韓国の「逆襲」が始まった?

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レーダー照射事件で、防衛省は「(らちが明かないので)協議は中止する」という声明を出しましたが、私としてはだろうな、と思います。コロコロ言うことが変わり、わけのわからないことを言い出す相手と協議ができるわけがない。「自分は悪くない」「お前が悪い」というのならその証拠を出せばいいのに、それもせずに騒ぐだけですもんねぇ。

日本としては哨戒機が手に入れた「生データ」を出せばはっきりするんでしょうが、やっぱりそれは出来ないと軍事関係者は言いますね。

まず、哨戒機のデータ収集能力がわかってしまうのと、生データを出すとそれに対抗処置ができてしまうそうで(同じ電波を発信してジャミングが可能)、韓国のあのレーダーはもう使えなくなると。また同じレーダーを使う他国にも迷惑がかかると。

でもこの辺は大げさに思いますわ。レーダーにはそれぞれ指紋みたいなのがあって識別が可能らしいけれど(もし皆同じだったら使えない)、微妙に変更することが可能になっておらず相手にデータが渡ったらもう使えないなんていうレーダーが今の時代存在するとは思えず。また哨戒機のデータ収集能力とか、火器管制レーダーも古いタイプらしいし、いまさらそれを隠す必要があるんですかね。各国はとうの昔に「わかっている」ことだろうと思うし、全くわからないとしたらあまりにもお粗末としか言いようがないと思う。でもま、生データを公表しないってのは「紳士協定」みたいなものがあるんだろうとは思います。また当然、そのデータは極秘でレベルも最高度なんだろうとは思いますが。

だからやっぱり日本も「韓国叩き」に今回の事案を利用しているとしか私には思えないし、「韓国とはこういう国だ」というのを日本国民や世界に知らしめることができればそれで成功なんでしょう。

それは韓国にもわかるはずで、これから頑張って日本を叩こうと思っていた時に「梯子を外された」と感じるんじゃないですかね。

このままだまっているわけにはいかない、であろうことは誰にでもわかる。

と思ったら、案の定、動き出した。

自衛隊の哨戒機が「再び、威嚇をした」と。

(朝鮮日報日本語版) 韓国軍当局「日本の哨戒機の近接飛行、明白な挑発」

 韓国国防部は23日、日本の海上自衛隊所属の海上哨戒機が、作戦行動中の韓国海軍の艦艇に向かって近接威嚇飛行を行ったと発表した。

【図】韓日「レーダー照射問題」の経緯

 ソウルの合同参謀本部(合参)作戦本部長は23日、竜山の国防部庁舎で緊急ブリーフィングを開き、「きょう午後2時3分ごろ、離於島(中国名:蘇岩礁)付近の海域で、日本の哨戒機が韓国海軍の艦艇を明確に識別している状況にもかかわらず距離およそ540メートル、高度およそ60-70メートルで低空近接威嚇飛行を行ったのは明白な挑発行為とみなす」と強調した。

 合参のソ・ウク作戦本部長は「昨年12月20日の日本の低高度近接威嚇飛行に関して、これまでわれわれ韓国が忍耐しつつ自制した対応を行っていたにもかかわらず、日本は今年1月18日と22日にも韓国海軍の艦艇に対し近接威嚇飛行を実施した」と説明した。

 続いて「こうした事実について、日本政府にはっきりと再発防止を要請したにもかかわらず、きょう再びこのような低高度近接威嚇飛行を行ったのは、友邦国の艦艇に対する明白な挑発行為」だとして、「日本の意図を疑わざるを得ず、これを強く糾弾する」と発言した。

 さらにソ・ウク作戦本部長は「このような行為がまた繰り返された場合、わが軍の対応行動守則に従って協力に対応していく」と警告した。

 日本は昨年12月20日にも東海(日本海)で、遭難した北朝鮮船舶を救助していた韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」に向かって低空で威嚇飛行を行った。日本側は、「広開土大王」がP1哨戒機に対してレーダーを照射したと主張した。

 日本は今月21日、哨戒機威嚇飛行をめぐる問題についての協議を一方的に打ち切ると宣言した後、意図的に哨戒機の威嚇飛行を再現したものとみられる。

これの証拠となるような映像をもうすぐ出すみたいですが、楽しみです。また韓国の戦艦も「3次元レーダー」を搭載しているなら、高度も含めた詳細なデータを持っているはずだから、それを出せば一発で誰が嘘をついているかわかる。

また韓国は「日本がこういうことを続けるのなら」「自衛権的措置の「対応行動守則」を行う」と。これって何かというと、「警告通信、火器管制レーダーの稼働、警告射撃を含む兵器システムの稼働をする」という友好国とは思えない、「宣戦布告」に近いこと。

でも私は「自衛隊機がそういう飛行をした可能性」を否定はしておらず、わざと韓国の出方を確かめようとすることもあるかもしれないと思っています。

ただ、韓国のいう威嚇の定義がメチャクチャで、日本に証拠を出せと言われた時に「威嚇されたほうが、威嚇と感じれば、それは威嚇だ」という論理性がまるでない返答を数度繰り返すわけですから、今回も客観的に判断できる証拠は出してこないかもしれませんね。

なんで韓国ってここまで日本に突っかかってくるかに関しては、前の日記に一つの考え方を書きましたが、やっぱりムンジェイン大統領は「左派の支持を得て大統領になった」のを忘れてはならないと思うんですよ。そして大統領側近や重要なポストにかつての左翼活動家が入っている。彼らは「新北、反日」で、歴史上から日本の痕跡を綺麗に消し(独立記念日も変えようとしている)、精算し、南北統一を夢見ている。

左派革命が進行中と考えれば韓国の変化が見えてくる。

今回のレーダー照射って「誰が見ても韓国がおかしい」と私は思うのだけれど、韓国国内では「日本は酷い」と怒る国民は多く、「日本に対して強く出るべきだ」という世論は大きい。

これってムンジェイン氏にしてみれば、「反日勢力を固め、国民をその方向に向ける」のに大事な時期で、親日派から発言の機会を奪い、日韓の距離を置くことそのものが「北朝鮮との融和にプラスに働く」と考えているはず。

ムンジェイン氏は、「自分の息のかかった人たち」を最高裁に送り込んで「徴用工に有利な判決」を出させた。そして「三権分立に敬意を払え」と日本にいう。そして日本との条約を配慮した前最高裁長官を行政が逮捕する。三権分立じゃないじゃないですか。

バカじゃないかと思うけれど、人事の入れ替えはありとあらゆるセクションで行われてて、これは軍部も同じらしい。つまり、ムンジェイン氏が直接司令を出さずとも「ちゃんと忖度してくる人材」がすでに要所を抑えているってことじゃないんですかね。

さて日本はどうすれば良いのか。

これに関してですが、昨日紹介した動画の中で「西岡氏」がなるほどと思うことを言っていた。

「三権分立は日本も同じで、徴用工に請求権はないと最高裁で結論が出ている。」

「それなのに、もしも日本企業の財産を没収するという「行動」に出た場合、それは日本の法律で言えば「強盗」に当たる」

「つまり、徴用工問題に関わっている人たちが【日本国内に足を踏み入れた】時点で、【逮捕しなければならない】と。」

また没収の執行は裁判所がするのではなくて「行政」なんですってね。私はこの辺はわかりませんが、もし行政がそれを行えば、条約違反である証拠となってしまう。

また新日鐵住金にしても判決が出た人は「代表」であって、徴用工として請求権があるとされる20万人の一部でしか無い。それなのに、全員に慰謝料(賠償金ではない)が渡らずに一部の徴用工(ないしはいわゆる徴用工)のみにお金が渡ったとしても、それで終わりにすることは出来ない。大暴動になると。だから「一部の人達に没収を実行させることはない」と。

彼らは(日本にガンガンプレッシャーを掛けて)「日本政府、企業を巻き込んで、財団を作るのを目標としていた」のかもしれませんね。でもそのあてが外れたら、身動きが取れない状態になる。そんなアホなと思うけれど、理想主義に走るムンジェイン氏って選挙中から「理想主義者」なのは見えていたし、経済政策にしても「底が浅い」と感じていた人は多いんじゃない?ああやって「(彼の考える)高い理想に向かって突っ走る」からこそ、落とし穴はいくらでも出来てしまうんじゃないですかね。

また、「本来は韓国政府が賠償するべきだ」と考える元徴用工が韓国政府を訴えることも起きていて、さて、こちらはどうするのか。

つまり、非常に危うい立場にあるのは日本政府、日本企業ではなくて「韓国だ」という考え方が成り立つ様子。

嘘を付き続けるのは「自分に有利な方向へ動かす」ためであろうけれど、それが成功せず、最終的なところまで話が進んでしまえば、「国交断絶」だって起こりうるわけで、そこまで彼らの腹はすわっているのかどうか。

だから日本は下手に動かず、主張するべきことを主張していれば、韓国は身動きが取れなくなるという考え方が成り立つ。ましてや「賠償すべきは韓国政府」という声が韓国内で高まったらとんでもない巨大な墓穴を掘る事になる。でも今回の判決は「賠償金」ではなくて「慰謝料」だというところが逃げ道になるんでしょう。でもそれとは別の「賠償すべきは韓国政府」という考え方が韓国内で広まる可能性はある。

レーダー照射にしても歴史問題に発する様々な問題も、そして韓国の憲法の前文に書いている「韓国の成り立ち」に関する【嘘】も、それを通すためには嘘に嘘の上塗りを繰り返すしかないわけで、いつか必ず墓穴を掘るだろうと思います。

なーんてのは甘い考え方で、彼らのご都合主義は一体何年続いているのか。「嘘なんかばれるさ」と思ってもなかなかバレない。

だからこそ明治時代に福沢諭吉が書いたとされる「脱亜論」が今、再び見直されるわけで、彼らのああいう言動は歴史そのもので、昨日今日始まったことではないという認識は大事なんだろうと思います。

また国内なら法律があるものの、国家間には絶対守らなければならない法律もなく、「お前はうそばかりついている」と他国に言ってもどうにもならない。これは韓国、中国、北朝鮮だけじゃなくて、ロシアも、アメリカも同じ。どこもしゃーしゃーと嘘をついて自国に都合の良いことを主張し、押し通す。

日本もそうしろとは思わないけれど、話し合いの最初に「いつもご迷惑をかけます。どうもすいません」と頭を下げてから始めるような外交は最悪だと思う。

でもそういう国になったのは、日本を占領したアメリカ軍の「WGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)」が成功したからであり、それに協力した左翼の影響が大きい。終戦後、日本の保守派は占領軍によりパージ(追放)され、その後釜に座ったのは左派。日本の「戦争やむなし」と国民を大いに煽った朝日新聞も豹変して左側に着いた。

でも時と共に日本中を牛耳った左翼もだんだんと入れ替わり、世の中の流れとともに変わっていった。でもその時代にとりのこされたのが「教育の場」であり、大学の学長なり、教授の方針はそのまま次へ次へと受け継がれていった。これに反するものは現場から追放され、出世も出来ない閉鎖的社会が残り、私のようなジジーはもちろんのこと、今まだ小さい子どもたちも左翼教育がなされている状態(全部が全部そうじゃないのは当たり前)。恐ろしいと思いますわ。

「それは左翼思想である」ということに気づかず、「常識」として信じ込んでしまう。でもそれは「保守」も同じなんでしょう。「日本人はこうあるべき」という刷り込みをする点では同じ。でも私が面白いと思うのは、左翼思想を元に教育された私みたいな年代も、今の若者たちも、「保守思想の重要性」に気がついて変わってきた歴史もあるということ。今は左翼が政権をとっていないという事実も素晴らしいと私は思う。(でも今の自民党がベストは全く私は思っていない。それどころかかなり酷いと思う。)

でも左翼も頑張っていて、それは今年のセンター試験の日本史B(世界史ではないところに注目)の問題にも現れているらしい。受かるためには「自虐史観」だろうが「近隣国は素晴らしい」という外国賛美をも「それを学び理解しなければ試験に落ちる」状態が作られているのには驚きとしか言いようがないと思いますわ。

さてさて、私は韓国の動きはこれからもウォッチしていきます。

---------(後記)-----------

韓国が5枚の画像を発表した。映像のはずがなぜか画像。

そしてその画像は・・・・。馬鹿らしいからここに出す気もしません。が出します。

クリックすると大きくなります。

高度も何もわからない、自衛隊機の画像。ただし、ボヤケている「数値」を拡大してみるとこれは多分高度でフィート表示ですが、60-70メートルに相当する数字なのはわかる。でも「どこを飛んでいる時」かってのはこれではわからない。500メートル以上離れていて低空飛行をしても全く問題ないことを忘れてはならない。

望遠レンズを使えば大きく映るし、機体を画像いっぱいにすれば近くを飛んでいるようには見える。

水平線も一緒に写さず、この画像だけで「低空飛行だ」「近接した」「驚異だ」というのって、それこそ韓国軍ってバカの集まりとしか言いようがないと思います。韓国戦艦は自衛隊機を攻撃する装備をしていて、自衛隊の哨戒機は戦艦を攻撃する装備も持っていないにもかかわらずですよ。だから「嘘」だと私は思うわけ。

嘘がバレて慌てた子供がわけのわからないことを叫び続けるのに似ていると私は思う。

いつも国内外に「プロパガンダ」ばかりしている連中は、「誰にでもわかる証拠」を使うということを考えないのかと思うくらい。

韓国や中国が「日本人による虐殺」として出している写真の多くは「全く関係ない写真」どころか「日本人が虐殺されている写真」であることもあるのは、日本人の団体、個人によって「いつどこで起きた事件の写真で、どこで使われたものか」という反証がこまめに行われているのを皆さんご存知だろうか。でもそれを日本政府も、外務省も取り上げないから、世界では「日本人の蛮行」として広まっている。

なぜ日本の政府はこうまでも中韓に気を使うのか。私には全く理解できず。

でも今回に限ってはうまくやっていると思う。岩屋防衛大臣はビビリ屋なのか、腰が引けてる感じはするにしても。でもあれも役割分担なのかもね。

 
 
 

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