「マスカルポーネチキンクリームシチューパイ」を作ってみた

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なんだかとんでもなく長い名前で自分でもわけがわからなくなるような料理を作ってみました。

名前を分解するとどんなものかすぐわかりますが、

◯ マスカルポーネを使った
◯ チキンの
◯ クリームシチューを
◯ パイにしたもの

ややこしいですかね。

我が家のコンドの近くに「Hubba Hubba(ハバハバ)」という店があります。こんなところにある店はどんな店だろうと思ったのですが、かなり美味しい。洋食中心ですがチャークエイチャオやナシレマもある。またお酒ワインが豊富で生ビールもあって、食事というより飲むのが中心かな。

ここは美味しいしスタッフ連中がみんなプロで、ボサーっとしたのなんか一人もいない。非常に気持の良い店。

一人で一杯飲みたいときにも使えるし、軽く何か食べようという時にはばっちり。ただし「お食事」という店ではない。

いろいろと美味しいものがあるんですが、ある時、わけのわからない「ドーム型」の料理を出しているのを発見。「あれは何?」と聞いた所、「パイ」だという。

へーー、と思いメニューを見てみると、チキンクリームシチューとラムシチューの二種類のパイがある。

私はパイ生地が好きで、アップルパイは言うに及ばずクロワッサンも好き。ということで頼んでみました。

美味しい~~~。クリームシチューは大好きだし、チキンは大好物。そしてその上にパイ生地が乗って焼かれている。これって三種の神器が揃ったようなもんでこれ以上の幸せはない(笑)。ところが~~~~~、チキンがなんと(大嫌いな)胸肉。

なんで腿肉を使わないんだよ~~、ば~~ろ~~~

なんて思っていたわけです。

でも本当に美味しくて、クリームシチューだけれど遠くにチーズの味がする。なるほど、チーズも入っているのか、それともクリームチーズかな?なんて考えていたら

ヨメ 「マスカルポーネかもね」

なんじゃそれ?

そんなものは聞いたこともないし、ヨメさんがそれを使って料理したという話も聞いたことが無い。それなのになぜそれが「マスカルポーネ」だとわかるのか。

ま、趣味は料理(と酒)だけというヨメさんだからわかるのだろうと思うけれど、なんだか悔しい。(笑)

でも美味しかったので真似してみようと、ビレッジグローサーで「マスカルポーネ」を買ってきました。

でも調べてみると特殊な「何か」ってわけでもなくてクリームチーズの一種。日本ではティラミスに多く使われているとのこと。でも生ハムとかスモークサーモンと一緒に食べることもあると。なーるほど、そう言われてみるとスモークサーモンにクリームが乗っていてうっすらチーズの味がするものを食べた覚えがある。あれがマスカルポーネだったのか・・。

まず必要なのは「チキンクリームシチュー」。

いつもは小麦粉を炒めてホワイトルーを作ってシチューを作るんですが、なんとなく面倒な気がして、そして私は使ったことがない「クリームシチューの素」を使ってみたいとフト思いました。その方が簡単だしというヨメさんのサジェスチョンもあった。

で、ミレポア(タマネギ、ニンジン、セロリ)を適当に刻み、いつもはかなりしつこく炒めるんですが、普通にタマネギの色が透明になる程度までにして、鶏肉、もちろん「腿肉」を投入し炒めました。

クリームシチューの素って使ったことがないので、どのくらいのスープストックを使い、どのくらいのルーを入れ、また牛乳、クリームもどのくらい使うかまったくわからず。

ヨメ 「ちゃんと箱を読んでそこに書いてある分量を測って使うのよ」

ですと。普通ヨメさんは「調味料を大さじ何杯とか何シーシーとか計って料理をしていると絶対にうまくならない」と断言するんですが、なんで今日は「書いてある通りにしろ」というのか。

ヨメ 「初めて作るものは何が何だかわからないでしょ。だからそういうときには書いてあるとおりにするの」

なーるほど。言われてみればそのとおりだわ。(笑)

ということでチキンストックを計って入れ、ルーも数えて入れて煮込みました。煮込む時間も箱に書いてある通り。

なんだ、こういうルーを使うと簡単に作れるんだとびっくり。

ところがなんだかしっくりこないんですよ。味は薄めのくせしてうま味調味料の味が口の中に広がるし、トロミも少ない。私はもう少し固いほうが好きだし、トロミがなんとなく「ヌルっ」とした感じがする。これって小麦粉の粘度じゃなくてそれこそいつか「タコ焼き」作りの時に書いた「キサンタンガム」みたいなヌルっとした感じで、なんだか自然さに欠けるような感じ。

ヨメ 「でもクリームを入れると随分変わるわよ」

ということで「マスカルポーネ」を投入。

でもマスカルポーネってかなり柔らかいクリームチーズで、ブランドによって違うのかもわからないけれど、それこそ牛乳のように溶けてしまってシチューの口当たりには変化がない感じ。味はまさに「遠くの方にチーズの味」がして、美味しいと思ったのだけれど、全体的にはなんだか満足が行かず。

ダボ 「ホワイトルーを作って入れたら駄目かな?」

ヨメ 「余計なことをするともっとおかしくなるかもよ」

なーんて脅かされて、今回の実験はシチューがメインではなくて「パイ」がメインなのでこれで妥協。

シチューが冷えたらそれを一人前ずつに小分けして冷凍。

で、パイの実験ですからその冷凍したものを取り出してパイを作る。多分、お店もそうやっているに違いないし、この方法なら「食べたい」と思ったときから25分以内にテーブルに出せるから良いと思う。

でも我が家には丁度よい大きさの器がなくて、グラタン皿しかない。でもこれって開口部が大きすぎるのね。ドーム型に焼けたパイを作るにしては大きすぎ。

文句を言ってもこれしかないので、それで作ることに。

小分けした冷凍の「チキンクリームシチュー」を皿に入れ、その上から「パイ生地」でフタをする。もちろんパイ生地は冷凍で売っているもの。シチューの量にしては皿が大きすぎだけれど、しょうがない。

パイ生地の大きさが中途半端で、半分にするとほんのちょっと届かない。でも一枚丸々だと大きすぎるけれど、大は小を兼ねると言い聞かせてそのまま使う。ドーム型に膨らませるのが目的だから「空気穴」はあけないし、周りも空気がもれないようにピッタリ封印。

2つ作って、190度で20分ぐらいかな。見てないと危ないので15分ぐらいからはつきっきりで監視。実は空気穴がないから中のシチューが沸騰すればとんでもなく膨れて大きくなってパンクするかもしれないと思っていたのだけれど、その心配は無用でした。

いい感じ。大きすぎるけれど、狙ったものはこんな感じ。

しかし、皿に乗せてみるとこれが一人前じゃ大きすぎる。シチューの量は入れ物の3分の1ぐらいなんだけれど、直径12センチぐらいのカップがあったらそれが多分ベストだと思う。

サクサクのパイを割って中身を見てみる。いい感じ~~~。

パイ生地は器が大きいのをぐるっと囲んだから量はたっぷり。それを千切ってはシチューに放り込み、ちょっとフニャっとしたところを食べる。

くっくっく、これですがな、美味しいところは。\(^o^)/

これ良いわ~~~。パイ好き、シチュー好きにはたまりません。オニオングラタンのパイもいいけれどシチューもイケるのを確認。

今度は牡蠣とか海産物で作ってみたいなぁ。

うーむ、焼いている時に見てみたら、器の中は沸騰して泡が出ていたから海産物だったらチンチクリンに縮んでしまいそう。これはやっぱり鶏かぁ。ビーフも良いかもね。ビーフパイはいろいろ作ったけれど、パイ用にビーフを調理するんじゃなくて、シチューとして作るところに面白さがあるはず。頬肉とかオックステイル、ショートリブなんかでも良さそう。

おーし、次回は牛肉で作ろう。ああああ、シャケもいいだろうなぁ。

でも器が・・・・。これのために新たに器を買ってきたら女帝に怒鳴られそうだし・・・・、どうしよ・・。

ああ、大きめのコーヒーカップがあるけれどそれでもいいかな。

それとマスカルポーネは確かに美味しいのだけれど、それなりの値段がするし、私みたいな洋食知らずには普通の好きなチーズを入れればそれでいいと思いますわ。でもクリームそのものは絶対に必要で、牛乳だけじゃこくがなさ過ぎると思う。

 
 
 

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