イオンの肉が随分変わっていたことがわかった&良い肉を安く手に入れるのはやっぱり難しい

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我が家からイオンは遠くはないんですが、なかなか行く機会がありません。2-3ヶ月に一度かなぁ。でも興味が無いかと言うと全くそんなことはなくて、特にミッドバレーはイオンとイオンビッグがあって品揃えも違っていて、結構面白い肉があるんですよね。

今回、ワンウタマのイオンに行ってきました。

早速、肉売り場と魚売り場を見たのですが・・・・

イオンにはかつてオージービーフ、ニュージーランドビーフがあって、価格もそこそこキロ単価が100リンギぐらいで使いでがあるなと思っていたんですよ。今回は、ローストビーフ用に何かあれば欲しいなぁ、と。

どの肉屋にいっても必ず最初は「リブアイ」をみます。これは長年の習慣で意味はありません。

価格を見る前にこの肉を見て「う~~~む」と思いました。

ゴールドコーストでも安売り専門のスーパーがありまして、そこで売っている肉を思い出しました。写真は照明が写り込んでいて肉がよく見えませんが、まず色が悪い。このイオンって昔から「かなり赤く見える照明」を肉売り場で使っているんですが、お世辞にも新鮮そうには見えませんし、問題は脂身なんですね。透明度が無くてちょっと黄みがかった白で、乾いているように見える。こういう肉を見たのは久し振りです。NSKで買った冷凍の筒みたいになっているオージービーフのリブアイもこんな感じだったっけ。

値段を見ましたところ、なんと今どき珍しくキロ単価が99.9リンギ。無理やりキロ単価100リンギ以下で売れる肉を選んだんでしょうね。やっぱり単価100リンギの上か下かって大きな意味があると思うんですよ。100リンギ以上だと「高い」というイメージを持つ客は多いんじゃないですかね。私もマレーシアに来た当時はそう思っていましたし。

ビレッジグローサーでもかつては100リンギ前後の肉があって、いわゆるオーストラリアで言う「普通の肉」があるという感じでしたが、ビレッジグローサーも値上がりする中で価格を抑えるのを優先してかなり品質を落として来たな、という感じを最近受けています。そしてイオンはそれ以上に落としてきているみたいな。

驚いたのがこのブレード。色がかなり悪い。ブレードって私がしつこいくらい何度もこのブログに書いていますが、コスパが非常に良いんですね。でも塊で言うと形が悪いのでステーキ肉にはしずらいのね。また円錐形みたいな塊ですからローストビーフにするにも普通のオーブンだと難しいんですよ。熱の入り方が一律に出来ませんから。でも低温調理なら問題がないのね。お湯の中に沈めますから、お湯の温度以上には絶対に熱が通らないわけです。また形も関係ありませんが、オーブンだと例えば180度にすると、分厚いところは「中がナマ状態」で細いところは「ウエルダン」になってしまう。

だからこうやって適当な大きさに切るしか無いのね。大きさを揃えることは不可能。またこれは薄く切ってありますが、硬い肉なのかと思ったり。

でも色が悪いですねぇ。これだと刻んで炒めるしかなさそう。青椒肉絲でも作るならこれで良いかもしれない。

そもそもブレードという部位があるのにびっくりしたのですが、これも。

ランプです。

まさにブレード、ランプって私がいつも探している肉なんですが、これもイマイチな色で食指が動きません。まして私は生で食べたり、焼き方はレアが好きですから、ナマの状態で色が悪いと気が乗りません。

価格はブレードがキロ単価44リンギ、ランプが62リンギで、かなり頑張っているというか、前より安くなったんじゃない?って思いました。

結局、店って客の動向を一番気にするわけで、この価格帯じゃないと競争に勝てないと考えているんでしょう。当然、その客とはマレーシア人であって日本人なんか全く眼中にないハズ。前の肉の方がグレードは高かったと私は思っていますし、それはオーストラリアの普通の肉だからそれで良いと思っていましたが、今の肉はちょっと悲しいなぁ。オーストラリアで安い肉ばかり食べていた私でもそう思うくらいですから、日本の牛肉が頭にある日本人向きではないですね。ま、食べ方によるんだろうとは思いますが。

でもねぇ、一般的なレストランで使う肉ってこういう肉か、もっとグレードの低い肉なはずで、ここは考え方を割り切ってしまうことが大事なのかも。

ただ私としては、今までもオーストラリアで安くてイマイチの肉で我慢していたのに、マレーシアに来てそれ以上にグレードを下げるってのはどうにも我慢が出来ないのです。

かと言ってそこそこ良い肉を売っているB.I.G.ではキロ単価は200以上が当たり前ですし、良さそうな肉は300リンギを超えています。だから私としてはこの1年で「牛肉の値段が倍になった」ぐらいに感じています。

ま、割り切る、諦めれば良いだけのことなんですが、読者はご存知のように、私は諦めるのが好きじゃないもんで・・・。(笑)

でも前に書きましたように、Wmartでは本物の和牛が売っていますし、これでも我が家には良すぎると思った和牛A5のランプがキロ単価418リンギなんですね。つまり、味的には全くそのランプにかなわないオーストラリア牛がB.I.G.やJasonsでは結構な値段ですから、もう一息で、私が納得できる肉を探せそうに思っています。

私がB.I.G.やJasonsの肉が面白くないと思うのは、大した肉でもないのに高いからで、もし同じくらいの値段でオーストラリア和牛のランプやブレードが手に入れば全く問題がない。Wmartにオーストラリア和牛が入ってくるのはまだ先のようですが、そのランプやブレードが和牛A5より高いとか、同じぐらいってことはありえませんので楽しみにしています。またいつか田丸屋が売っている「グレードなしのただの国産牛」をWmartで扱うこともあれば面白い値段をつけてくるんじゃないですかね。仕入先は宮崎の「ゼンカイミート」という同じ会社ですから、Wmartがその気になれば全く問題なく仕入れられるはず。

読者からWmartの本物の和牛A5サーロインを早速買ってきてシャブシャブで食べたら、日本の美味しい和牛と全く同じだったとレポートをいただきました。またLot10での和牛祭りでサーロイン、カルビを買ったそうですが、硬くて全く美味しくなくて、Wmartの肉のほうがかなり良いとのこと。またその読者が「Wmartで田丸屋と同じ交雑種F1も売っていた」という情報をいただきました。

ま、田丸屋のことはちょっと横に置いておきまして、これからのWmartの動向を気をつけて見ていようと思います。

しかしイオンですが・・・・。

なんだか遠いところに行っちゃった感があります。

ただ肉類はミッドバレーの方が良いと思っていまして、そのうち、イオンとイオンビッグと行ってみようと思います。私が気になるのはイオンビッグの方です。前はフランス系のカルフールというスーパーをイオンが買収してイオンビッグになったわけですが、品揃えがイオンとは微妙に違うんですね。どちらかというと肉類も塊が多く、欧米人向けという感じがしていました。今でもその線でやっているのか、それとも今回のワンウタマのイオンの様に安売り路線に走っているのか、その辺を見るのが楽しみです。

またバンサショッピングセンターのJasonsの肉屋ですが、以前はパブリカのB.I.G.の肉売り場と同じ業者だと聞いていました。ところが前回、Jasonsの肉の品揃えがB.I.G.と違ったので聞いてみた所、「違う会社」なのがわかりました。そして私としてはJasonsの方がランプやニュージーランド和牛を売っていたり(パブリカのB.I.Gにはない)、ちょっと気になっています。Jasonsも近々行って見るつもり。

肉にはかなりうるさい人からの情報で、Jason’sにあるニュージーランドWagyuが今の所一番美味しいと。キロ単価は600リンギ前後。和牛のA5より味が良いと言ってます。ダボ家としてはサシがばっちり入っている和牛・Wagyuはあまり好きじゃないのでこの辺の肉はあまり興味がありません。

ま、その他、肉の輸入商、卸商がいろいろありますが、ああいう専門のところから買うのって難しいんですよね。当然、ロットが大きくなりますから、肉も2キロ、3キロとかになるし、一番の問題は「見て確かめることが出来ない」という点。ま、全く駄目ということは無いのですが、見てから「思ったほどじゃない」ケースもあるものの、やっぱり私も妥協して付き合ってしまう部分があって、それと「信用度」の点でもちょっと感じるところがあるのです。こちらがド素人の個人なのは彼らはわかっているわけで、品質的にも価格的にも誤魔化された感が全くないわけでもないんです。彼らの「言い値」で買うしかありませんし。実はある業者を知人に紹介したのですが、「同じものなのに違う価格だった」こともあって、まぁ、素人なんだからしょうがないとは思うものの、安心しきれないものがあります。

そういう意味ではWmartって表示はちゃんとしているし、値段も皆同じですから、納得できます。

 
 
 

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