新しい調理器具。今年は「美味しいステーキ」が食べられそうだ

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今年は欲しいと思った調理器具は我慢せずに手に入れようと決めました。って別に高価なものが欲しいわけじゃなくてどこのどんな家にもあるようなもの。ただマレーシアですと「ロングステイ」とか「数年の腰掛け」ですからいろいろ揃える気分になりませんよね。

ヨメさんは特にそうで、というかヨメさんって料理だけが唯一の趣味なのに調理器具をあれやこれや欲しいって言わないんですよ。結婚してから今までそうで、絶対に必要な必需品は別として、ヨメさんが「買って欲しい」と言ったのは「ちゃんとした鋼の出刃包丁」「良いメーカーのハンディミキサー」、「炊飯器はケチらないで」ぐらいしか思い出せません。

我が家にある卓上オーブンや圧力鍋、フードプロセッサー、ミンサー、多機能スライサー、キャベツの細切用のスライサーとかは全て私が欲しくて買ったもの。(笑)

私はそもそも「道具から入る」タイプですし、デパートの実演販売なんてすぐ買っちゃうし、テレビショッピングも大好き。便利なものに目がなくてすぐ買っちゃいますが、ヨメさんはそういうのに全く興味がない人。

ということで、新しく一つ調理器具を通販で買いました。さきほどそれが送られてきた時に、ヨメさんは何?何?と興味を持ったくせに、中身を見てからは機嫌が悪そう。(笑)

マレーシアに来てからずーっと欲しいと思っていたものがあるんですよ。それはキャストアイアンで出来ているフライパン。

普通の今時のフライパンってテフロン加工だとかなんらかの処理がされているじゃないですか。だから「焦げ付かない」と。それはそれで良いのですが、表面加工されているフライパンって230-260度の温度が限界なんですよね。それ以上の温度で使うと加工が剥げちゃう。

でも私としては300度以上の温度でどうしても調理したいものがあるんですよ。

それは低温調理で何度も作ったローストビーフ、ローストポーク、そしてステーキなんですわ。

中は低温調理で完璧に狙うものが出来ても、表面をきっちり焼けないのね。そりゃフライパンだろうがオーブンだろうが250度ぐらいで「長時間」焼けば、表面もうまい具合に焼けるわけですが、それだけ時間を掛けたらせっかくの低温調理が無駄になるのね。中まで火が入っちゃいますから。

特にステーキなんて厚さが無い場合、長時間フライパンで焦げ目をつけたら中まで焼き過ぎになる。

で、この焦げ目なんですが、私が好きなのは「きっちり焦げて、歯ごたえもあるクラストができるぐらい」が好きなんですわ。どちらかというとアメリカ、オーストラリア的といいますか、日本人が見ると「真っ黒に焦げている」ように見えるやつ。私はあの焼き目こそがステーキ、ローストビーフ・ポークの美味しさだと思うし、クラストの歯ごたえも大事。

日本にはその文化がないのかもしれないって私は思っていて、プロが焼く鉄板焼きでもステーキでも「焦げが足りない」って思うんです。料理番組や個人のブログを見ても、「焼き目がついているだけ」に感じるんです。

やっぱり肉はBBQが一番で、あのパリッとして香ばしい外側と、中はうっすら赤いレアかミディアムレアにしあげたいのですが、フライパンやオーブンじゃそれはあまりにも私には難しいわけです。

ゴールドコーストで一軒家に住んでいた頃は庭にあるBBQセットでガンガン温度をあげて美味しいステーキを食べていましたが、コンドに住んだらそれは無理。

でも少なくとも温度的には300度以上に上げられるキャストアイアンのフライパンがあればどうにかなるんじゃないかと。

ということであちこち探して見つけたのがこれ。フライパンじゃないですが、両面使えるタイプ。キャストアイアンでずっしり重い。

リバーシブルで両面使える。

嬉しいなぁ。(笑)

波打っている方を使うとステーキに格子状の焼き目を付けやすいですが、あれって私はやりません。でも油を落としたいものの時には良かろうと。そして我が家は「鉄板焼き」はやらない家なのですが、これなら卓上コンロに乗せて使えるから便利だろうと。

ステーキやローストビーフに焼き色をつけるのも、今まではフライパンやガスバーナーを使っていたのですが、これがあれば私が望む「焼き」を付けられそう。

今までは中途半端な焼きでもしょうがないと思っていたんですよ。家でやるにはそれが限界だろうと。

ところがやっぱりしっかり焼きたいと思うことが2017年にありました。

このブログにレポートも書きましたが、ヒルトンホテルのGrillに行ったこと。マンダリンオリエンタルのGrillも行きました。ここで思ったのは肉そのものは大したことはなかったんですが、焼き方に驚いたんですよ。特にヒルトンの焼き方は素晴らしかった。

それこそアメリカ人が喜びそうな、いわゆるグリルしたもので、中はミディアムレアなのに外側はしっかり焼けてパリパリしていてクラスト状になっているのね。でも決して焦げ臭いほど焦げているわけじゃない。

これが本物のグリルだって思ったんですわ。

ヒルトンホテルのGrillでのステーキ。

外側をあれだけしっかり焼いて、中はレア、ミディアムレアって私にはできない芸当なんです。

でも温度がポイントなのはわかっていて、ステーキ大好きアメリカ人の理屈を調べてみると、拘る人は温度的には700度以上で焼くのね。薪を使うとすれば、炎が肉に触るぐらいで焼くし、もっと高温が出るチムニーで焼くのが美味しいという人も多い。

彼らの焼き方からすると、日本人の好みって「火傷した程度」でしかなくて、私もそれはそうだと思うわけです。

でも温度を300度以上にすれば、間違いなく「油に引火する」し「煙がモウモウ状態」で焼かねばなりませんが、今まで以上に美味しい「外側」は出来るんじゃないかと。

その内、実験してみますが、多分、ガスバーナーとの併用をしないと私が望むしっかり焼けたクラストは出来ないかもしれないと思っています。また凝る人、お店は焼く前に冷蔵庫で放置して、表面をかなり乾いた状態にするとのこと。これをしっかりやれば「厚みのあるクラスト」も出来るはずで、その実験が楽しみです。

これはハンバーグも同じで、しっかり外側がカリッと焼けたハンバーグが出来るはず。

ヨメさんは「こんな重いものをコンロの上に置きっぱなしにしたら許さないからね」とぶつぶつ言っております。(笑)

あ、そうそう。これで高温調理すれば、外側が綺麗に焼けた「ホタテ」が出来る。今までみたいに焼いている間にどんどん汁が出てきてパリッと焼けないなんてことはないはず。外側はパリっと仕上げて、中は半生の理想形が出来るかも。牡蠣も良いかもだ・・・。

キャストアイアンのフライパンをプロが好んで使うのはこういうことなのかな?分厚ければ温度変化も少ないはずだし。

う~~む、鉄板焼きも良いかもだなぁ。我が家では鉄板焼きを殆どやらないのは「煮たような」感じの出来上がりになるから。特に肉類。

楽しみ~~~~~~~~~~~~~~。

 
 
 

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