが良い香りで中に入っていた「ヤシの実」が良い感じ。
そしてお団子が出てきた。
父 「これ、日本の団子みたいだな」
と「いらない」と言ったはずなのに一つパクリと口に入れた。
父 「あ、これ、うまいわ」
母 「どれどれ？」
姉 「本当だ、美味しい」
と私しか食べないといったのに、目の前には最後の一個しかない。
さすが我がヨメと息子は私に気を使ったのか手を出さない。ので最後の一つを私が食べた。あああ、これ本当に日本のお団子みたいだわ。美味しい～～。
ということで全て終了。
私みたいな大食いではない息子でさえも「まだ食べられそうだ」なんて言っていたけれど、ときすでに遅し。
そして勘定。マイタン。
な、な、なんと今日の支払いを仕切る姉がびっくり。４５０リンギですと。
なおかつCIMBのクレジットカードでそれが３７０リンギに。
ダボ 「えええーー、ってことは・・・、一人１６００円？」
全員 「うっそ～～～、安い」
姉 「いつもの会食より安いじゃないの」
失敗したと思いましたよ。
この店って結構いい値段がするのはわかっていましたし、スターヒルギャラリー内のお店ですから、みんなそれぞれが「自粛」していた様子。だから高いものは何一つ頼みませんでしたが、一人１６００円ってのは安い。これって月に一度はみんなで食べに行く普通の会食でもこれより高い。
今日は誕生日会なのに・・・・ (T_T)
ダボ 「あのさぁ、ちょっと提案なんだけれど、今日は何だかいろいろ頼まなかったし、だから安かったし、今日のこの誕生日会はなかったことにして、もう一度やらない？」
姉、両親 「ああ、そうだね、そうしよう」
ダボ 「（やった！）＼(^o^)／」
しかしまぁ、私の誕生日会ですから私が支払わないことになっていましたが、そういうのって逆に気を使って駄目ですね。こんなことなら「俺が払うから好きなもの食わせてくれ～～～」と言いたい。（笑）
でも値段だけはチェックしましたが、フカヒレだアワビだと頼んだらやっぱりお一人様最低２万円のコースとなる。(@_@)
こういうところは今までがそうであるように、夫婦で来て、「はんぶんこ」で食べるのが一番かな。（笑）
ということで今回の私の誕生日会は無かったことになりまして、どこで再度やるか私が決めることになりました。さてどこが良いか。やっぱりJWマリオットの上海がいいなぁ。でもあの店も食べたいだけ食べたら目の玉が飛び出る支払いとなるし・・。ああああ、お袋が北京ダック好きだから、この前美味しかった「パビリオンの中のドラゴンアイ」が良いかな。美味しいし値もこなれているし。
冗談みたいな誕生日会でしたが、別れ際にお袋が言うんですよ。
「きっとこれが私が参加できる最後のあんたの誕生日かもね」
馬鹿なことばかり言っていないで、残り少ない時間を大切にしなくては・・・・・・。
私が先かもしれないし。（笑）
あ、そうそう、この店「百樂潮州酒家（PAK LOH CHIU CHOW）」ですが、良いと思います。もちろんリピートあり。夜にちゃんと「お食事」に来るのも良いし、昼間にちょこっとお粥と１，２品なんてのも良し。潮州料理らしい料理で日本人の口に合うし、ひとつひとつちゃんと吟味して調理しているのを感じます。また来よう～～。
また来たいと思ったことで、私の病気がまた始まりました。
この店はスターヒルギャラリー内にある。そして他にもいろいろお店があって、それぞれそこそこ個性豊かな店。私が想像するにこれらの店は単なる「テナント」じゃなくて、スターヒルギャラリーのオーナーである「YTL」がスポンサーとなって呼んできた店かもしれない。
韓国料理の店も結構良さげで、この店はあの暗殺された「正男氏」がよく出入りしていた店とのこと。
で、ですねぇ、YTLが「プレビレッジカード」を発行しているんですよ。つまりそのカードを持っている会員は「どこで食べても」
一人なら ２５％オフ
二人なら ５０％オフ
三人なら ３３％オフ
４人なら ２０％オフ
みたいな、私が買ったマンダリンオリエンタルのエリート会員の権利と同じ。ヒルトンや他のホテルでも普通にやっているあの「プレビレッジクラブ」ってやつですね。これはホテルグループの宿泊するとポイントが溜まってというあの手の会員制度は別で、毎年いくらという会費を払って権利を買うわけです。
スターヒルギャラリーのオーナーのYTLって企業はかなり大きく金持ちの企業で、マリオットやリッツカールトンも彼らの持ち物。そしてパンコールラウとかタンジュンブンガリゾートも同じく。
で、YTLのプレビレッジカードを手に入れるといろいろ特典があって、レストランで割引があるなんてのもその特典のひとつ。
二人で行ったら「半額」ってかなり凄いとおもいませんか？
スターヒルギャラリー内の他のレストランもいろいろ行ってみようと思います。で、よさそうならその会員になる。
そんな話をヨメさんにしたんですよ。すると・・・・
ヨメ 「ふーーん。でもここは遠いからしょっちゅう来たくないわ」
ですとさ。つまんねーやつだ。(T_T)