「アメリカの責任」を考えないわけにはいかない

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ウクライナに関しては、入ってくる映像もどんどん悲惨なものになっていますし、早く集結して欲しいと願うばかり。そしてやっぱり「プーチンの大馬鹿野郎!」という思いが強くなります。

と同時に、「アメリカも汚いことばかりやって・・」という思いも強くなります。

真に平和を求めるのであるならば、決してそれが実現出来ないことではないと思うのですが、なぜか「紛争を好む」「より大きな権力、お金を望む」【大きな勢力がある】のが本当に腹が立ちます。

でもねぇ、それって自分が平和で豊かだからそう思うのかもしれないわけで、中国も酷いと思いますが、「生きるためには仕方がないこと」なのかもしれないと思うんですよ。だから中国がやっていることを認めるわけではありませんが、皆が生きることに必死になった結果としてああいうことになるんだろうと思ったり。

それはロシアもウクライナも同じで、自分が望む平和、理想を追い求めれば、その行動を嫌がる相手とぶつかることになるんだろうと。

私のイメージでは「皆が泣きながら戦っている」と感じるんですよ。誰もそんなことをしたくない。でもそうしないと生きていけない状況にあるのだろうと。

そんなことを考えていると、フト、常に紛争の影に見え隠れする「石油資本」や「紛争がないと困るネオコン」「より多くの金を得ようとするウォール街の人々」が脳裏に浮かんでくるんですよ。

切羽詰まって戦争をして死に直面しながらも生きる道を模索する人や国、組織がいるところで、「お前たち、しっかり戦えよな」と腕を組みながらニヤニヤしつつ戦況を見ている連中が間違いなくいると思うんです。それは中東で延々続くゴタゴタにも「裏がある」のは多くの人が気がついていたはず。あのISでさえアメリカが育てたし、最終的には殺したオサマ・ビンラディンは、かつてアメリカの有用な協力者だったって、一体、何が起きていたのか?そこまで見ていかないと世界で何が起きているのかなんてさっぱりわからないじゃないですか。

そして今回のウクライナでも「ユダヤ人」が隠れたキーワードになっているのは明らかでしょ?ではユダヤ人とアメリカとの繋がりは?ユダヤ人を一つでくくって良いわけではないけれど、それと「ネオナチ」の関係も、ネオナチがロシアに対してどういう脅威をもたらしていたかも無視するわけにはいかない。(でも一般的な報道ではここは隠される)

私にはウクライナ人が夢見たものはもちろん理解できるし、そしてプーチンが何を怖がり嫌がっていたのかもわかるつもり。これを書くとまたダボはプーチンを擁護するとか馬鹿なことを言う人が出てくるので困るのですが、もしかしたらウクライナもプーチンも犠牲者かもしれないという視点が重要だと思っています。

古代ローマ時代ですが、コロッセウムで【民衆の娯楽のため】にその闘技場で剣闘士達に死を賭けて戦わせた歴史があるわけですが、どうにもそれと似たようなことが今でも起きているような気がしてならないんですよ。

ウクライナとプーチンを戦わせて、それに巨額の金を賭けて、戦いの後には【ごっそり儲けよう】と思う存在があると私は断言しても良いと思っています。でもそれは歴史を見ないとわからないし、数多くの戦争、争いの背後に何があったのかを考えないとわからないことで、「ロシアがウクライナに侵攻した」という【一つの表面的な出来事】(これは結果であって原因ではない)だけを見ても何もわからない。

特に今回のウクライナ侵攻は酷くて、プーチンを長年に渡ってネチネチとアメリカ主導で追い込んだのは間違いがないと思うし、ソビエト崩壊後に利権を手に入れて大儲けした西側の連中が「ロシアを立て直そうと立ち上がった愛国者プーチン」に排除された恨みがあるというのは前から言われていたこと。そしてロシアは資源国で「儲けるネタはいくらでもある」ことから、再びロシアの中に手を突っ込んで利権を漁りたいと虎視眈々と狙っているのも言われていた。

そもそもなんでああいうプーチンがロシアのトップに出てきたのか。そこも考えないとならないんじゃないですかね。私はプーチンにロシアの将来を任せようと思った国民は多いと思っていて、いやいや「不正をしてのし上がってきただけだ」というのは、あまりにもロシア人を馬鹿にした一方的な(敵対する西側的な)見方じゃないんですかね。

そんなプーチンはロシア嫌いにすれば最悪だし、利権が欲しい勢力にとっても邪魔な存在。

そういうプーチン率いるロシアをどうにかしようという策略は常にあったのは間違いがないと思うんですよ。

NATOもジワジワとロシアを追い込んで行き、地政学的にも歴史的にも「ロシアにとって大事なウクライナ」にまでにも到達した。私はゼレンスキー大統領という、「政治に疎く、夢と希望にあふれる大統領」がウクライナに出現したのは偶然だとは思えないんです。

そのロシアにとっては生命線とも言えるウクライナが完全に西側に入り、NATOにも加盟するとなれば、それこそアメリカのジョンエフケネディが、ソ連がキューバにミサイル基地を作ろうとした時に、「戦争も辞さない」と強気に対抗して、世界が第三次世界大戦が起きるのではないかと震撼した時と同じだと思うんですよ。(1962年のキューバ危機)

そもそもロシア、旧ソ連が大嫌いな日本人にも多くて、私の上の世代で戦争を経験した人たちの中で「ロシアだけは絶対に許せない」という人は多いのね。つまり不可侵条約を破り、8月15日を過ぎてからも日本への侵攻を続けた。そしてシベリア抑留、北方領土の略奪の事もあって、「ロシア、旧ソ連」は地上から無くなったほうが良いとまで考える人がいる。

これは私にも理解は出来ます。でも私は、日本を真珠湾攻撃に追い込み、そして世界史上最悪の大量破壊兵器を使い一般人を殺戮するというとんでもない戦争犯罪を犯し、なおかつ占領後には「日本の良き伝統まで徹底的に壊した【アメリカ】」の方がよっぽど酷いやつなんですわ。そもそも旧ソ連に参戦を促したのはアメリカ。

そういう思いを持ちつつ歳を取り歴史を見てきた私は、「いつも同じことをするアメリカ」が見えるのね。その例を書き出したらまさに枚挙にいとまがないくらい。特に私は「湾岸戦争、イラク戦争」が酷かったと思うんですよ。これには日本も加担させられましたから。

また「コソボ紛争」を覚えています?停戦に持ち込めそうな時にアメリカ率いるNATOはユーゴを空爆した。NATO域外なのに。この時の理屈を引っ張り出せば、ウクライナにいるロシア軍をNATOは空爆できる。それを知っているゼレンスキー大統領は「ウクライナに飛行禁止区域を設定してくれ」というのでしょう。でもNATOは「そんなのは絶対に無理」という。ま、相手が核を持つロシアだからなわけですが・・・。

またバイデンはプーチンを「戦争犯罪人」と言いましたね。本来は戦争犯罪人は「国際刑事裁判所(ICC)」で認定するものですが、アメリカはそのICCにも加盟していない。理由は簡単でアメリカの大統領にも戦争犯罪人に認定される可能性があるから(イラク戦争のブッシュ)でしょう。

アメリカっていかに自分の都合の良いことばかり言っているのかが良く分かる例だと思います。でも世界のメディアは一切そんな事は気にしない。報道もしない。

でも私は反米ではなくて親米です。メチャクチャなことを「正義だ」と主張しながらやり続けるアメリカですが、その中で私達が平和を保っているのは間違いのない事実で、アメリカの軍門に降るしか無いと思っているわけです。また世界を見渡しても「悪いアメリカより、もっと悪い奴らしか見当たらない」わけで、親米でも仕方がないと思っています。(でも日本には自立して欲しい)

今回のプーチンのウクライナ侵攻も、「またいつものアメリカの作戦」が見えるわけで、でもそれに表面から反対も出来ない。かと言って「プーチンも乗せられたな」とは思うものの、プーチンを擁護も出来ない。絶対にやってはいけないことをやってしまったのだから。

でもアメリカには私は大きな責任があると思っています。「止められる戦争を止めようとしなかった」し、それどころか「プーチン、やれば?」みたいな誘いが間違いなくあったと思うから。

でもま、基本に「プーチンを叩き潰す」「ロシアの利権に手を突っ込む」という計画があれば、「プーチンが自滅する方へ誘導する」のは当然のこと。もしかしたら、今回のことは「アメリカにとって逃してはならない千載一遇のチャンス」なのかもしれない。

つまり、ウクライナはプーチンつぶしに使われる「一つのコマでしかない」ように思うわけです。

それにしてもアメリカは露骨だったと思うわけです。そしてこれが今のアメリカの本流であり、バイデン率いる民主党のやり方。そしてそれはネオコンやウォール街との深いつながりがあるからだと思っています(政権の人脈からもそれは見える)。とにかく「プーチンを潰す」のが最大の目的で、それが達成されれば「大喝采」の中で、アメリカにも多大な利益が舞い込んで来るんでしょう。中国を孤立化することも出来ますし。(この考え方がプーチンを極限まで追い込んでとんでもないことが起きる可能性があるとも思っています)

話はそれますが、私がなぜトランプを推すのかの理由もここにあるわけです。私には「悪しきアメリカ」をトランプは正そうとしているように見えたから。だからこそ、トランプがありとあらゆる方面から抵抗にあり潰されることになったのだと思っています。トランプは「戦争をしなかった珍しい大統領」であり、「中東の和平にも道筋を作った」という事実を見逃してはならないと思っています。

「不可思議だった大統領選」を含めて、私が感じることと同じことを感じるアメリカ人も多い様で、そしてまた彼らが動き出していますね。中間選挙では共和党が勝ちそう。そしてトランプを推す人は間違いなく多い。(私は次期大統領がトランプが良いとは思ってはいない)

この動きに今回のウクライナ侵攻も関係あると勘ぐっています。何が何でもどうにかしないとならない「バイデンの支持率の獲得」が計画に組み込まれているかもしれない。アメリカでは戦争が始まると「大統領の支持率が大幅に上がる」のは毎度のこと。911同時多発テロで、低迷していた支持率が大幅にアップしたブッシュ・ジュニアのときもそう。だから未だに911には裏があると言われる一因にもなっている。

今回もすでにバイデンの支持率はアップ。

さて、今回、アメリカは何を企んで仕掛けていたのか。

この動画がわかりやすいと思います。

ただこれが正しい解釈ということではなくて、「一つの考え方」でしかない。そして私もこの様な考え方をしているということだけのこと。

今回のプーチンのウクライナ侵攻に関して「なんか変だなぁ」と思う人はちょっと耳を傾けてみるのも良いと思う。

 

戦争は本当に悲惨。罪もない一般人が虫けらのように殺されていく。

でもそのことばかりに気を取られると、そこで「思考停止」になるはずなのね。【戦争を仕掛けたプーチンが悪い】。【攻められたウクライナは可愛そう】というところから先には進まない。まさにその思考は「日本軍が朝鮮人女性を20万人連行して慰安婦にした」とか、「南京虐殺で30万人を日本人が殺した」というような話を涙を流しながらそのまま信じてしまうのと同じことになる。

ここは冷徹になって、感情に引きずられること無く、「なんでこんなことになったのか」を考えることが【戦争をなくすことに繋がる】と私は信じているんですよ。

巨大な勢力が持つ力ってとんでもなくて、それに対抗することは不可能にしても、いちばん大事なところを見てみないふりをするわけにはいかない。

ところで、うちのヨメさんと顔を合わせるといつもウクライナの話になるんですよ。あまりにも酷すぎるって。そしてプーチンはいなくなれば良いと(もっと強烈な言葉でヨメさんは言いますが)。

でもアメリカの思惑とか、ロシアの立場とか、そんな話を私がしても全く聞こうともしません。攻めるほうが悪いの一点張り。

ま、喧嘩も最初に手を出した方が悪者にされるのが普通だし、しょうがないとは思うものの、世界中が同じ様に考えているとしたらそれはそれで怖い世の中だなと思いました。つまり、世界は「最初に手を出したのが悪いと信じて疑わない」ってことは、【そういう風に仕掛けるやつがいる】ってことでもある。日本の真珠湾攻撃も同じ。ベトナム戦争のトンキン湾事件も同じ。イラク戦争の「大量破壊兵器がある」というのも同じ。

気に入らないやつがいたらどうにかあの手この手を使って「先に手を出させる」。そして「正当防衛」でそいつをコテンパンに叩き潰す。ちょっとやりすぎちゃっても、申し訳ないと謝れば世界はそれを受け入れてしまう。やっつけることは出来なくても「相手の信用を徹底的に落とす」ことは可能で、それもまた成功の内となるんでしょう。

世の中って「賢いやつが評価を得る」ようになっているのが残念だけれど、「相手に乗せられるやつ」は所詮、どうにもならないアホで悪の烙印を押されてもしょうがないってことなんでしょうか。

そして私達は「強い方」に着いていれば安泰ってことですか。

日米安保条約もそういうことだと思いますが、アメリカが日本を救うために自らを危険に晒すことは絶対にないと思ってます。ましてや日米安保はNATOとは違って、「仲間が攻撃された時に【自動参戦】する」わけじゃない。「助けてあげることもあるかもしれない」というのが日米安保。日本がそのアメリカの本心を見せつけられるときが来ないことを願ってやみません。

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