自民党の総裁選ですが、ややこしいことになっていますね~。
とりあえず今までどういう動きがあったのか、その背後でどんな力が働いていたのか、それのまとめの動画がありました。
もちろんそれは一ジャーナリストの、それもネットの中で話される事柄であって、まずテレビや新聞には出てこない内容。安っぽい言い方になりますが「裏事情」という感じでしょうか。当然、違う見方があってもおかしくない内容です。
それぞれの利害関係が大きく関係して動いているのは、その通りなのだろうとは思うのだけれど、そういうこととは別に「日本はどういう国であるべきなのか」「どの方向へ動いていくのか」が何よりも重要だと思うんです。そういう「日本の土台になるもの」が語られること無く、利害関係のみで動いていく政治で良いのか。
自由民主党とは保守の政党。一体何を目標として作られた政党なのか、自民党はどういう日本にしたいのか、そういう一番大事なことが語られること無く進んでいくのに私は大きな違和感と危惧を感じています。
ネットの中の保守層の多くは、そこのところが一番気になっているはずで、そもそもなぜ自民党のコアの支持層が菅さんに期待を持てなくて離れていったのかはまさにそこのはず。菅さんは確かに事務屋としての力量はあるし、そこそこやるべきことはやってきたとは思うんです。
でも彼は、保守のリーダーとしての「日本のあるべき姿」に関して何も語らない人だったどころか、リベラルに見える言動が多かった。
これでは目先の問題を処理するには良くても、「私達はどこへ向かうのか?」という一番大事なところがすっぽ抜けていたと私は感じたし、それは保守派のコアの支持層も同じことを感じていたんじゃないですかね。
でも保守らしい保守は総裁候補と言われる人の中にはいないわけで、一体日本はどうなってしまうのかと多くの保守層は気になっていたはず。
でも突然、高市氏が出てきた。
これで保守層は勢い付いて湧いたけれど、それはリベラル派からみれば緊急事態みたいなもので、バッシング、あるいは極端な無視はこれからもっと強烈になっていくはず。当然、メディアがそれを先導するわけで、それに世論はどう着いてくことになるのか。
今回の総裁選は、まさに日本の将来を決める天下分け目の大決戦だと思っています。
どうなりますか・・・。
左派政党は支持率も上がらず四苦八苦していますが、実は保守も同じなんですね。自民党は強いけれど、では自民党は保守政党かというとまるで違う部分も多い。いや、リベラル派が多いと言っても言い過ぎではないんじゃないですかね。
これって「保守の仮面を被った保守政党」と同じことで、保守派の私としては「保守政党が実権を握っているのだから良いじゃないか」というまやかしのまま日本の保守派はどんどん弱体化していく危機を感じて来ました。
でも今、「日本はこうあるべきだ」とはっきりした主張を持つ保守バリバリの高市氏が出てきた。
さて、彼女は受け入れられるのか、世間に潰されるのか。そこが見どころ。