(本物の和牛A5)を安く売るプロモーションがあった。和牛の世界が変わるかも

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なぜかマレーシアでは牛肉の価格がどんどん高くなって、一般的なスーパーでは品質を落として価格を維持する動きがあるのは間違いがないと思います。

B.I.G.のような高級志向のスーパーではオーストラリア無印牛でもキロ単価が200リンギ以上は当たり前で、300リンギ近いものもある。オージーWagyuは当然それよりも高くて、500リンギ以上。

日本からの和牛は、本物の和牛と(日本では和牛と呼ばない)交雑種(F1 Wagyu)が市場に出ていて、素人が見てもその違いはわからず、価格的にはサーロインでもリブロースでも1000リンギ前後で非常に高い。でも交雑種をもっと高く売る業者がいるのは前の日記に書いた通り。そしてそれとは逆に本物の和牛をキロ単価880リンギぐらいで売る卸問屋のアウトレット(Wmart)があるのも書いた通り。そしてこのWmartではオージーWagyuや日本の和牛A5のマイナーな部位であるランプなどを売っていて、そのランプでもシャブシャブで十分美味しく食べられるのもわかってきた。このランプはキロ単価418リンギで、これよりも高いオージーWagyuよりはるかに美味しい。Wmartはオーストラリア無印牛も悪くないしかなり安いので、これからが楽しみです。

ま、私が知っている牛肉市場はとりあえずそんな感じですが、本日、パブリカのB.I.G.に行きました所、なぜか肉売り場に和牛がずら~~と並んでいるんですよ。

凄い量でしょ?これ全部和牛ですと。

なんなんだと思ったら、和牛のプロモーション中。どうせ高いのだろうと思ってみてみた所・・・・

なんでこんな安いの?Lot10の田丸屋で売っている(和牛ではない交雑種)の価格の半分以下なんですから。

リブロースがキロ単価590リンギット。田丸屋の交雑種は1350リンギット。

チャックのリブアイがキロ単価490リンギット。ちょっと硬いはず。

これって田丸屋と同じ交雑種かな?と思い、聞いてみた所、「本物の和牛のA5です」とシールを見せてくれました。安いじゃ~~~ん。\(^o^)/

A5のリブロースでキロ単価が590リンギってめちゃ安い。Wmartでさえ880リンギなんですから。田丸屋の(和牛ではない)交雑種がキロ1350リンギ。(Wmartと田丸屋は日本の同じ会社の肉)

そして売り場には日本から輸出している業者である「㈱にし阿波ビーフ」の人も来ていて、大きな塊を切って売っていました。これが日本人好みなのね。

こんな肉とか。シャブシャブ用。キロ単価490リンギ。

ショートリブ。キロ単価290リンギ。

ま、これだって高いと言えば高いのだけれど、他の店でいくらで売っているのかを考えてみると激安なんてもんじゃありません。

和牛のA5と言えども、A5って「美味しさの基準ではない」わけで、安っぽい和牛のA5なのかな?なんて思いますが、輸出業者の「㈱にし阿波ビーフ」の人が「日本とほぼ同じ値段です」と言っていましたし、これを輸入してB.I.G.に卸しているJ社のマネージャーのM氏(偶然そこにいて久しぶりに会った)もやる気満々で、勝負をかけてきたのかなという感じがしています。またこれからレストランへの卸も活発にやると言っていましたので、マレーシアの和牛業界に変化が出るかもね。

この値段で売られたら、まずオージーWagyuは全滅でしょう。

ちょっと立ち話をしていたのですが、交雑種のF1 Wagyuですが、それなりにマレーシアでは知られているようで、「F1 Wagyuは無いの?」と聞いてくるマレーシア人の客もいるとのこと。そしてなぜか彼らはF1 Wagyuの方が上だと思っている様だと。

これって客の勘違いでしかないし、そういう風に勘違いをするような売り方をしている日本企業があるわけで(伊勢丹+田丸屋)、またF1って車のF1レースをイメージして「世界最高峰の和牛」みたいに思っているのかもねと話をしていました。

そしてこのF1という交雑種ですが、今、日本でも問題になっているようです。悪徳業者がこれを和牛として販売していたり。日本でそれならマレーシアがまともなはずがないですよねぇ。(笑)

今回のプロモーションですが、昨日と今日だけですと。その後は肉売り場に若干置いて販売することになるけれど、価格は高くなるそうです。

また他のスーパーでプロモーションをする予定はあるのか聞いた所、「無い」そうです。

それは輸入商のJ社が今後どういうふうにするのかですね。レストラン卸にしてもスーパーに卸すにしても本物の和牛でこの値段なら競争力もあるだろうし(当然、卸値はもーっと安い)、マレーシアの和牛事情が大きく変わる予感がします。でも田丸屋にしてもWmartにしても価格的に負けますから(両者ともゼンカイミートという同じ日本のサプライヤー)、新たな手を打ってくるかもしれませんね。

でも和牛を普通に食べる人たちって限られているはずだし、そういう人たちって、和牛なんだか交雑種なんだか値段が高いんだか安いんだか、そういうことには無頓着な人が多いような気がします。気に入った店で気に入った肉を買って、それで満足していればそれ以上のことは考えないってのが普通かもしれませんね。

あ、そうそう。肉は一頭買いだそうで、いろいろな部位があります。もちろんランプ、ブレード、腿肉もあるし、スネ肉も持っている。ただし、牛タンやハラミは「内臓の分類」になるので輸入ができないらしい。

私が何を買ってきたかですが、そもそも和牛のサシがバッチリ入った肉は美味しいとは思うもののオエっとなりますし、あまり興味が無いのはいつも書いている通り。それより普通は脂が乗っていないブレード、ランプ、腿肉とかの方が興味があります。普通のオージービーフではほとんどサシが入っていないのが普通ですが、和牛ですとブレードやランプもまるで違うんですね。そういう肉でローストビーフにしたりするほうが私はワクワクしてきます。

こんな肉を塊で買ってみました。これでユッケかタタキか最近日本ではやっている「牛カツ」でも作ってみるつもり。キロ単価390リンギ。

それとミンチですが、スネ肉のミンチです。これに普通のオージービーフの腿肉でも混ぜれば面白いんじゃないかと。キロ単価98リンギ。

買おうと思ってやめたのがバラ肉です。これってカルビそのもので良さそうに思ったのですが、オエッとなるのは間違いがありませんし・・。キロ単価290リンギ。

最後に「脂身を持っていかれます?」なんて聞かれて、「はい、お願いします」と言ったらこんなごっそりくれた~~~。

これは小分けにして大事に使うつもり。(笑)

日本の本物の和牛が多く出回って今より安くなるにしても、我が家にはあまり関係ありません。興味のある肉が違いますから。

でも和牛が安くなってくれば、当然、和牛ではないF1 Wagyuも安く売らざるを得ないし、オージーWagyuを日本の本家本元の和牛より高く売るわけにも行きませんから、安い本物の和牛が出回ることで全体的な価格の押し下げ効果が出てくるのを楽しみにしています。

マレーシアの牛肉はまずい、和牛も大したことがないのに高いと思っている人たちには朗報だろうと思います。

 
 
 

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