数日前ですが、息子の誕生日なので皆で食事に行きました。いつもの「Ti Chen@Saujana Resort」です。
最近は皆で中華っていうと「(93歳を超え年老いた父の住まいから非常に近い)Ti Chen@Saujana Resort」ばっかりなのですが、今回はちょっくら失敗しました。
店に着いてから気がついた。メニューは正月のコース料理+少々の一品料理しかないってことを。私達は「点心+一品料理」を食べたいのだけれど、去年も同じ失敗をしたのを忘れていました。
しょうがないのでコース料理。
当然、「イーサン(魚生)」が出てくるわけですが、我らとしては「喪中」でお祝い事はないのに・・・・。バカだ~~~~~~~~。でも誰も「イーサンはパスしよう」なんてことは言わない我が一族。
そもそもコース料理だってそれぞれ縁起物が出てくるんじゃないかと思うし・・。諦めた。
ということで(何年ぶりかの)イーサン(魚生)。
スタッフが刺し身だとかいろいろ足してくれる。
見ていると「甘そうなソース(多分プラムソース)」を掛けようとしているので「ちょっとだけにしてね」とお願い。でも彼は「ちょっと残した」だけでたっぷり掛けてやんの。あ~~あ。(T_T)
出来上がり。
皆で立ち上がって、それぞれが箸を持って混ぜる。混ぜる。懲りずに混ぜる。
これがですねぇ、なんてことないのは今まで何度か経験していますが、美味しい~~。でもあま~~~~~い。
次はスープ。アワビと魚の浮き袋、そしてホタテの可愛い貝柱(乾燥したのを戻したもの)が入ってる。
昔はこんなのが出てくると大喜びをしたもんだけれど、どうせこれは安っちい缶詰か冷凍ものだろうし(近年はどこでも安く売ってる)、産地も怪しげな干し貝柱も恐ろしいレベルのがマレーシアで流通しているのがわかっているから、期待は全くなし。
で、食べてみたら予想通り。鮑も見た目だけで、鮑の味がはるか遠くにちょっと感じるレベル。ホタテは雑な味。私は綺麗にスープを食べきったけれど、半分以上残した家族も数人。期待と現実の差が大きくて食べる気が失せるんじゃないかなぁ。
「高級っぽいだけ」の食材って、なんだか騙されているような、「お前はこれでいいだろ?」と言われているような(笑)、変な感じですわ。
でもこれは美味しかった~~。この「Ti Chen@Saujana Resort」に行くと必ず食べる「スモークト ダック」。本当に美味しいと思う。これが入っているコースを頼んだのは大正解。
そして見事に大きな、形も綺麗な椎茸の炒め煮。
これも美味しかった。でも横に付いている「小さな巾着」みたいなのは「魚のすり身」が入っていて、これがチト生臭い。(T_T)
次にそこそこ美味しそうな魚が出てきたけれど・・・。
脂も全く乗っていないし、ゼラチン質も少なくて、パサパサということは無いにしてもがっかり。安い「Golden Pomfret(マナガツオもどき)」の方がよっぽど美味しいと思うなぁ。
この店はいつもガラガラで毎月赤字であろうことは誰にでもわかるような店だし、一年に一度、正月ぐらいは儲けを出すようなことをしても「頑張れよ~」と常連は言うべきか?
エビの「卵の黄身」と炒めたもの。この(ダックの塩漬け卵の)黄身は好き嫌いが分かれるけれど、私は結構好きで、エビも悪くなかった。でも私が知っている種類のエビではない。なんだろう、これ。
このチマキは美味しかった。
しかしどれもこれも甘いのには参った。今回はいつもより甘い。どうしてだろうか。
でもま、「(亡くなった)オカーサンがいたら喜んだろうね。甘いのが好きで、「甘くて美味しい~」ってのがオカーサンの口癖だったし」なんて皆で思い出話。
ところが~~~~~
デザートの「お汁粉とアイスクリーム」のお汁粉が甘くない。それぞれの料理のほうが甘かった。(笑)
次の揚げ物の中に入っているのは「モチゴメ粉」と「果汁」で作ったものだと思うけれど、餅好きの私は美味しいと思った。
これにて終了。
なんだか中途半端な「Ti Chen@Saujana Resort」の正月コース料理でした。正月って値段も高いし「いつものCIMBカードの20%オフ」もないし、普通の時の「点心+一品料理」が良いなぁ。美味してくコスパも良い。
私はいつもケチ臭くコスパのことを書くけれど、これは正月のご祝儀みたいなもんだと諦めるしか無いですね。
そして思ったことは、本当に美味しいちゃんとした中華の正月料理を食べるとなれば、今回の2-3倍の料金は払わないと駄目なんだろうってこと。
でもそういう「高級な料理」を食べたいわけじゃないから、普通のもので美味しいものってあるわけだからそんなものを食べたい。
「モドキ」「中途半端なもの」を食べるのはやめたいなぁ・・・・・・・・・。