包丁が切れないとどうして駄目なのかがよ~~く分かる動画(オタク向け)

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料理は全然駄目なのに、なぜか包丁が好きな私ですが、面白い動画がありました。

「包丁は切れる方が良い」のは誰でも知っていますが、「切れる」というのはどの程度のものなのかをわかっている素人は少ないと思う。そして私達の中には「プロじゃないんだから・・」という諦めというか言い訳というかそれがある。

これは私も同じで、包丁好きは「研ぐのも好き」だと思うのだけれど、研ぎも奥が深いんですよね。切れが良くても長持ちしないと駄目だし、当然それは包丁の鋼材や形状にも関係があって、単に切れる包丁が良いわけでもない。そしてそれは「何をどう切るか」によってまるで違う。さて「切れる」とはどういう状態を言うのか。

そういう深い世界を簡単に理解する、説明するってとんでもない時間がかかるわけですが、プロではない私達も多少は知っていたほうが良いことは間違いなくあると思っています。

でも知識欲とか、良い包丁が欲しい、ちゃんと研ぎたいという欲求も「実際に使って明らかに良さ、違いがはっきりしている」必要があると思っています。でも私の場合は「切れる包丁のほうが気持ちが良い」レベルで、実際に料理をする上で「何が大きく違うのか」はわからない。

とはいうものの「刺し身」の場合はわかりやすいですよね。切れない包丁、切れる包丁の違いは「刺し身の美味しさに直結する」のは素人でもわかる。(また切れる包丁で玉ねぎを刻むと「涙が出ない」と言われている)

それは断面のスムーズさであり、切れる包丁は「細胞が壊れない、潰れない」ことによってその微妙な差を人間の舌は感じることが出来る。でも「舌触りは違う」にしても「味まで違うか?」となると、もう私にはわからない世界。

でもプロはそこまで拘っている。

不思議な世界ですよね。

でもそのへんを知りたくて、ネットで検索してもなかなかわからないのね。そういうプロの域の話が得意なプロって少ないし、また製造業者も詳しいはずだけれど、細かな専門的な話になってもわからない。逆に、素人の話はどこまで本当かわからない。

私は料理レシピはユーチューブで見ることに決めていて、レシピ集であるサイトは一切見ません。これらって印刷されたレシピ集と同じで、「実際の料理中の大事なことがわからない」のね。それは調味料にしても入れるタイミングとか、入れ方、手の動き、鍋の扱い方など、ユーチューブのレシピは文字と画像のレシピの何十倍の内容があると思っています。

でも料理番組はこれまた駄目なのね。テレビもそうですが、「短い時間の中に集約する」から「大筋しかわからない」。私にしてみると「これを見て作れると思うなら作ってみな」というプロの意地悪ささえ感じてしまう。(笑)

ところがユーチューブの場合は、情報量が多いのね。だから材料がなんじゃ、調味料がどのくらいでという一般的なレシピとは全く違う。

でも素人なのに料理のうまい人もいれば下手くそもいて、プライドが半端じゃないプロもいれば、「本当にプロか?」みたいな人もいる。ま、その辺は自分に合う人を探すしか無いわけですが、料理チャンネルを100チャンネル以上登録しているアホな私が、その中でも「必ず見る」「注意をしながら見る」のは10チャンネルぐらいかな。

その中のひとつ、「COCOCOROチャンネル」というのがあります。

この主ってちょっと変わっていて、レストランのオーナーなんですが、「プロ中のプロ」というイメージはなくて、「素人じゃないのか?」と思うところもある。ところがそれだからこそ、私達素人が知りたいことをわかっているのね。そして本人は「オタク系」だから、内容がおもしろいんですよ。プロならやらないことも実験するし、彼の立ち位置は「家庭料理をいかに美味しく作るか」なのね。

オススメのユーチューバーの一人です。

YouTube

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彼がオタク系なのは間違いがないのだけれど、彼の目線で見た「あるべきまな板」とか「あるべき包丁」というのが凄く良さそうなのね。私は彼がプロデュースするまな板は買いませんでしたが、製造元から大きめのものを買いました。

そして包丁。

包丁はそれなりに私も勉強していますが、上に書いたように、「切れる包丁は味まで違う」というのはわからないのね。

ところが今回、彼はそこを説明する動画を出した。そして「あるべき包丁、砥石をプロデュース」して売り出した。クラウドファンディングね。

なんだ、商品を売りたいだけかと思ったこともあるんですが、でもやっぱり彼の探究心、良いものを自分も使いたいというのが先行しているのがわかる。

彼のいう「切れる包丁は何が違うのか」という動画。包丁好きはちょっと見てください。私はこういう実験を見たことがないのでびっくりしました。

【切れる包丁で切ると味も変わる!!」

 

 

もうちょっと詳しい話。

トマトを切れる包丁、切れない包丁で切った場合、味にどういう違いがあるかセンサーで計測した値。こういうことを科学的に研究している「一般社団法人 日本包丁研ぎ協会」も存在するんですと。面白いですね~~。

 

彼のプロデュースした包丁、研ぎ石を買う必要はなく、何が重要なのかはわかれば、自分がすでに持っている包丁でそれをやればよいだけで、また新しい包丁が欲しいと思っても、彼の包丁である必要はない。でも鋼材の違いとか砥石の違いがわかるほど興味を持っていない人なら、彼の包丁+砥石を買うのもありかもしれない。

錆びないステンレス鋼材で、しかもステンレス鋼材では最良と言われる「V金10号」をつかっている包丁。またそれを研ぎやすい、素人でもできるような砥石も作ってますから、これを買っちゃうというのも一つの手。でも私もV金10号の包丁もそこそこの砥石も持っているので買いません。

興味を持った方は、是非、包丁や研ぎ石に関する彼の動画も見てみてください。製造現場の映像や、プロに話を聞いたり、その内容はテレビの特集とは違って「生活感」「現場感」があって面白いと思いました。

さぁて、家にある包丁をきっちり研いで、自分でも確かめてみよう。

全然、違いがわからなかったりして。

私のベロの性能の問題もあるのがわかっているし、こればかりはどうにもならず。(笑)

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