(前に紹介した)ソフトバンクの社債が急落して恐ろしいことになっている。利回りが「8.8%」を超えた。

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このブログで2017年7月14日に「ソフトバンクが【利回り6.875%】の米ドル債を発行」と紹介しました。(このページ)

これは普通の社債ではなく劣後債のハイブリッド型でちょっと問題がありそうなので「(買うのを)見送ることにした」と書きました。(このページ)

どんな社債なのかわかりやすい画像を載せます。

二番目の画像の下の段の社債がそれです(小さくて見づらいですが、画像をクリックすると大きくなります)。ISIN番号が「XS1642686676」でクーポンが6.875、あの時点の価格が101.00~101.20でした。

日本国内ではソフトバンクは有名ですが、素人から見てもかなり大胆な借金+投資をしていてもしものときにはかなり危ない会社なのはわかります。当然、MoodyやS&Pの評価も低い。

でもこのクーポンの高さ、利回りの良さってスケベ根性丸出しの投資家は気になりますよね。(笑)

私もソフトバンクの普通の社債は持っているのに、このハイブリッド債の方は利回りが良いので買おうと思ったわけです。(笑)

でもソフトバンクがそもそも持っているリスクを考えると怖いと判断したのは前に書いた通り。

ただ純粋に投資という考え方ではなく、私としては(保守系の人は孫氏を信用できないという人は多いものの)彼が見ている「将来の世界の姿」には非常に興味があって、これから大変動を起こすであろう世界の中で生き残り、頭角を現すであろう数少ない会社の一社だと思っています。日本は世界第3位の経済力を持つ国ですが、将来への投資という点においては今の日本は「開発途上国並み」だと私は思っていて、国そのものも投資しないし、民間会社の投資金額は海外のトップランナーと比べると大人と子供の差がある。

でも欧米の彼らは強大な資本力をバックに持っていて、それに敵う日本企業は存在しない。でもソフトバンクは昔から(今はSBIのボス)である北尾吉孝氏と二人三脚で錬金術を駆使してあそこまで大きくした。彼らのやり方ってかなり強引で無理があるのは昔から同じで、見ている方はヒヤヒヤするし、いつか破綻するかもしれないという不安を払いきれない。

でも世界を相手にするにはその無理も必要なんだろうと思ったり。そうでなければいつか流されて消えていくんでしょう。

てなことを私は考えていまして、ソフトバンクに全力投球をして応援、投資することはできないですが関わりは持っていたいという願望はあるし、孫氏の出自は別にして「日本のエース」になる可能性があると思っています。

だからリスクを理解した上でソフトバンクの株なり社債なりに投資するのはありだと思うのですが、あのハイブリッド債の値下がりが凄い。

前置きが長くてすいませんが、債券価格が急落しています。(参照はここ)

紹介した時点の価格は101程度でしたから、18%も下落している。これじゃクーポンが高くても当然、今売ったら大赤字。

米ドルは金利上昇に向かっている(債券価格は下がる)にしてもこの下落は大きすぎると感じます。でも残念なことにこの下落の背景に何があるのかは私にはわからず。

この下落に関してある銀行マンに聞いたところ

「Thais is typical softbank volatility」

だとのことで全く慌てていない。

そんなもんなんですかねぇ。

じゃぁ、安くなったから「買い増し」、あるいは「新規に買う」人が増えてきそうな気がしないでもない。

なんせクーポンが6.875で、債券価格が82.48ってことは「利回りは年率8.83%」ってことですから。

しかし世界中の金利が低いままって困りますよね。日本もかつては7%程度で回る優良債券、転換社債なんてのもあったし、その後はオーストラリアに集中して為替動向にだけ気をつけていればどうにかなった。

でも今はどうにも身動きがとれないと感じます。大きなリスクを取りたくないから虎の子は債券投資するのに、こんなにボラティリティが高く、またリスクがあるのなら、それこそ株とか先物、あるいは為替売買でもしたほうがよっぽど良いと感じます。

そういうリスクを取りたくないから本丸の投資対象としての債券投資なのに、安全安心を全面に出すと3%なんてのが良いところ。そりゃリスクを取るとするならこのソフトバンクみたいなのもあるし、それこそこの手のジャンクボンドとでも言えるような部類は利回りが10%を超えるものがいくらでもある。

難しいですねぇ。

でも私はこれから世界に大変動が起こると予想していて、何年も前から言われ続けていた「中国経済の崩壊」は現実のものとして非常にうまくない状況だと思うし、トランプ氏はこのタイミングを見て総攻撃を始めたような気もするんですよ。彼は本気だろうと思うし、中国が世界基準の常識的な行動をするなら話は別ですが、今の中国はこれまで以上の「荒業」を使わなければ再浮上は出来ないはずで、「良い子」になるとは思えず。

中国って我々が考えている以上に「国内政治」に苦労しているようで、あの膨大な軍事費以上のお金を「治安維持」に使っていると言われているし、ここのところの「膨大な債務不履行企業の増え方が加速している」こと、大都市部での不動産価格にも陰りが見えだしたこと。そして当然、株価は下落しているわけで、今でも中国各地で毎日暴動がどこかで起きていると言われている状態がますます悪化するんじゃないですかね。

中国元の対米ドルの下落も半端じゃない。

元安は貿易戦争ではプラスに働くものの、これじゃ今までも凄いと言われた中国国内から海外に金を逃がそうとする人も増えるんじゃないですかね。ましてや株や不動産も陰りがでているわけで、利に目ざとい中国人がどう動くのか。でもこの下落もその動きの現れかもしれないですね。

中国の快進撃の原資は「対米貿易黒字」だと言われていて、稼いだドルをもとにして元を大量印刷して世界中にばら撒いてきた。でもそれが減り、国内でもとんでもないお金が必要なのに今まで以上に苦しくなるであろうことは間違いが無いんじゃないですかね。

となれば国内的にも「強い中国」を演出しないとならないわけで、貿易、経済以外の「手」を使うことは大いに考えられる。

トランプ氏は変人の様に言われているけれど、彼は結構緻密な計画を立ているように思うんですよ。減税も「来たるその時」の為の地ならしにも見えるし、台湾との関係強化も「何か」を想定しているとしか思えません。また最近、マティス氏が来日して「日米関係の強化」に言及したのも今後の情勢の変化を読んだ上でのことだろうと。北朝鮮問題ってのは突き詰めれば中国問題であって、単に核問題が(人権問題も)解決すればそれでOKってわけじゃないですよね。

でも中国の出方も全く素人には見えなくて、ひどいことをしていると思う尖閣に関してですが、どうも中国が尖閣に公船を送る時には「日本の官邸」に必ず連絡が入るとのこと。これって驚きで、着々と尖閣を狙っている中国に見えますが、これも中国にとっては「国内問題」でしかないのかもしれないと思ったり。でもま、それもまた中国の作戦かもしれず、どこに本意があるのかはわからず。

実は私は中国は尖閣を取りに来ないと思っています。

そもそも「中国の領土だ」という彼らの言い分を見てみると、「尖閣は台湾の一部」ということなんですね。だから中国の領土だという論理。台湾は台湾で尖閣は台湾領土だと主張しているわけで、もし、中国が尖閣に乗り込むことがあったとしたら、それは「台湾に対する宣戦布告」にもなってしまう。つまり台湾問題と尖閣問題は中国にとっては同等なわけで、まず尖閣だけを取りに来ることは出来ないんじゃないですかね。

でも日本人はここに気が付かないんだか、中国の非道をアピールしたいんだか、台湾との関係を言う政治家も評論家もいない。聞いたこともない。「日本の領土、尖閣」という視点でしかこの問題を見ていない。

どちらにしても中国は今かなりひどい経済状況にあるのは間違いがないようで、そもそもそれを乗り切るために一帯一路やアジアインフラ投資銀行(AIIB)構想も出てきたはずで、また各地で獲得した大規模工事などもうまく行っていないという報道が目立つ。国内では大企業の債務不履行が増大し、株価は低迷、不動産価格も低迷、そしてそれに追い打ちをかけるようなトランプ氏の経済、貿易戦争の宣戦布告。

窮鼠猫を噛むことがあるのに、大国中国はどうこの国難を逃げ切ろうとするのか。

北朝鮮問題に関してトランプ氏は楽観的に見えるけれど、私はあれは彼の作戦だと思うんですよ。アメリカでは「それじゃ甘い」と議会が強気に出て来ているし、それってトランプ氏に取っては好都合じゃないんですかね。北に寄り添うように見えるトランプ氏も、「約束を守れば」という大前提がそこにあるわけで、これこそが騙され続けたアメリカの新たな対北朝鮮戦略じゃないかと思うんですよ。ある日ある時、「おまえ、だましたな?」と大どんでん返しをしても大丈夫な雰囲気作りをしているようにさえ思えてきます。過去に騙され続けてきた世界ですが、対立しながらの説得ではなくて、懐の中に抱え込んでしまい逃げられなくするのがトランプ式じゃないかと。私はトランプ氏は北朝鮮を親米に変えてしまう構想も持っていると思うくらい。これも基本に対中問題があるからで、もし北朝鮮があの場所になければこんな問題にはならない。簡単に結論を出してしまうはず。

EUはEUで足並みが揃わないし、私には「地球が地鳴りを起こしつつ動き出した」ように感じます。

そんな時に、我々はどうやって資産の保全を考えるべきか、そしていかに稼いで資産を増やすべきか。

ソフトバンクの社債の利回りが良いなんて、そんなことに一喜一憂していて大丈夫なのか。

どんなことが世界に起きても必ず生き残る。そんな決意を新たにした2018年7月。

息子ともそんな話をしていまして、トレードも同じなんですね。利益が出れば良いってもんじゃなくて、もし世界経済が崩壊してもゼロから立ち上がる事ができるようなトレード手法を持たないと意味がない。大きな資金を動かしたり、長期投資で利益を出すってのは金持ちの発想でしかないと私は考えていて、大事なのは「今日」いかに利益を上げ、それを毎日増やしていかに大きくしていくかだと考えています。ま、根が商人だからそう思うのかもしれませんが、その発想は「職人」と同じで、「この技術があれば生きていける。食いっぱぐれはない」ものを大切にしたい。

私のような年頃になると、資産や所得を増やすことより「守る」ことに専念するようになるのが普通ですが、そういう「昔からの常識」で今後も大丈夫なんですかね。守りの姿勢で生きていた人たちって、阪神にしても東日本にしてもあの大震災で全てを失ってその後どう生き延びたのか。ここを他人事じゃなくて自分の問題として考えれば、今の自分に足りないもの、自分が持つべき才能、技術とはなんなのかすぐわかる。

「逃げ切れるかどうか・・・」ってのが年寄りの本音だとは思うけれど、私としては(マハティール氏を見習って)立ち上がって戦いたいし、その理念を息子やまだ見ぬ子達に伝えたいと考えています。せっかく日本から世界に出て「自由に自分の足で自分の人生を歩く」ことを覚えた子どもたちに是非とも「野良犬になっても生き抜く方法、倒れてもまた立ちあがる方法」を学んで欲しいです。

とまぁ、野良犬ダボは願っているわけです。そして皆が自由で、そしてそれぞれが自分の足で自分の人生を歩き、来年の今日はどこでなにをしているのかを自分で決められる人生を歩んで欲しい。

またいつもの脱線日記ですが、ソフトバンクの社債ってどんなもんなんですかね~~~~。(笑)

 
 
 

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