マラッカ行きはやめることにした

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ゴールドコーストから20年以上の付き合いがある親友夫婦がクアラルンプールに遊びに来ていますので、我が家も行ったことがないマラッカに一緒に行こうと計画していたのは前に書いた通り。

でもネットでマラッカのことを調べれば調べるほど、「我々のツボにははまらない場所」だというのがわかるばかりで、行かないほうがいいかな、と。

友人もマラッカに行くのは良いかもしれないと考えていたようなので、「本当にマラッカに行ってみたいと思ってる?」とはっきり聞いてみたんですよ。答えは私が想像してた通り。

マラッカに行く価値が無いとは思っていないんですよ。我々はマラッカのことを知らなさ過ぎるのね。だからどこへ行っても何を見ても、「そこに何があるのか」だけしかわからないわけで、歴史や文化、そこにいた人々のことも知らない場合、建物が綺麗だ、豪華だ、変わってるとか、そんなことしか感じないのはどこに行っても同じ。そういう「見た目のインパクト」はマラッカに無いのは動画や写真を見ればすぐにわかるわけで、どうせマラッカに行くなら、マラッカの歴史やその文化、そしてそれを作るのはまさに「人」あるいは「国」であって、その辺も学んでから行きたいと思ったわけです。

若い頃ってまるで違う考え方を持っていて、「行ける所は全て行く」というタイプでした。それどころか多くの観光客が知らない「穴場」を探すのに生きがいを感じちゃったりね。自分の周りもそういう連中ばかりで、「あの路地を曲がったところにある薄汚い店がチョ~美味しいんだよね」なんて話をして、「行かなかった、知らない」なんてことになると、「あそこに行かなかったんだ?バッカじゃないの?」なんて話になったり。

それでいて、その場所の長い歴史や文化、なぜそれが成り立ったのかとかそういうのには興味が無いのね。「まずは行かないとならない」という脅迫観念があるだけ。

歳を取ると興味が逆になって、突っ込んだところがわからない、知らない場所に行っても意味が無いと思うようになりました。

上野の西郷さんの銅像を見ても、西郷さん、当時の日本、何が起きたのかを知らなければ「西郷さんの銅像を見ても何も感じない」わけですもんね。でもバックグラウンドがわかると「ハチ公の銅像」を見ただけでも感動する。(笑)

やっぱり感動が欲しいわけですが、「何に感動するか」は人それぞれで、我々の場合は今の時点でマラッカに行っても感動を得ることはないだろうと判断しました。

でもいつか、カメラを持ってじっくり古い町並みを歩いてみたいと思っています。でも時期尚早。

友人夫婦も観光としてのマレーシアにはさほど興味が無いようで、バツーケイブとチャイナタウンに行ったあとはショッピングセンター周りをしたいとのこと。久しぶりに会ってダラダラと話し続けるのがみんな一番楽しいみたい。

でも次回はランカウイかどこかのリゾートで集合したら?なんて話も出てきた。

 
 
 

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