「豚の軟骨煮」が我が家の常備食になりそうだ

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ソーセージとかハム、あるいは叉焼を常時家に置いている家って結構多いと思うのですが、我が家は「豚の軟骨煮」が常備食になりそうです。

豚の軟骨。

これって日本でもある地域(沖縄とか)をのぞいては殆ど食べないようで、ご存知がない方も多いかもしれない。

この白い骨みたいなのは軟骨で、この肉を焼こうがちょっと煮込もうがこの白い部分は固くて食べられません。「骨だ」と誰しもが思うはず。

ところがこれは軟骨で、圧力鍋で30分~40分煮込むとトロンとしたまさにゼラチンの塊になる。でも10分や20分煮込んでも柔らかくはならず、せいぜい「柔らかいプラスチック」みたいな食感になるだけ。そもそも圧力鍋で30分以上圧力を掛けることってほとんどないわけで、ということはつまりこの軟骨が入っていても食べないケースが多いんじゃないですかね。

また圧力鍋を使わないとしたら、多分2時間以上煮込まないと軟骨は柔らかくならないかもしれない。

でもしっかり煮込むとこれがトロントロンになるんですね。骨の周りに付いているスジとかと同じ。アキレス腱の煮込んだものと同じような感じになる。

これってかなり美味しいと思う。

というかトロントロンのゼラチンですから味は味付け次第ということになりますが、我が家ではこれを和食と中華と間ぐらいの味付けにします。いわゆる「豚の角煮」の感じ。ベースは醤油で紹興酒とオイスターソースを入れますが、五香粉みたいなものは入れませんから和食のおかずにもなる。また叉焼みたいにラーメンのトッピング、焼き飯、焼きそばの具材にも使えて万能だと思います。

赤ワインで煮て洋風にしても美味しい。

私が豚の角煮が大好きで究極の角煮を作るのに悪戦苦闘していたのはこのブログの古くからの読者はご存知だと思いますが、この「豚の軟骨煮」を作るようになってからは全く豚の角煮に興味がなくなってしまいました。

歳を食らって「脂」に弱くなったせいもあると思いますが、この豚の軟骨煮を作るときには浮いてくる脂は極力取るようにしますし、肉自体も30分以上圧力鍋で圧力をかけますから「ほとんど脂身は無い」状態でヘルシーなのは間違いなし。でもゼラチンのトロントロンがあってなんとも言えない美味しさ。

これ、お薦め~~~~~。

日本在住の方は、肉屋でちょっと聞いてみたら良いと思います。これを普通に売っている肉屋、スーパーって少ないはずで(店によっては捨てるらしい)、でも豚を解体すれば必ず出てくる部位ですから頼んでおけば手に入るはず。価格はただ同然らしい。前にも書きましたが、日本に住む中国人がそれに気がついてコスパ抜群の肉になっているとのこと。

でもマレーシアって不思議で、豚肉の部位による価格の差ってあんまりないのね。だからこの軟骨も激安で買えることはない。というか中国人はこの部位を普通に食べるわけだから安く売るわけもない。

我が家ではこれを見つけたときには1キロ以上買って作り置き(小分けにして冷凍)しておきます。あると本当に便利。美味しいし。

シールには「Soft bone」と書いてあることが多いはず。

あるいはこんなシールになっている。(これは二年前の写真)

また中国人の店の場合は「脆骨」でわかるはず。

ただこの読み方がわからないので、ゴールドコースト時代ではこの写真をスマホに入れて見せるようにしていました。

 
 
 

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