プーチンのウクライナ侵攻の【裏にあるもの】

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何度も書きますが、私はプーチンを擁護するつもりもないし、彼はとんでもない国際法違反をして多くの犠牲者を出しているし、後に「死刑判決を受けても当たり前」だと思うぐらい。どんな理由があろうとやったことは許されないし、正当化されることはありえない。

でもま、それはそれで横においておいて、「世界が認めるわけもないのに、そもそもなんでプーチンはウクライナに侵攻したのか?」という問題の根本を知りたいという強い願望があります。

そこに「アメリカの思惑があった」と考えているのもいつも書いているとおりですが、その辺に関しては、「アメリカの近代史」に詳しい【伊藤貫氏(国際政治アナリスト)】の説明に耳を傾けるのも良いと思っています。

  

私が考えるべきだと思うのは、実際に「アメリカの計画があったのか無かったのか」ではなくて、もしその計画があったとして、【私たちはそれを支持するべきか、否か】なんですよ。

日本人にはロシア嫌いが多いと思います。

日本とロシアとの間の歴史にも許せないことがありますし、この数十年だけを見ても「ロシアは非人道的なことを平気でやる」のは誰でもが知っていること。(それはアメリカも同じだけれど、うまく隠されていると思う)

つまりですね、「ロシアを叩く機会があったら叩くべき」なのかどうか。

ここで大事なことは「人道的なことは横においておいて」、ロシアがどうなったら私たちは良いと思うのか。

そりゃ国連の安保理常任理事国の大国として「責任を果たして欲しい」とか、「西側の価値観を持って欲しい」とかありますが、そういう変化を望んでもそうなるとは思えない。国が変わる時とは、他国からの圧力、あるいは国内の運動がキッカケになるわけですが、それをもし私達西側がコントロールできるとしたらするべきなのかってこと。

つまり、汚い罠をかけようが、「今のロシアを潰すべき」なのかどうか。

もし潰すべきと考えていれば、今回のウクライナ侵攻も、これをキッカケにしてロシアを徹底的にやっつけるべきだとなるわけで、それをアメリカが仕掛けたにしても「アメリカはよくやった」となる。

それで良いのかどうか。

私はどうしてもそう思えないんですよ。そういう意味で、伊藤貫氏の考え方、そして話の中にも出てくるキッシンジャー、ミアシャイマーの考え方に賛同するし、「アメリカの価値観を広めれば世界は良くなる」なんてのは本当におこがましい、自信過剰にしか思えません。

最悪なのがウクライナで、アメリカに利用されたとしか思えません。そしてゼレンスキー大統領もあの近辺がどういうことになっているのかはわかっているのに、どうしてNATOへ加入しても問題がないと思ったのか。単に「国家の自由である」と考えたのか。そうだとしてもどうしてプーチンの反応をを読みきれなかったのか残念で仕方がない。プーチンは長い間シグナルは出していたのに。

私は、中国共産党はどんな手を使っても打倒するべきだと思う極端な中国共産党嫌いなんですが・・・・・。

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