「蔵(くら)@ワンワールドホテル」へ行ってみたけれど・・・

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私が楽膳や寿司ざんまいなどを経営するゼンショーグループって凄いと思うのは何度かこのブログに書いています。

厳しい日本人のスーパーバイザーや板前さんがいるわけでもないのに、「和食もどき」と言っては失礼なそこそこ美味しい和食を提供しているから。また支店があちこちにありますが、支店差も大きいとは思えず、それもたいしたもんだなぁと。

楽膳、寿司ざんまい、北海道市場、そして「蔵@ワンワールドホテル」は同じグループですが、蔵はその中でもレベルが高いと思っていました。前にはちゃんとした日本人の板前さんもいたし、刺し身もそこそこでしたから。でもあるころから日本人はいなくなり、ある時、「寿司カウンターのショーケースがあまりにも汚いので文句を言った」こともあったのはブログにも書きました。

その後は全く行っていなかったのですが、蔵の店の場所が(日本で言う)2階から1階、それもワンワールドホテルとワンウタマショッピングセンターが繋がっている人通りも非常に多い場所に移転した。

久しぶりにワンウタマに買い物に行きまして、新しい「蔵」の前を通ったのですが、どんな店なのか入ってみることに。

時間は平日の午後2時頃ですが、かなり客も入っていて繁盛店の様子。

実は、私は楽膳や寿司ざんまいは大したもんだなんて褒めちぎっていますが、近年は、刺し身や寿司はほとんど食べたことがありません。一番多いのは「鶏カツ重」。(笑)

その他定食がいろいろありますが、そこそこ良いし「和食」と呼んでも差し支えないと思っています。

でも刺し身やお寿司は?

かなり前は寿司ざんまいでも「大トロが美味しい」なんてことがあったのですが、ある時、寿司ざんまいでお寿司を食べて、「なんだこりゃ」と残念な思いをしてから寿司ざんまいでの刺し身、寿司は中止。でも楽膳はちょっとレベルが高いようで、刺し身や寿司は「美味しい~~~」ってことはないにしても、禁断症状が出た時にそれを和らげるには良いと思っていました。

さて、蔵ですが、昔のイメージもありますし、寿司ざんまい<楽膳<蔵というように、刺し身や寿司のレベルが上がるのかなと思っていたわけです。

ということでお寿司を含めていろいろ食べてみることに。

メニューを見て思ったことは、メニューの殆どが寿司ざんまい、楽膳と共通だという点。つまり違うのは店名だけで中身は一緒かもしれない。これはミッドバレーの北海道市場もそうで、初めて行ったときには同じグループだというのを知らなかったのですが、メニューを見たら楽膳そのものでしたのでスタッフに聞いたら同じグループだというのがわかった。(北海道市場で食べたのはそれが最初で最後。楽膳と同じなら近所の楽膳で食べれば十分ですから)

まずはビールで乾杯。久しぶりのサントリーモルツの「生」。美味しかった~~~。

そして前にも食べたことがあって、かな~~り美味しいと思った「豆アジの揚げたもの」。これもめちゃ旨。

久しぶりのあん肝。ま、これは一般の居酒屋で出てくる普通のあん肝。感激は皆無。

長芋明太焼き。長芋も明太も大好きなので期待していたのですが、う~~む、イマイチ。この店は「明太」を使った一品料理がいろいろあるのですが、その明太が美味しくないと思います。激安で全く美味しくない大きなチューブ入りの明太(業務用)をマレーシアの和食材輸入商から手に入れたことがありますが、まさにあれだろうと思いました。せっかくの明太でもこれじゃ全く意味がない。

出足好調だったのが段々とテンションが下がってきました。

銀鱈の照り焼きですが、塩焼きにするべきでした。甘すぎ。やっぱり銀鱈は家で食べるものだと再確認。(笑)

牡蠣グラタン。味は普通で、小さな牡蠣が入っていました。でも「味は普通」というのはマレーシアでは大事なことなんですよね。「普通」というのは「評価できる」という意味になる。(笑)

そして私が楽しみにしていた「板長おすすめ寿司」(RM120)

やっぱりメニューの写真とはかなり違いますね(笑)。パッと見ただけでも美味しさは伝わってこないし、それは食べても同じ。大トロが二貫入っていますが、どちらも水っぽくて全然駄目。でも「ヒラメのエンガワ」が入っていて、これが一番良かったかも。

この寿司セットはRM120の価値は無いと思いましたが、マレーシアですからこれで良しとしないとならないんですかね。(創おまかせダイニング@ミッドバレーの方が高いけれどコスパは間違いなく良いと思いました)

ヨメさんが楽しみにしてた〆鯖の押し寿司。小さな小さななんてことのない〆鯖が入っていて、シャリは酢が効きすぎ。

大失敗なのはこれを最初に二皿頼んでしまったこと。(一つはお持ち帰り)

そして、我が家族の皆が好きな鶏のから揚げ。鶏のから揚げは家でしょっちゅう作りますし、それなりに美味しいですから外食で食べる必要もないのですが、たまにプロの唐揚げも食べないと家の唐揚げの進歩がないんですね。

でもこれがパッサパサで美味しくなく、残すことに。我が家では外食をしてもよっぽどのことがないと残さないし、残すなら持ち帰りをするのですが、この唐揚げは誰も持って帰ろうとは言わず。ヨメさんは「そもそも盛り付けが客に出す盛り付けじゃない」と怒っていました。(笑)

とまぁ、こんな結果でした。

食べながら思ったのは「楽膳グループは凄い。大したもんだ。なんてブログに書いて失敗したなぁ」ってこと。

いつも楽膳や寿司ざんまいで食べるのは「定食」なんですよ。それも刺し身、寿司関係は食べない。一番多いのが「鶏カツ重」でこれは美味しいと思っていますが、やっぱり刺し身、寿司関係は駄目ですねぇ。

昔の蔵ですが、マレーシアに旅行に来たときにはワンワールドホテルが定宿で(今でも一番好きなホテル)、滞在中に複数回「蔵」に行って寿司カウンターでいろいろ食べることもあったのですが、今の蔵は寿司ざんまい、楽膳と同じ。蔵へ行く意味はまったくないと思いました。

「楽膳や寿司ざんまい、蔵、北海道市場のダイショーグループは凄い。大したもんだ」というのを撤回させていただきます。m(_ _)m

もうこの店に二度と来ることはないねと、家族3人で話をしつつ家に向かいました。

つーことは楽膳、寿司ざんまいも同じってことなんですが、「鶏カツ重」だけは食べに行こうと思います。ああ、それと「豆アジの揚げたもの」。(笑)

 
 
 

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