ウクライナ外相の「核に対する発言」が気になる

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ロシアのウクライナ侵攻はどうなるんですかね。

落とし所はいろいろ考えられますが、どうなったとしても禍根を残すのは間違いが無いようでそれが世界にどういう影響を及ぼすかが気になります。

気になったのは23日の「ウクライナ外相の発言」です。

ウクライナ外相「米国の安保を信じて28年間 “核放棄”してきた」…「代価を払え」

要点をピックアップすると下記の通り。

ウクライナのドミトロ・クレバ外相は「1994年の核放棄決定は、賢明な判断ではなかった」として、米国に対し「当時約束していた安全保障を履行せよ」と求めた。

しかしその後「当時もし米国が、ロシアとともにウクライナの核兵器を奪わなかったら、より賢明な決定を下すことができただろう」と語った。

1991年ソ連解体により独立した後、核兵器を保有していたウクライナは「核兵器を放棄しないこともあり得た」ということである。

クレバ外相は「1994年ウクライナは、世界3位規模の核兵器を放棄した。我々は特に米国が提示した安全保障を代価として、核兵器を放棄したのだ」と主張した。

ソ連が崩壊した後ですが、私はかなりうまい具合に整理ができたと感じていました。一番危惧されたことはウクライナが持つ「核」や軍事技術。でもウクライナは核を放棄。これは本当に良かったと当時は思いましたが、これは西側諸国とロシアに「ウクライナは美味いこと言われて骨抜きにされた」というのが事実かもしれない。「問題の芽を摘んでおく」という意味では大成功だったんでしょう。

今起きていることを世界は注目しているわけで、「核の重要性」を認識した国々もあるんじゃないですかね。そもそもこのニュースは(核装備をしたくてウズウズしている)韓国発ですし、北朝鮮も中国も今起きていることは他人事ではないという目線で見ているのは間違いがなくて、台湾にしても同様。

これがどんな方向へ動いていくのかが気になります。

当然、日本国内でも「核」を中心において考えながら今起きていることを見ている人達もいるはずで、その影響は皆無とは言えないはず。

私自身は日本の核武装には反対です。本来は核武装するべきだと思いますが、日本の国民性や政治を前提に、そしてまた核のボタンを押す決定をするのが総理大臣だとした場合、日本の歴代の総理大臣を思い出してみるととんでもなく恐ろしいことになると感じるから。

でも核武装議論は大いにやるべきで、それそのものが抑止力となると思っています。

世界は、日本がその気になればすぐに核武装できると信じているようで、技術的には全くその通りなのでしょう。だから日本で核武装議論が始まっただけでも世界は恐れおののくはず。過去の日本を知る世界は「やるときにはやる国だ」と思っているし、今の日本は全く違っていても過去の日本のイメージを世界は持っているはず。

私はこれを利用するのは良いと思っていて、尖閣問題にしても「尖閣に侵略があるとすれば、日本は核武装議論を始めなければならない」と宣言しただけで中国は真っ青になるのは見えている。当然、反発は半端じゃないにしても、「議論をする」ことを止めることは誰にも出来ない。

「もしかしたら日本はすでに核を装備しているかもしれない」なんて勘違いをしてくれたら、私はそれだけでも十分すぎると思っていて、「核武装?ありえない」と日本が言い続けている状態が良いなと。

ただそうなれば、「日本はすでに核を持っているという前提で近隣諸国は計画を練る」のは間違いがなくて、それこそが核戦争へのトリガーになると懸念を持つ日本人は大量に出てくるんでしょうね。日本では「日本を守るために自衛隊の基地を作る」だけで、「中国を刺激して逆に攻撃対象となる」と反対する知事、政治家、新聞社、活動家も少なくない。「攻撃、反撃をする態度も見せてはならない」という論理。

でもま、もうすでに中国も北朝鮮も日本の米軍基地や主要都市を目標としたミサイル配備はされていて、それは韓国も同様だという軍事専門家もいる。

まさか日本の都市はすでに攻撃目標としてロックオンされているなんて、多くの日本人は想像もしないのだろうけれど、それは事実らしい。

日本が平和ボケして何が起きても「遺憾だ」と言うしかないのは世界はもうすでに知っていて、舐められ続けていると私は思っています。だから今以上に日本に対する行動レベルが上ってきたら、「核武装議論を始めることになる」ぐらいのことは言うべきだと思う。でも現実的には議論も始められないし、核武装をするなんて結論が出ることもないとは思う。私はそれで良いと思っていて、「遺憾だ」という言葉の代わりに「核武装議論を始めることになるかもしれない」という言葉にするだけで、絶大な効力があると思っています。

それとももし日本がそんなことを言ったら、「核武装議論なんて始めたら、恐ろしい目に合うぞ」とばかりに近隣諸国はもっと積極的に出てくるんですかね。ま、日本の左派系の人たちはそうなると思うのだろうけれど、「議論をする」ということに対して圧力をかけた場合、それが正当化されるなんてことは私は起きないと思うわけです。

核武装論を口に出しただけで、政治の世界から引きずり降ろされ、謎の死を迎えることになった政治家がいるわけですが、今の日本はどうなんでしょうか。

かつては「国益」という言葉もタブーだった日本は随分変わったと思いますが、核に関してはどうなんでしょうか。

「ウクライナが核を捨てなければ、今回のことは起きなかった」のは間違いがないと私は思っていて、そういう見方を世界はしているはずで、核議論は今後活発になると思っています。と同時に、それを抑え込む動きも激化するはずで、どうなりますか。

しかし、中国という問題のある国が存在している時に、ロシアが今回の行動に出るところまで追い込んだのは非常にうまくないと思っています。中国とロシアの距離が近くなるのは非常にうまくないはずですが、間違いなくそれは助長されるんでしょう。中国も勢いづくんじゃないですかね。

私がアメリカの民主党を良く思わないのは、日本のあの若者たちのシールズとダブるところがあるから。理想論を振り回し、自国のみならず世界を壊していると感じます。

今後アメリカがどう動くかはわからないものの、今回の件はバイデンの失点となると私は考えていて、これでアメリカの中間選挙の結果は確定したと思うぐらい。ではその次の大統領選はどうなるのか。トランプ?

私はプーチン、トランプ、安倍の3人には共通項があると思っていて、それは3人共、「愛国者である」という点。当然それぞれの国の利益は相反するところがあるにしても、愛国者同士で理解できることはあるわけで、それが良い均衡を保つ源泉になると考えていました。

だからもしトランプだったら、理想論を振り回してロシアをここまで追い込むことはせずに、ほど良いガス抜きも出来たのではないかと想像しています。でもバイデンは理想論を真正面からぶつけてしまったし、そのバイデンを信じて強気になったウクライナが今回の悲劇を招いたと思っています。

それともこれとて計画のうちで、世界をまた大きな二極に分けて対立軸を作ったほうが利益があると考える大きな勢力があるのか。

どちらにしてもこれからは「核」というキーワードが表に出てくる時代になるんじゃないですかね。

戦争反対。核反対と大きな声を出せばそのとおりになるような世界なら良いのですが・・・。

今の時点では「対岸の火事」レベルですが、これが広がりを持って私達の生活を脅かすことになる可能性もあるのかもしれない。

私達が「複数の国の永住権を持つ」ことの意味もしっかり考えないとならない将来が来るかも。年寄りはもうどうでも良いにしろ、これからの子どもたちにはそういう選択肢がある方が良いと私は思うし、その選択肢を作ってやるのは親の仕事かもしれない。

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