ウクライナ情勢とプーチンの読み。1日でひっくり返った世界の対応。

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ウクライナ情勢ですが、ウクライナは善戦しているようですね。プーチンにしてみれば読みがハズレた。

また世界の対応にも大きな変化があって、ドイツやスウェーデンもウクライナに武器供与を始めると発表。これって当たり前だろうと思うとそうじゃなくて、プーチンにしてみればドイツもスェーデンも動かないという読みがあったはず。

またスイフトからロシアを外すのは、世界では「金融核兵器」の威力があるとのことで、ロシアが困るどころか「ロシアが終わる」可能性もあると。ただドル取引が出来ないと困るのはロシアの貿易相手も同じなわけで、ロシアへの依存が大きなドイツが消極的だった(プーチンと事前協議があった可能性もある)のが180度、方針を変えたことも注目点。またドイツの軍事予算も減らす方向だったのを突然、増額するように決定。

1917年にロシア帝国が革命によって倒された歴史があるわけですが、そのキッカケのひとつは第一次世界大戦による国内景気の悪化。西側諸国は同じことを考え、プーチン打倒まで持っていこうとしているのかもですね。プーチンがNATOの拡大を嫌がっていると言われていますが、その裏に、「ロシアに民主化の波が押し寄せている」ところを見ないと、プーチンのウクライナ侵攻の真意が見えないのかもしれない。プーチンは安全保障、そしてロシアの伝統文化を守るために「鉄のカーテンを再び築こうとしている」のが正解なのかも。

考えることやることは全く違うにしても、「愛国者のプーチン」の気持ちは、私には理解できます。でも国民がそれを望んでない場合にはどうあるべきか。これは日本の保守層も考えるべきところで、「教育が必要だ」なんてのは欺瞞そのものかもね。日本も国民や経済界が「中国の影響下に入るのを是とする」なら、それはそれで仕方がないのかもしれない。

またバイデンがプーチンを煽っている様に見えたのは、アメリカの「開示作戦」があったからとのことで、本来なら機密にして外に漏らさないロシア情報を「積極的に開示してロシアの出鼻をくじく作戦」があったとのこと(クリミアのときの反省があるから)。でも「アメリカは兵を出さない」というのはアメリカの情報であってそれまで口に出したのはやっぱりバイデンのミスだと思う。

大手メディアでは出てこない情報満載のこの動画は要チェックだと思います。

 

ただ心配なのは、ロシアという国は「最終的には核を使う」という戦略を持っているそうで、プーチンが今後どう動くかは闇の中。

日本はというと、周りを見ながら後を着いていくいつものパターン。

岸田氏も「各国と歩調を合わせて・・」なんて岸田氏らしい言い方。「日本は断固として・・・」とかは言わないのね。

ロシアが侵攻間際で大騒ぎしている時に、「ロシアと経済協力の協議をした林外相」を世界はどう見るんですかね。当然、それは岸田政権の意向なわけで、なんだか岸田政権ってズレてる感が満載だと思います。それでも支持率は50%以上あるのね。でも保守層や投資家の中では数%しかない様子。

前に出ることを嫌い、波風を立てないのが基本方針で「人の話を聞く」のが得意だという岸田さん。それが良いことだと思うのは非常に日本的だと私は思うわけで、「そもそもあんたに意志はあるのか?」と日本人が海外で言われることを岸田さんは知らないのか。そんな岸田さんがかつて外務大臣をしていたなんて・・・。

政治と宗教の話をしてはらないというのは「人付き合い」の中ではそのとおりだと思うけれど、「考えないで良い」なんてことはありえないわけで、どうも私には「話さない」だけじゃなくて「考えない」のが常識となっていると感じます。海外で起きていることは常に「対岸の火事」で自国が当事者になる想定もしない。

戦争反対。侵略反対。それを叫んでいればそれでどうにかなるんですかね。私にはそれは「マスターベーション」にしか見えない。

岸田政権そのものも私にはそう見えます。

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