【重要】届かない日本からのEMSのその後。「通関は終わった」と連絡あり。一体何が起きているのか?

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EMSが税関で止められているとトラッキング情報に出ることがある

日本からのEMSが税関で止められたのは11月24日。それはトラッキング情報を見てわかりました。

税関で止められた経験はいままで7,8回あったので慣れているつもりだったのがですが、今回は今までとは全く違う動き。今日は12月11日ですが、まだ受領できていません。

通関をどう行うか。二種類の方法がある

基本的に自分に時間があったり、すぐに手に入れたい場合は、そのトラッキング情報があったらすぐに「自分で」KLIA近くにある「POS International Hub」へ行くことが多かったです。そこには税関もあって、「荷物の(仮)受け取り⇛通関⇛税金の支払い⇛受け取り」となりますが、結構待たされることもあって、半日は潰れてしまう。ただし、これはギャンブルでもあって、その場所に該当EMSがあるのかどうかの確証はなく、でも調べずに私はとにかく行きました。(そこに必ず存在するのか【事前に】調べるのは簡単ではないのでとりあえず行ってみるという考え方。でも今までは必ずそこに留め置かれていた)(でも今後はわからない)

 

自分で取りに行く場合の説明。(2017年の情報)

Dabo's life in KL, Malaysia

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 日本からのEMSは早ければ3日、普通…

また一度、「検疫が必要」と言われたことがあって、このときは荷物を持って別の建物にある検疫(歩いていける距離じゃない)まで行き、当然そこでも半端じゃない時間がかかって、挙句の果ては「該当品を放棄する(没収ではなく、放棄か送り返すか選ぶ)(異論があれば裁判)」ことになって、そんなことなら「検疫が必要です」と言われた時点で「放棄します」と言ったほうが良かったと思ったり。

どちらにしても、International Hubは遠い、時間がかかると言っても、「その日に終わる」のは間違いがなくてそれなりに良いと思っています。

でもあそこまで行って半日潰すのも馬鹿らしいと思うようになってきて、また急ぐものではなければ「通関はPOSに代行してもらう」方が良いと思うようになりました。当然、POSに代行手数料と、自宅まで持ってきてもらうには配送代金を払わないとなりませんが(最寄りのPOSに届けてもらい、そこに取りに行く方法もある)、半日潰して遠いKLIAに行くことを考えれば、POSに頼んだほうが良いと思うようになりました。

POSに通関を頼む場合は、トラッキング情報にあるように、そのメルアドに「インボイス」をメールします。そして「POSに通関代行を依頼する」と書くと、メール交換の一手間が省けます。

注意が必要なのは、日本郵便のトラッキング情報にはその情報が出ないこと。

またこのトラッキング情報ですが注意が必要で、書式、内容が「かなり頻繁に変わる」という点。ですから今後も上の画像のように出るのかどうかはわからない。

またPOSが持っているこの情報はPOSのWEBで調べられるわけですが、これは当然、違う部署で、その繋がりがいい加減で、日本郵便では結果が出るのにPOSのWEBには出ていない、なんてことも過去にありました。私がいつもトラッキングに使うのは、このどちらでもなくて、17Trackというサイトを使います。ここがいつも早くて正確。また多くの運送会社のトラッキングもできるので便利。お勧めです。

ただし、POSに通関代行を頼むと「厳密にチェックして税額を計算する」のは間違いがなくて、例えば商品が30あっても彼らはその個別の重量を測り、送料を割り振って「課税基準額を算出」し、品目による課税、非課税を分け、また税率も違うのを全て一つ一つ細かく計算する。そもそも課税する基準額は「商品+運賃+保険」ですから、基準額も高い、税率も高い、そしてPOSへの手数料(代行料、配送料)をプラスすると結構な金額になります。(今回は合計で230リンギ=約6200円を超えた)(商品代金は2万円程度)

では自分で出向いて通関するとどうなるかですが、「課税されなかった」とか、「税額が安かった」のが私の経験です。不思議ですよねぇ。また、ヨメさんの化粧品を送ったときですが、「これは輸入許可が必要です」と言われて真っ青になったのですが、「でも、今回はOKです」と税金も掛けられず受け取ることが出来たなんてこともある。(こういう商品が入っている場合、POSに通関代行を頼むとややこしいことになる可能性大)だから何でもかんでもPOSに代行を頼んだほうが良いと言うことにはならない。検疫や輸入許可が必要な商品って結構多く、通関時に自分がその場にいるのかいないのかで結果は大きく変わるはず。

そもそも商品代金(価値)+送料の合計が500リンギを超えたら課税対象となる

本来は総額で500リンギを超すと課税されるわけですが、この500リンギって、「ちょっと重たいもの」を送ったらEMS料金が高いからすぐにオーバーしちゃうんですね。もちろん、商品価値とプラスするわけですから。

そういう意味で、私のほぼ毎月日本から送ってくるEMSは殆どが「課税対象」になってしまうのですが、なぜか「課税されずに届く」のが普通。私にしてみると、「税関で止まる」のは交通事故にあったような感じです。でも本来は「全て課税されるものばかり」です。

また税関で留め置かれるのは「課税対象」だからじゃなくて、「輸入許可が必要」「検疫対象」、または「禁制品」が入っているからだったりする。一度、日本から「包丁」を送ったのですが、税関でインボイスを見てから開口一番「このナイフを見せてください」と言われました。見れば普通の包丁なのがわかるわけで何も言われませんでしたが、「ナイフ」と書いて禁制品である「武器としてのナイフ」を輸入する人もいるかもしれないからチェックしたんだろうと思いました。その時は結局、何も課税されること無く全てを受け取りました。また「野菜の種」を輸入した時には「検疫が必要」ということで、結局は全て放棄したことがあります。その時も、課税されることはありませんでした。

今回はその通関がスムーズに行っていない

ま、今回も簡単に考えていたのですが、POSに通関代行を頼んで、その受諾の連絡があったところ(11月26日)でストップ。

今までですと彼らは「暫定的な税額」を計算し、2,3日のうちにはそれがメールで送られてくるので、それをプリントアウトしてサインをし、スキャンをして送り返せばオッケイ。その後、連絡が来て最寄りのPOSに取りに行ったり(そこで税金と代行手数料を支払う)、あるいは自宅に配達するように頼んだ場合は、税金+手数料+配達料を支払って受け取る。

でも今回は、「暫定的な税額の計算書」が送られてこない。何度メールをしても無視。電話をしても繋がらない。WEB Chatで話をしても「すでに税関に移っているのでPOSとしては何もわからない」と。

POSから「メールではなくて電話」があった

なんだかんだで2週間以上経ったわけですが、「POSから電話」がありました。

「通関は終わりました。税額はXXXX、手数料はYYYで、総額はZZZZ。これで良ければ、すぐに配達します」とのことなので、「お願いします」と答えました。すると、「2,3日中に配達しますし、その前に配達人から電話を入れます」と。

これで安心だと思うじゃないですか。でも私はマレーシアでいろいろ経験させられましたから(笑)、「受け取るまで安心しない」わけで、実際に、その2,3日は過ぎたのに、配達も来なければ電話もない。

いつもと違うおかしなこと

今回、おかしなことに気が付きました。

◯ 電話が来ましたが、【周りがかなりザワツイていて、大きな作業所から電話をしていた様子】だった。

◯ 掛かってきた電話の番号は、私が何度も電話をしても通じなかったPos International Hubの電話番号(代表番号でしょう)。

◯ 本来は暫定税額の計算書に「サインが必要」なはずで、電話で内容を告げるだけで終わらそうとしてるのは始めて。

◯ 聞きたいことがあったので、掛かってきた電話番号に電話をしてみても、何度掛けても通じなかったのはこの数週間と同じ状態で、こちらから連絡を取ることは不可能。

ところで、読者の方から、「日本からのEMSは普通に届きました」という情報を頂きました。

またPOSのWeb chatで相談した時には「すでに税関に移っているのでPOSは何もわからない」という返答があったこと。

つまり、POSそのものには問題はないと言って良いのだろうと思います。

問題があるのは「税関」か?

問題は税関だろうと。

掛かってきた電話の周辺がざわついていたこと(多くの人が作業している場所からの電話)、本来なら私のサインが必要なのに、税額を電話で伝えてそれで終わらせようとしたこと。その後、こちらから電話をしても繋がらないこと。

つまり、税関がかなりの混雑、混乱状態ってことじゃないんですかね。私はそのように判断しました。

ではなぜ今までにはなかったのにこんな事になっているのか。そもそも自らPOS/税関に出向いて通関をしても、その場所は混雑しているようなことは一切なくて、せいぜい数人が通関に来ている程度で、現場は(マレーシアらしく)チンタラやっていて、「忙しいという雰囲気はゼロ」で、今回の電話から感じる「現場の忙しさ」って尋常ではない。

私が想像するに、これって「新MM2Hビザ」「新たな課税」と同じことが税関で起きているのではないかということ。

つまり、マレーシアの税関って「ザル」と同じなのは飛行場の税関を見れば明白なのは誰でも知っていることだし、小包の受け取りも同じ。でももし「検査を厳しくやる」ようにすれば「大幅な増収となる」のは間違いがないと思うんですよ。お酒を隠して持ち込む人も多いし。(笑)

そもそも私が受け取るEMSは本来ならほぼ全てが課税対象なのに、課税されるのは5回に一度、あるいはもっと頻度は低いかもしれない。

「しっかるやりべきことをやれば、歳入は増える」と上層部が動いたんじゃないですかね。それがまさに新MM2Hであり、新たな課税。あの「海外所得をマレーシアに送付したら課税する」というのも寝耳に水でしたが、本来なら「送付しなくても世界所得に課税する」というのが世界では一般的。「マレーシアも普通の国になろうとしている」のかもしれませんね。EMSの課税も同じで、オーストラリアなんて「全品検査」ですもの。(オーストラリアの場合は、課税より【検疫重視】)

今後、私達が注意すべきこと

ここで分かることとして、今後、日本に限らず海外から(EMSで)商品を送る場合、きっちりその代金(価値)と運賃を計算して【課税されるかどうか】を考えないとならないってことですよね。今までみたいに適当に送ると全部ひっかかるなんてことになるかもしれない。

ただ不思議なのは、日本からアマゾン直で送ってもらう、あるいはLazadaやShopeeで「海外から買った場合」は【税金が含まれている】という点で、そしてそれが非常に安いってこと。

例えば「電気調理器具(低温調理器)」を普通に送ると、関税とSSTで30%を超えるはず。そしてその基準額には「送料」までプラスされるわけですから、送料にも税金を払ってとんでもない金額になる。

アマゾンやLazadaから「直接」送付されるとなぜ安い?

でも同じものをアマゾンやLazadaから買うとすると、税金がめちゃくちゃ安い。送料も安い。

私はこれは「彼らは前払いの暫定税率」を使っているのだろうと思っていて、「少額だけれど課税対象は全て課税されている」と想像しています。(課税漏れは起こらない)

マレーシアとしては一つ一つ調べて課税対象か、課税額はいくらかと、計算し課税するよりは、「暫定税率でとにかく前払いで払ってもらう」方が確実だし、トータルの歳入も増えるんじゃないですかね。

ただし、アマゾンから「マレーシアでの税金込み」で送付してもらっても、「それ以上は絶対に支払わないで良い」ということでもなく、それはアマゾンの注意書きにも書いてあるはずで、税関吏の考え方一つで「追加で支払うこともありうる」んじゃないですかね。でもそれは建前上そうなっているだけで、追加で税金を払った経験は私には無いし、聞いたこともない。ただし、アマゾンから直で送ってもらうと、日本国内の消費税が非課税なのも重要なポイントで、送料とマレーシアの税金分を支払っても、【日本で買うより安いなんてことも起きる】のは注目すべき点。

Dabo's life in KL, Malaysia

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 日本から定期的に買い物をする方は多い…

とにかく、そういう大手の通販会社を通した送付方法ではない場合、「課税対象となる可能性は大きくなった」と考えるべきだと私は思っています。

私ですが、今、日本では「次に送付するもの」があるのですが、実験的にそれらを3つに分けてEMSで送付してみる予定です。かなり小さな小包になるはずで、商品価値+EMS料金も【500リンギ以内で収まる】ようにしてみる予定。EMS料金はまとめたほうがかなり安くなりますが、これは実験ですから仕方がない。

これらがどうなるのか楽しみです。

また日本から送付する場合、EMSとは別にDHL、DHL Express(Fedexも同じようなものがある)が選べるようになりましたが、DHLは送料が非常に高い。でもDHL Expressは「EMSよりちょっと高い程度」なので、私はPOSよりDHLの方を信用しているので、いつかそれも使ってみるつもり。またAmazonから直接送付してもらう場合もDHL Expressが一般的(もっと安いのも選べる)。

ただし、DHLにはDHLのやり方、考え方があって、EMSと全く同じではなくて、送れる商品、送れない商品も違っていたり、DHLの方が課税されるケースは多いということも聞いています。

また重なりますが、絶対に忘れてはならないこととして、「アマゾンで直接送付してもらえる商品なら、それを買うべき」で、【日本国内で買うよりも安くなる事がある】のは特筆すべきこと。当然、海外転送業者を通せば、消費税はかかる。EMS料金は高い(アマゾンの送料は安い)。なおかつマレーシアで課税されて高い税金を払わなければならないこともある。

また買った店舗が海外発送対応だとしても、その場合は「私達が送付するのと同じ(マレーシアで課税されることもある)」、つまり「アマゾンから買うのとは違う」ので注意が必要。(楽天はこのケース)

さぁて、POSからの電話の「通関は終わったので配達します」というのは実際にどうなりますかね?今から一週間以内に届けば上出来だと考えるようにしていますが・・・。(笑)

ところで、EMSの課税、KLIAで自分で通関するケースとか、今までいろいろ書いていますので、興味がある方はご面倒でもちょっとこのブログ内を検索してみてください。

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