【情弱】という言い方って最低だと思っていたけれど・・

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

いつの頃からか【情弱】という言葉をよく聞くようになりましたよね。【情報弱者】という意味で、主に私の年代を指す言葉。

つまりこの情報時代なのに積極的に情報を集めることはせずに、昔ながらの【テレビ、新聞】を読むだけ。それも「ニュース番組のような【バラエティ】」の内容を最新情報だと思ってしまう人たち。

テレビや新聞は【単なるプロパガンダの道具だ】というのは近年かなり浸透してきましたよね。でも世界的なアンケートを取ると、「テレビや新聞を信じる人の割合」が【日本人はダントツ】なんですってね。

私も何十年前は情報といえばテレビ新聞だったわけですが(今は一切見ない、読まない)、ネット時代に入りありとあらゆる情報がネットに流れていて、当初は「玉石混交で信用できない」と思っていました。

でも私みたいなわけわからない奴の情報ではなくて、まさにテレビ新聞はもとより業界でも専門家と呼ばれる人たち、あるいは政治家が【これはネットでしか話せない】なんて言いつつ「真相」「深層」「裏情報」「本音」を【時間の制限も殆どなく、かなり詳しく話す】のを聞いて、【なるほど、だからかぁ。それで辻褄が合った!】と思うようなことを何度も経験しているうちに、「じゃぁ、テレビ新聞ってなんなのよ?」という疑問も湧いてきた。

そんな生活を何年も続けているうちに、テレビや新聞には当然、内容に制限がかかるということ、そして時間や紙面の制限があって「所詮、深掘りはしない」のがわかってきた。そしてテレビや新聞も個人と同じ様に「自分たちの考えがある」わけで、本来なら報道するべきことでも【報道しない自由を行使している】のもわかってきた。【持っていきたい方向性が決まっている】のね。(本来テレビはそれは放送法によって禁止されている)

テレビに出るような人でも「実はテレビでは路線が決まっていて、違うことは話さないでくれとディレクターから言われる」「大事なところをカットされることも多い」「路線に反していることを言うと、もう出演依頼が来なくなる」なんてことを暴露するのを何度聞いたことか。

これじゃ【洗脳そのものじゃないか】と思ったわけです。対談や討論でも、出演者の顔ぶれを見ただけで「結論がわかる」こともありますよね。

でも世の中には「真実を知りたい」「詳しく知りたい」と思う人って意外に少なくて、「とりあえず、今何が起きているのかわかれば良い」程度の人が多いのだろうと思ったり。それどころか、「そんなことには興味もない」人も多い。

これはどう考えようと個人の勝手で、どこからどういう情報を仕入れ、どう解釈しようとそれも個人の勝手。

でもねぇ、年月とともに【真実と報道されていることに大きな乖離がある】と思うようになってきたんですよ。

それからはネットの情報を重視するようになって、でもネットは玉石混交だから選択が難しいのだけれど、それも時間とともにどうやって取捨選択するべきかもわかってきたように思います。

だから「私はきっと情報弱者ではない」と自分では思っているんですが。(笑)

でも自分の周りを見渡すと、未だにテレビ新聞、情報番組から情報を得て「なるほど~なんて納得している人が多い」のを感じます。うちのヨメさんなんてまさにそれで、そもそも「ややこしい話は嫌い」ですから、自分が気になる事柄だけにしか注目しない。そして「上辺だけの情報」しか見ない。そして「それが真実、それが全て」だと信じ込む。

だから我が家では「突っ込んだ話はしない」ようになりました。(笑)

でも若い人たちとは気が合うんですよ。まず我々みたいな老人とは違って、彼らは「これからの人生が掛かっている」から真剣なのね。情報に貪欲だし、「事実を知りたい」「他の解釈も知りたい」と思っているのがわかる。これって私は歳を取っているけれど気持ちは同じだから話は結構通じるわけです。

でも逆に悲しいのね。同じ年代のジジババとか、うちのヨメさんも含めて「話が通じない」ことがしょっちゅうだから。

「ニュースでこう言っていたよ」とか「池上彰がこう言っていた」なんてのを聞くと本当にがっかりするんですよ。特に池上彰のいうことをまともに受けている人が多いのが本当に気になっています。

と言う私もかつては池上彰はそれなりに良いと思っていました。いや、今でも良いと思う部分はあるのね。それは「何も知らない人に取っては良いと思う部分がある」ということで、逆に自分が詳しい分野の話を彼がしているのを聞くと、「ああ、上辺だけ話しているんだな」というのがよくわかるし、何年も彼の話を聞いていると、「彼の立ち位置も見えてくる」わけですよ。そもそも「真剣に深層を追求しよう理解しようというのではない」のであって、「こんな事が起きてますよ~」という水先案内人でしか無いのね。

でもそれはそれで大事だと思ってはいるのですが、「それを起点としてもっと深追いしてみる」という気がない場合は、彼の上辺だけの話(間違えていることも多い)の理解で終わったしまう。

そもそも「数分のニュース」「1時間の対談」で深掘りできるわけがない。これじゃ「目次を見ているだけと同じ」で深い内容は全くわからないじゃないですか。これはユーチューブの動画も同じで、どれか一つを1時間見たところで何がわかるわけでもない。

これはアメリカの大統領選もそうだったし、ロシアのウクライナ侵攻も同じで、上辺だけのニュースを見れば誰だって「狂ったプーチンが善良なるウクライナに攻め入った」としか思わない。世の中ってそんな単純じゃなのはわかりきっているのに、「単純思考」から抜け出せないのはなぜなんですかね。

でも池上彰に人気があって、様々な番組に出て評価されているということは、「多くの人がそのレベルで満足している」という証拠であって、私がとやかくいうことではない。

ま、誰しも好きなことは掘り下げる。大して気にならないことは上辺だけを知れば良いと思っているのは私も同じ。

それを「情弱だ」と言われても困るわけですね。「うっせ~~」と思うのも当たり前。

ところがですね、最近、やっぱり【情弱はうまくない】とかな~り気になっています。

それは「岸田政権の支持率」を見てそう思う。

本当に日本国民は岸田政権を良いと思っているのか?

政治に興味ない人にすれば「問題が起きていないのだから良いんじゃないの?」ってところだと思うのですが、私は「問題大有り」だと思っています。ただ「メディアが岸田政権を叩かない」からそれが国民に伝わらないのだろうと。

結局、岸田政権って「何もしない政権」だと思っています。だから「叩かれることもない」のね。ただそれだけの政権で、「リーダーとして日本をこういう風にしたい」という意気込みがゼロ。でもたまに口では良いこと、なんとなく雰囲気的には良さそうなことを言う。でも何もしない。

「具体的な話」「実行力がない」のは致命的だと思っています。「自分の信念を貫く」のではなくて、「マイナス評価のことはしない」政権なのが良く分かる。周りの動きを見て、「評価が下がらないこと」を選ぶ。世界の動きに対しても同じで、「日本はこうする」という意思表示ができなくて、周りを見渡してから「一歩遅れて世界の動きに追従する」だけ。問題が多い、韓国、中国との付き合いも【波風が起きない方法を選ぶ】ばかり。

彼が目指しているのは「政権の維持」だけだと感じるんですよ。「選挙に勝つことが何よりも重要」だと考えている。それはそれで政治の基本ですが、彼が当初言っていた「私は聞く耳を持っている」というのはそういうことで、八方美人で話は聞く。でも【決断しない】のね。【実行もしない】。

そういう性格なのは何年も前から見えていたわけですが、まさかここまで酷いとは思っていませんでした。でも彼はそうやって政界を生きてきたんでしょう。「マイナス点を重ねない」というだけの人に見えます。コロナ対策にもそれがはっきり見えるでしょう。

でも彼は宏池会(岸田派)で元々が温和な路線だし(韓国、中国ともかなり近い)、安倍=菅とは全く考え方が違う。そして安倍=菅路線を否定するようなことは言うしやるから、安倍=菅を叩いてきたメディアが岸田政権には甘い。そしてなおかつ「何もしない」から叩かれない。

だから多くの国民は「岸田政権を支持する」という結果になっているのだろうと私は確信しています。

でも今、世界が大きく動こうとしている中で、日本は「またデフレ政策を取る」ような動き。つまり財務省べったりで、日銀もこれからそうなるのが(人事から)もう見えている。

それならそうで画期的な景気刺激策、成長戦略を取るなら良いけれど、つい先日、なんとイギリスのシティで「(中身のない)資産所得倍増計画」を公表した。シティって金融のプロがごっそりいるわけで、そこであんな実効性のない夢物語の風船を上げるなんて、世界はもう日本を完全に捨てると決めたんじゃないかと思うくらい。私は心底、恥ずかしいと思いました。

案の定、日経平均は大きく下げた。誰も彼の言うことなんかまともに聞いていない。

でもあれは岸田さんらしいやりかた。

参院選が終わるまでは「とにかく静かにしていよう。でも夢があることは言おう」という戦略だと思うし、参院選では自民党が圧勝するかもしれない。

となれば、岸田政権は安泰で、これから3年は日本はこのまま衰退の道をまっしぐらだと思う。【増税も間違いなくやる】と思う。これって私はかなりヤバいことだと思うんですが・・。

どうして「何もしない岸田政権」を国民は支持するのか。私には全く理解できないでいます。

そんなことを思っていると、「情弱」という言葉が頭に浮かんでくるわけです。

別に年寄りが情弱でもかまわないんですよ。でもそれが故に【若者が犠牲になる】のを忘れてはまずいんじゃないですかね。

 

この手の話に興味があるからはこのチェンネル【文化人放送局】の他の動画を見てみるのも良いと思います。

私は「日本はもう終わったと思う」とかなり前からブログに書いていますが、それは当然【日本、頑張れ。まだまだどうにでもなる】という思いの裏返しなのね。

でも日本は「坂道を転げ落ちている」のはそのままで、どんどん悪い状況になっていると思うのです。

年寄りは「逃げ切り」を考えていれば良いし、「どうせ日本は変わりはしない」「どうにもできない」と考える人も多いのだろうと思うけれど、私は歳を取れば取るほど、こんな状態のまま若い世代に日本を渡してはならないという思いが強くなります。

こんな日本にしたのは私達の世代。

若者には本当に申し訳ないと思う。

私のただ一つの希望は「高市政権を作る」こと。その方向で自分にできることはないかいつも考えています。

それと気になっているのが新しい政党の「参政党」。自由な考えを持つ人達の集まりですが、日本に「閉塞感を感じている人たちの心を掴むだろう」と期待しています。

参政党を作った中心人物は神谷宗幣氏(元吹田市議会議員)ですが、私が彼を知ってから何年経ちますかね。また私の大好きな武田教授(笑)。そしてこのブログでも良く動画を紹介する松田学氏(元衆議院議員、元財務官僚)。

私がなぜこの3人が好きで気になるのかというと、「日本を心底愛している」「嘘をつかない」「誠意をいつも感じる」「長いものに巻かれない強い意志を持っている」からなんですね。彼らの一言一言からそれをいつも強く感じます。私が何よりも大事だと思うのはそこです。

そして彼らが自ら政党を立ち上げ(参政党)を作り、政治は自分たちで変えるしか無いと動き出した。これには正直なところ私もびっくりしまして、よりによって好きな人達が集まって一つの政党を立ち上げて立候補するなんて・・・。

私も是非、彼らの意気込みを多くの人に感じて、「日本を変えるキッカケにして欲しい」と願っています。

私が彼らの心意気を感じた時、私の心が震えるんですよ。頑張って欲しいと心底思う。

 

メディアが彼らに注目することもない、話題に出ることもない。

でもね、彼らが街頭演説をするとこれだけの人が集まる。

多くの人達が「諦めたら駄目なんだ」「自分たちで日本を変えなければならないんだ」と目覚めている証拠だと思っています。

また武田教授が面白い話をしていました。

 

この中で「横森一輝氏(経済評論家)」との対談の話(参政党が一議席でも取れれば世界は変わると)(一議席も取れなかったら日本は沈没すると)がでていますが、その対談の動画もありました。

巷では「政治と宗教の話をするな」と良く言われますね。私もその意味もわかるし、一般論としてはその通りだと思います。当然、こういうブログにもそういうことを書かないのが常識。

でもね、そういうわけがわかったようなことを皆が信じているから、「波風を立てないのが一番だと信じているから」こんな日本、こんな社会になったんじゃないですかね。

「話をしない」のは良いにしても、「興味も持たない」「深掘りしない」方向に動いてしまうのは絶対におかしい。実はオーストラリアでも「政治と宗教の話はするな」と言われるのは一般的でしたが、では「話をしよう」となった時にはそれはそれは皆さん勉強しているし、理解も深いし、自分の考え方を持っているのね。

へ~と思ったことは何度かありますが、でも政治と宗教こそが生きる基盤だということを彼らはちゃんと理解しているのね。「大事なことだから話になると熱くなる」から、話をするなということでしか無い。

でも私が知っている多くの日本人は「話もしない」のと同時に「考えていない」「上辺だけのことしかしらない」「深掘りしない」と感じます。

今、私達が真剣になって日本のこと、政治のことを考え、語り合い、【変えていかなくてはならない】時が来たと私は本当に思うんですよ。

今のままで全く問題なしと考えているのなら、好きなことをし、好きなことを言い、人生を楽しんでいれば良いと思いますが・・。

世界はどんどん進化し豊かになっていく中で、日本は30年間変わらず。いや消費税の増税もあったし、問題は山積みで益々【重症になっている】のを嫌というほど感じます。

そして今、中国問題、コロナ、ロシア=ウクライナ問題で世界の枠組みや価値観が大きく変貌している中で日本はなんら変わらない。それどころか安倍時代の前に逆戻りするように動いている。

どうしてこれを多くの人は平気で放置するんだろうか。日本が大変なことになっているのに気がついていないのだろうか。

 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。