ロシアへの制裁は、思った以上に私達の生活を直撃する

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ロシアへの制裁は当然だと思いますが、私達の生活、国家にも大きな打撃があるのが見えてきましたね。

困るのはロシアだけじゃない。

それどころか、制裁慣れしているロシアより自由社会の恩恵を目一杯受けている国々、そして私達個人への打撃のほうが大きいかもしれないと思うようになりました。

私達、ましてや一般的な事業に携わっていない年寄りですと、制裁による自らのマイナス面がきっちり見えないはずで、ちょっと真剣に考えないとうまくないと思っています。

身近に見えるのは「エネルギーや小麦などの値上がり」ですが、それは単なる氷山の一角でしかなくて私達の「地盤そのもの」が揺らいで来るのをしっかり認識して対処を考えないとこれからの時代に生きていけるのかが疑問。

「収入の源泉にどういう変化が起きるか」ですが、人によって様々で、世の中に何が起きても失うことはない「年金」を筆頭に【影響が出るのが遅いもの】ってありますよね。それは「金利」であったり「配当」であったり。またサラリーマンは会社が倒れない限り大丈夫かもしれない。

でも私達が簡単に収入の源泉を変更したり増額できないこと以上に、企業や店舗は「暴風雨の中で生き残れるのか」がこれから目に見えてくるようになるはず。仕入れ価格が上がる、手に入らない、エネルギー価格が上がるのはすでに起きていて、この影響ってハンパじゃないはず。国も同じ。

そしてそれに追い打ちをかけるのが「インフレ」。

このインフレも経済の拡大に伴うインフレなら良い面がたくさんあるものの、【コストがアップすることによるインフレ】って全く良いこと無し。【支出は増え、収入は減る】方向は間違いなくて、余裕が無いところから倒れていく。

これは私の様に【定収、定職がない】ケースも同じで、世の中の資産の移動や増減を見定めて【波乗りをするサーファー】みたいな生活ですが、【波が見えない】のは目隠しして自動車を運転しなければならないような恐怖があります。

逆を言えばプロサーファーに取っては面白い時代に入ったのかもしれませんが、しっかりした技術を持つ勝負師やギャンブラーには良くても【たいした技術も無く】【勝負はしない投資方法】を取っている私からするとかなりヤバい時代になったと感じます。

株式や商品相場も【トレンドが出来ている】のは間違いがなくてそれに乗ればよいのですが、「乱高下」も起きていて波乗りは簡単ではない。

私はこういう時には「余計な手出しは無用」と考えるタイプで、キャッシュポジションを増やして様子を見るのがいつものパターンですが、キャッシュはキャッシュで「為替変動とインフレにやられる」となると高みの見物というわけにもいかず。

「予想をして投資をする」しかないにしても、世の中を見てみれば「様々な予想が交錯している」わけで、それがまさに市場を動かしているから動きが大きく変動するし、【投資とは所詮ギャンブル】の様に思えてきます。

コロナによって社会の仕組みや私達の考え方にも大きな変化が起きた。また会社や店舗の懐事情も大きく変わった。それも悪い方向へ変わって、世の中がコロナ前のように戻ったところで「すでに失ったものを取り返すのは簡単ではない」わけで、そんなところに【ロシアへの制裁】による【世界の構造の変化】に合わせていかないとならない。

正直なところ、私としてはこの大きな波を乗り越えて、収入を確保し、資産も増やすなんて【バカげた夢の話し】に思えてきます。

流されるままではまずい。でも勝負をかけることも出来ない。新しい分野に乗り換えることも出来ない。

サーファーとしては荒れ狂っている海に出るべきではないと思うのだけれど、波が収まってくる頃には「かつてそこにあった海はもう無い」と考えるべきとも思っています。

若い頃は「攻撃は最大の防御」だなんて考えていましたが、歳を取れば取るほど「いかに怪我を減らすか」ばかり考えるようになって、大きな進展はない。つまり、大きな津波が来れば終わりってこと。

でも起こりうる最悪のことを想定し、そこでどう生き延びるかを考えるしか無い。困りましたねぇ。

少なくとも「今の世界が抱える問題」は理解しようと思う。

2021年のダボス会議のテーマは「グレートリセット」で、なにそれ?と思いましたが、コロナにしてもロシアの動き、世界の対応、変化も【前から計画されていたこと】みたいな気がしてきます。

一体この大きな変化で【誰が利益を得るのか】をしっかり見ていくことが重要なんでしょうね。

それとともに思うことは、日本の政治の弱さです。岸田さんには大きな変化を乗り越えることは不可能だと思う。きっと「世界が安泰の時には必要な政治家」なのかもしれないけれど、ま、所詮「有能な官僚や仲間に任せておけば良い」と考える【調整型】で、世界に対しても後追いするだけで「日本の意志が見えない」と思います。

日銀の黒田さんの任期も来て、次はどういう日銀になるのかの大方の予想は出来ていて、日銀は財務省にかなり近づいて行くのはほぼ間違いがない。これも私は恐ろしいことになると見ています。

積極財政も否定し、プライマリーバランスの黒字化にしか興味がない財務省が今以上に影響力を持てば、【日本の経済は益々萎む】のは間違いがないと思っています。いつの日か、日本経済は大きく縮小し、国民は貧乏でやる気も夢もなくし、【でもプライマリーバランスは黒字化させる】という、まさに【銀行管理下の企業】と同じような日本になるんでしょう。当然、それには【歳出を減らし増税する】という方法しか無くて、「経済発展を促して【パイを大きくする】」という発想はないのね。そんな予想もつかないことを重視することがあってはらないのが最も重要なことなんでしょう。

それはそれで「歳を取って積極性がなくなった私」ですから、理解できるところも多いんですよ。イケイケで投資を増やしてうまく行くと考えるほうがおかしい。でも少なくとも今の日本で国民は積極性も無く「需給ギャップが間違いなくある」わけですから、そのギャップを政府が埋める(積極財政)することなく、「金融所得を倍増します」なんて夢みたいなことを言ってそれでどうにかなると考える岸田政権は狂っているとしか思えないわけです。

「金融所得が増えるような日本経済の基盤を作る」というのならまだわかる。その具体策がないにしても。(笑)

経済が動いてくれば、「投資をするな」と言っても投資は増えるし、金融所得も増えるんじゃないですかね。今のままなら、「ハイ、わかりました。外国株に投資します」としかならない。

このまま行けば「参院選で与党は勝つ」のでしょうが、その後、岸田さんは少なくとも3年間は安泰。私は必ず増税すると見ています。

これで良いんですかね。野党は野党で「その他、大勢」でしかないし、私は本当に日本の将来は真っ暗だと思っています。安倍さんに反対の国民も多いと思うけれど、真っ暗なトンネルの中で【小さな光明を見出した】のが安倍政権だと思っていますが、岸田さんはその灯りをも消して、元の真っ暗なトンネルに戻そうとしているとしか思えない。

今、参政党という新たな政党が立ち上がって、メディアでは一切無視されているけれど、彼らに賛同する人たちが、彼らに日本を託したいと思う人達がハンパじゃない勢いで増えている。

この参政党は今までの政党と大きな違いがある。

彼らは「私達に一票を入れください。素晴らしい日本にしてみせます」という今までの政党とは違うのね。まさに参政党という名の通り、「日本を変えるのは貴方達だ」というのが基本。この呼びかけに多くの人達が目を覚ましたように思うのです。「私達が日本を変えるのだ。私達が動くのだ」と。もう「政治屋に政治を任せてはならない」ことに気がついた。

新たな政党が立ち上がったというより、「無気力、無関心だった国民が国民運動を始めた」。そんな感じがしています。

私も出来る協力はしたいし、彼らに頑張って欲しいと思っています。彼らが少人数の国会議員を政界に送ることが出来たとして、日本の何が変わるのかという専門家も多いけれど、「ああすべき、こうすべきと結局は何十年も批判をするだけで何も出来ていない保守の専門家」の言う事にもう耳を傾けたいとは思わない。

でも私は参政党の街頭演説を聞いていると心が騒ぐんですよ。今の日本に無いもの、なくなってしまったのは【彼らのあの思い】じゃないかと思う。そして私と同じ様に心を揺さぶられる人たちが多いのでしょう。どんどん人が集まっている。

今まで私が知らない、経験したこともない、「うねり」が起きているのを感じます。

もし参政党が今の政界に誰も送り込むことが出来ないようだと、私は本当に「日本は終わる」と思っています。「金勘定ばかりは達者で、回りの顔色ばかり見ながら利益を追う日本は今後もその傾向が強くなる」と見ています。その現れがまさに岸田政権そのものでしょう。では参政党が数人の国会議員を送り込めたら何が変わるのか。私にはそれは全くわからないのだけれど、「小さな小さな灯火が着く」だけでも大きな前進だと思っています。

彼らが「閉じてしまったままの【天の岩戸】を開ける」ことが起きることを期待しています。

日本は必ず復活する。私にはその夢を捨てることが出来ません。

天の岩戸が閉まって閉じ込められていたのは何か。それは日本人の「善意」「真心」「不屈の精神」のような気がしてならないのです。

天の岩戸を開けなくてはならない時が来た。そんな風に思っています。

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