日本の専門家は接触を8割削減すれば、感染の抑制は出来ると考えている様子。
安倍さんはこういった。
「緊急事態を1カ月で脱出するためには、人と人との接触を7割から8割削減することが前提だ」
安倍さんに何がわかるわけでもなく、何を根拠にこれを言うかというとそれは「厚生労働省クラスター対策班の計算がもと」になっていると。
対策班の西浦博・北海道大教授はドイツの状況から推定し、感染者1人が平均で2・5人に感染させるとして、人と会うなどの人と接触する行動を「6割」抑えると感染拡大が減少に転じると計算した。
しかし、要請ですべての人の行動が変わるわけではないので、少し多めの「8割」減を人口全体で設定した、とツイッターで解説している。
やっぱり・・・と私は思いましたよ。
これって「株式投資やFX投資でどうするべきかを【経済学者に聞く】のと同じ」レベル。
「恋愛成就の方法を【心理学者に聞く】のと同じ」レベル。
昔から「大学教授に金儲けがうまい人はいない」って言われるのと同じ。
要はですね、【7-8割の接触を削減できれば感染は抑制できる】のは正しいとしても、問題は「どうやって人々に7-8割の接触削減をさせるか」でしょ?
どうして各国は「ロックダウン、活動制限令」を出すのか?
各国も同じようなことを考えて、同じ様な結果を期待しているんじゃない?
でも「7-8割の接触削減をして欲しい」なんて【手の内をバラすようなことはしない】のが普通。
営業マンが顧客と交渉をする時に、「社内では15%までの値引きが認められている」としましょう。でもそれを顧客に言うバカはいないじゃないですか。
あるいは「最近、飲酒運転による事故が多発しているので気をつけてください」とアナウンスがあって、「それに従う人が80%いた」としましょう。でも【そんなの関係ないねと考える人達は、残りの20%の中にいる】ってことじゃないんですかね。
自粛するべきなのがわかっているのに「海外旅行に行ったり」「飲み会を開いたり」、そういう事をやっているから感染が広がったんじゃないんですか?
営業の自粛にしても「そんなことをしたら生きていけない」「気にしなくても大丈夫だってば~」「俺は自分の責任において好きにさせてもらう」という人たちをどうやって止めるのか。
そもそも「自分の責任」「自分がやるべきこと」を日頃から考える人達には「自粛要請も活動制限令(MCO)」も必要ないってこともわからないんだろうね~。
でも自粛だ、活動制限令だというのが出ても、「生活を変えない人」がマレーシアでもいくらでもいたわけで、「最近は逮捕されるんだってね?」なんてことになってやっと生活を変えた人が多いハズ。
日本のあれじゃ5-6割の接触削減が出来れば上出来だと思う。
でも日本の法律では「私権の制限」は出来ない。憲法を変えないと無理。でも他に方法があるらしいけれど、「人権派、市民派の野党」が【猛反発する】のは目に見えている。
今回の日本の緊急事態宣言に対して、「海外から生ぬるいという批判」を受けた時に、 竹田恒泰(作家)は言った。
「民度の低い国からとやかく言われたくない。日本人は決めたことは守る」と。
どうなりますか。
私達はそのうち「日本人の真実」を見ることになる。
-----(追記)-----
私が何よりも不思議に思うのは、安倍さんがこうも言うこと。
「もう一段の国民の協力が不可欠だ」
違うでしょ~~~~~。
安倍さんが言うべきことは「貴方や貴方の愛する人の命がどうなるかは、貴方の行動一つで決まる」でしょ。
幼稚園じゃないんだからさ~~~~、お願いしますよ~~。はっきり言え~~~~~~~~~~。