TTDIですが、また今日、朝一番で行ってきました。開店7時と同時ぐらい。
家を出るのが6時半頃ですから道もまだ空いているし、TTDIの駐車場はガラガラだし、店には一番乗りでゆっくりしゃべりながら買い物ができるので、「TTDIには7時に行く」のが私の決まりになりそうです。
まずはノンハラルの豚肉売り場。
私は多くの方がやっているような「メモを残して買う」のが苦手だと前に書きましたが、やっぱりその肉そのものを見て決めたいのです。ましてや買うのは多くの場合「ブロック」、肉の塊で買いますから、確かめないで買うのはやっぱり怖い。
どこのお店でもかまわないのですが、マイケルのお店はスタッフが結構いて話しやすそうなのでマイケルのお店にとりあえず行くことに。今日はマイケルはいませんでした。聞いてみると「ホリデー」だそうです。マイケルの定位置には弟さんが立っていて、ちょっと太めだけれど大柄で顔も似ている。
ダボ 「マイケルの兄弟?顔が似ているし~」
弟 「え~~、似てないでしょ~」
ダボ 「マイケルより良い男だって?」
弟 「そうそう、その通り」
笑いながらそんなことを話し、まずは「背脂」を買おうと思ったのです。背脂は英語で「Fat Back」ですが、それを言うと「Fatね?」と聞き返すので、私は自分の身体を指差して「Fat in stomach じゃなくて back back」と言いましたらわかった様子。
ところがですね、奥から持ってきたのはブヨブヨしているんですよ。背脂って結構硬いはずなのにこれはお腹の脂じゃないかと。だからまた何度も「Fat back」と言いつつ、スマホに入っている画像を見せたのです。
そうそう、これだというので、おかしいなぁと思いつつそれを買うことに。切ってないやつね。ブヨンブヨンしています。
それと我が家は豚のショルダーが好きなのですが、ショルダーを見せてくれと言ったらこれまたそこそこ大きな塊を持ってきました。これにも脂がついていて、見るからに背脂。でも触ってみるとそれも柔らかいので、さっきのも背脂に間違いがないのでしょう。
とりあえずこれで自分の家で粗挽きミンチを作ろうと思いました。脂の量は買った背脂で調節します。この塊は2キロ超え。
売り子は「この脂はカットするか?」と聞いてきましたが、そのままで良いと伝えました。それなのにまた奥の方へ持っていくので「そのままでいいよ」と言ったところ「Shave Shave」というのです。どういう意味?
それって「皮についている【毛】を剃り落とす」ってことなのね。
毛って言ったって猪みたいにごっそり生えているわけでもないし、パッと見た目ではわからないし、毛の処理ぐらい自分でやるからかまわないのにと思いましたが、やってくれるというのでそのまま。
固まりをカウンターに持ち帰ってきて、また「脂は切るか?」と聞きますので、「そのままでいい」と言いました。それなのにそのまま計量するわけでもなくて、固まりからはみ出ている中途半端な肉とか、身の方に付いている脂を綺麗に削ぎ落としているんですよ。
こういうサービスをするんですね。
隣りにいた中国人のオバサンは「バラ肉」を買っていたのですが、大きな塊を同じ厚さにするために、出っ張った肉を切り落としたり端っこを切ったりかなり丁寧に整形してもらっていました。いいですねぇ、こういうの。
私はマレーシアのことだから、てっきり塊をどんと出されて、はいどうぞ、みたいな感じかと思っていたんですよ。でも日本人が「しゃぶしゃぶ」とか「トンカツ」とかメモに残せばちゃんとその通りに揃えてくれるってのがまさにあの店のサービスなんでしょうね。でも他の店でもお客が細かく指示を出しているのがわかりましたから、それがこちらの習慣なんでしょう。
背脂とショルダーで3キロ近くなりましたので、まずはそれだけ車に入れて、魚を見に上がりました。
ああ、背脂とショルダー・ブロックを合わせて70リンギぐらいだったかな。ショルダーはキロ25リンギのはず。安い。でも脂がついてますから・・。脂がないとキロ36リンギかな。そういう風に価格表に出ていたような気がします。次回はきっちり値段をチェックして、B.I.G.とどれだけ違うか確かめてみます。
先週来た時には「シナマナガツオ」や「Gold pomfret」が大型で良さそうなのがあったので、今日はそれと「ヤリイカ」でも買おうと思っていたんですよ。
でもどの店のヤリイカも白くなっていて古そうだったし、この前はどの店も結構置いていた「シナマナガツオ」が殆ど無いし、あっても小型、新鮮じゃないという違いがありました。やっぱりその日その日で違うんですね。もしかしたら火曜日は行かないほうが良いような・・・。というのは月曜は卸売市場も休みですし、火曜日の品々は「新しいもの」ではなくて「先週の残り」かもしれない、そんなことを考えました。あるいは朝一番ってのは前の日の残り物かも。可能性高いですよね。
何も買うものがないってのも悔しいので、ちょっと大型の海老があったのでそれを12本。かなり大きなエビ。
そしてちょっと良さげに見えた「ヒラアジ」に似ている魚を買いました。
家に帰ってきてから早速試食タイム。
ヒラアジだと思って買った魚ですが40センチ以上あって、ヒラアジにしては「体高」が低いんですね。形としてはマアジ、いやシマアジに似ていると思いました。
これをおろして食べてみましたら、結構脂が乗っていていい感じ。でもこの魚特有の「味」がないのね。これは今までのどの魚でも同じ。なんででしょうねぇ。
さほど新鮮でもないし、脂が乗っているなら「塩焼き」も良いかもしれないと思って、5枚におろしたものを塩焼きにしてみたんです。で、レモンと醤油ちょっと掛けて食べてみる。
ありゃりゃ、写真がないわ。
普通のアジみたいにパサパサになることはなくて、でもしっとりするってこともないですが、食感としては良いと思いました。でも味がないのね。
その次に、12尾買った大きめの海老ですが、まずはこれを茹でてどんな感じか食べてみました。茹でても赤い色が出ないので、こりゃ和食には使えないと思いましたが、頭はブラブラしていないし行けそうな予感。
ところがですね、もう一尾はこれですわ。orz
これじゃ「頭付き」では使えない。でも美味しければどうにでもなるので、とりあえずちょっと醤油を付けて食べてみたのですが・・・。
身がプリっとしていないんですよ。ボソっとしているわけでもないんですが、そしてミソそのものが「黒系」の海老なのかもしれない。両方とも臭くはないのですが、ミソをすする気にはならず。身も美味しくない。残念だ~~~。
ヨメさんが来て興味津々なので海老の味見をしてもらったのですが、「駄目ね、これ」ですと。だろうなぁ。
でもスーパーで売っている海老に比べたらかなりまともな方でしょう。ところがNSKで売っている「活タイガー」に比べたら全くお話しにならず。やっぱりあの「活タイガー」を食べたら他の海老は食べられませんわ。
しょうがないので頭を落としてとりあえず冷凍することにしました。でもこの海老を使って何か料理したい気は起きないし、ヨメさんも同じだろうと思うし、きっとこの海老は冷凍庫の肥やしになるのかもしれない。(T_T)
結局、海産物はヒラアジみたいな魚と海老だけですが、ヒットになりそうな感じはあったのだけれど、滑り込みアウト、ゲームオーバーって感じですわ。
気を取り直して豚の処理をはじめました。
イヤに柔らかい背脂ですが、切ってみると結構シコシコしていますので、これで大丈夫かもしれない。
試しにフライパンでちょっと焼いてみました。背脂じゃないとしたらどんどん溶けちゃうはず。でも溶けることは溶けても脂が固まったまま焦げましたので、これは背脂に間違いがないと思いました。もし簡単に溶けちゃうとしたら、ラードと同じなので使いみちがないんですね。でもこれならミンチを作っても、あるいはハンバーグを作る時に合挽きにせずにちょっとこの背脂を牛肉のミンチに足すだけで結構美味しいのが出来るはず。
そして2キロ以上ある「ショルダーブロック」です。
ミンチにするつもりなので、とりあえず半分に切ってみたんですよ。するとこれまた肉がブヨブヨなのね。包丁もす~~っと入る。まるで「鯨の肉」みたいだと思った。
切っている内に、これでトンカツも良いなぁと思って、我が家はトンカツはショルダーロインが好きなのでとりあえずトンカツ用に切ってみました。
これぞホンモノの「厚切りショルダーロース」。(笑)
これだけ厚いと揚げるのも難しくなりますが、ま、オッケイかと。かなり厚いのがわかりますでしょうか。
皮もついていますし、脂が多すぎるので簡単にトリミングしてみました。
今日の夕ごはんは「厚切りトンカツ」に決定です。うまく揚がるかな~?
余った肉はミンチにするのでぶつ切りにして冷凍庫へ。ちょっと凍った状態の方がミンチにしやすい。って言っても我が家にはミンサーはなくて、フードプロセッサでミンチにしますが。
ミンチ用のショルダー。
切り刻んでいる内に、ちょっと味見をしたいな、と。
100グラムぐらいの肉を塩コショウだけで焼いてみることに。
良い臭いがするね~~~、と息子がキッチンに来まして、一緒に味見をすることに。
美味しい~~~。ブヨブヨした肉ですが、水っぽいわけでもなく、焼き上がりはしっとりしていい感じ。
今日はトンカツ。楽しみだ~~~~。
とまぁ、豚肉はこれでOKだと思うし、またその内、違う部位も頼んでみようと思っていますが、問題は魚ですね。
正直なところ、今までTTDIで買って食べた魚の刺し身で、「また食べたい」と思うものはゼロ。まずいわけじゃないんですよ。ただ美味しいってこともない。
もし卸売市場でもっと大型で新鮮なものが手に入ればまた違うのだろうと思いますが、TTDIの魚への期待はどんどん崩れて行っているのは間違いがありません。
なんだか意地になってローカルの魚を刺し身で食べようとしていましたが、スーパーの魚はもちろん駄目でお話にならず、でもTTDIの魚ならどうにか食べられる品質のものがあるにしろ、この数週間の一連のトライアルで良いと思ったのは「ヤリイカ」ぐらいでした。
卸売市場に行けばまた違うのだろうとは思いますが、真夜中にあの大きな卸売市場に行って良いものを探し出すのは「私には」かなり難しいと思うし、それでもやってみようという気は段々となくなっているのは間違いがありません。
美味しい刺し身はやっぱり和食店で食べるしかないかな。あるいは日本食品問屋から日本からの魚を手に入れるか。
ただし、蒸す、煮る、あるいは天ぷらだとマナガツオ系はかなりイケると思っていますし、ヤリイカもそこそこですから、次回はマナガツオ系とヤリイカ狙いでTTDIに行こうと思います。
でもねぇ、前みたいなワクワク感ってのはもうありません。自分の負けを確認するため、敗戦処理、そんな感じです。orz
こちらの和食店がローカルの魚を使わない理由ってのが今になるとよ~~~くわかります。