6月4日は「天安門事件」があった日。あれから33年。忘れてはならないと思う。

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天安門事件からもう33年も経ったんですね。あの時に何が起きたのかを知っている日本人も少なくなっているんでしょうか。

いや、天安門事件そのものは知っていても、「何が起きたのか」を知る人は少ないかもね。そもそもNHKでさえ「中国人民が人民軍によって虐殺された」とはしていないし、「大きなデモがあった」というレベル。

民主化を叫ぶ多くの人達に向けて人民軍は銃を撃ち、戦車で轢き殺した。

そういう人民軍の戦車の前に立ちはだかった青年の写真が世界を駆け巡りましたね。

でも「それ以上のこと」は報道されなかった。

実際にはこんなことが起きていたのに。

人民軍の戦車は自国民を敷き殺した。

人民軍の兵士は自国民を撃ち殺した。

中国はこれをもみ消そうとしたけれど、現実に何が起きたのかは世界に広がった。

そして「中国に強い制裁をかける」動きが世界で始まった。

ところが~~~~~~~

日本は全くそれを無視して、中国側に立ち、人民の虐殺はなかったとした。政府もメディアも同じ。

それどころか、世界が中国に制裁をしようとしているのと逆のことをした。

中国に手を差し伸べ、そしてなんと「天皇訪中」までやった。

これで世界の動きが大きく変わったのを感じました。

ただの大規模デモがあったということで終わり。

当然、今でも表向きはそういうことになっているし、あの時に憤慨した心ある人も、そして当時、運動に参加した中国青年たちもあのことを忘れていってしまった様。

今、中国が再び世界から注目されているのに、日本はまた知らん顔。中国と手を繋ぎ、ともに発展しようと政界も経済界も動いている。

やっぱりお金が大事なんでしょうね。中国と手を繋がないと日本に将来はないんでしょうか。

こんな時に、大阪府はあの武漢市と手を組んだ。維新の会ってなんで中国には甘いんですかね。IRに関しても同様。

あの香港の大騒ぎももう世間は忘れてしまった様子。

香港がイギリスから変換される時に、「50年間(2047年まで)は資本主義を採用し、社会主義の中国と異なる制度を維持することが約束された。香港には「高度な自治」が認められ、言論・報道・出版の自由、集会やデモの自由などが保障された。」

ところがそんなのは無視されて、香港は完全に中国共産党に飲み込まれてしまった。どうしてそれを世界は許す?

そしてとんでもない法律ができたのを皆さんはご存知だろうか。

それは香港国家安全維持法。この内容が酷いなんてもんじゃない。

1.「国家からの離脱、転覆行為、テロリズム、香港に介入する外国勢力との結託」の4つを犯罪行為と定める。
2.国家安全維持法に違反すると最低3年、最高で無期懲役
3.香港の法律と矛盾する場合は国家安全維持法が優先される
4.裁判は非公開でおこなう可能性がある
5.中国政府は香港に国家安全オフィス(NSO)を設立する
6.中国が深刻とみなせば、海外にいる香港非居住者も対象となる可能性がある
7.香港警察内に新たに国家安全保障部を設立し、警察に多様な権力を与える
8.香港の行政長官は裁判官を任命できるが、国家安全を危険にさらす発言をした裁判官は任命されない
9.行政長官を代表とする新たな国家安全保障委員会を設立
10.香港政府は、学校、メディア、インターネットなどで市民への教育を要求する

引用:香港BS

要は「中国がやることを認め、決めたことを守れ」ということで、当然、中国本土と同様、批判も許されない。つまり今まで香港で行われていたデモは違法となり、デモ参加者を逮捕し、そして中国に移送され裁判が非公開でおこなわれるかもしれない「法的根拠」が出来たということ。

この法律がとんでもないのは、この対象に「世界、世界の人々」も含まれるということ(第38条)

つまりですね、世界に住むすべての人が対象で、中国がやることに文句をつけたら【逮捕する】ということ。当然、日本に住む日本人も対象となる。これって内政干渉になるはずなのに、平気でこういう法律を作る中国。中国共産党は世界の国々の上に立っているような言い草。

これが怖いのは、中国と犯罪者引き渡し条約を結んでいる国が結構多く、民主主義陣営の先進国としてフランス、スペイン、イタリア、韓国とも「犯罪人引渡し条約」を結んでおり、中国の香港に対する「香港国家安全維持法」を批判・反対した事が有る外国人も「犯罪人引渡し条約」の対象となる為、海外旅行の際は特に注意が必要となった。(参照:Wikipedia)

だから中国に批判的な人は、中国はもちろん香港には旅行に行かない、行けないと言う人が増えた。著名人、評論家の中にもそういう人たちは多い。

こんな中国に大きく門戸を開いているのが日本。

日本には困っている若者も多いのに、未だに中国からの留学生には毎月とんでもない補助金を出しているし、一体、政府は何を考えているのかと思う。そして中国企業は日本の土地を買いまくり、それも自衛隊基地周辺とか。そして今、太陽光発電で中国の国営企業と言っても良い上海電力が各地で太陽光発電を行っている。

こういう日本という国の根幹のインフラを外国企業、それも中国に任せて大丈夫なんですかね。

もう一つ、中国には恐ろしい法律がある。それは国防動員法。

中国が有事の際に「全国民が祖国を防衛し侵略に抵抗する」ため、金融機関、陸・海・空の交通輸送手段、港湾施設、報道やインターネット、郵便、建設、水利、民生用核関連施設、医療、食糧、貿易など、あらゆる分野を統制下に置き、これら物的・人的資源を徴用できるとしている。

つまり、中国に進出している海外資本の企業も、中国の有事の際には「中国に協力しなければらない」ということ。

そしてこの法律が恐ろしいのは「世界に散らばった中国人、中国企業もこの法律に従わなければらない」ということ。当然、日本に住む中国人、留学生、中国企業も同じで、【日本で決起せよ】と指示が出たらそのとおりにしなくてはならない。

最近、騒ぎになっている日本で太陽光発電を広げている上海電力も「送電を止めろ」と中国共産党から指令が出ればそれに従わなくてはならない。

皆さんは「長野オリンピック」のときに、次の開催地である北京五輪に繋ぐ聖火リレーで問題が起きたのを覚えているだろうか。チベット問題で聖火リレーを阻止する動きがあったのだけれど、それに対抗するために【長野に数千人規模の中国人が集結した】。決して暴動は起きなかったけれど、その動員力は一体なんなのか、そこを無視するとうまくない。

外国人に参政権を与えるのも同じで、小さな自治体に中国人が集まれば何がおきるのか。そこをどうして考えずに参政権を与えるべきだと言えるのか。人道主義は大事だけれど、その弊害を考えないのは「何か魂胆がある」としか言いようがないと私は思うわけです。

また「市場はオープンにして誰でも同じ様に参加できるようにする」のが良いことだという人は多い。いわゆるグローバリスト達。でもそこには「条件が同じ」という基本がなければ意味がないんじゃないですかね。でも親中派はそこのところは言わない。土地の買い占めが進んでいると言われているけれど、では私達が中国の土地を買えるかというと買えない。中国企業を買収することもできない。

こんなのはインチキ以外の何物でもないじゃないですか。もし平等であることを大事にするならば、【相互主義】も大事にしてもらわなければ平等にはならないでしょう。

とは言うものの、最近、グローバリズム、グローバリストに反する考え方を持つ人達が増えたのは非常に嬉しいことだと思っています。私がなぜトランプを推してきたのかもそれが理由。

このブログの古くからの読者は、私が10年以上前からグローバリズムに反対してきたのはご存知のはず。

結局、グローバリズムだ、グローバルスタンダードだと言って「日本を好きなように変えてしまう」だけのことは昔からはっきり見えていたじゃないですか。グローバルスタンダードだって一体誰が決めるんですかね。皆が集まってスタンダードを決めるならまだしも、【強者が決める】のは世界の歴史。

でも私が望む世界は決してナショナリズムに染まった世界じゃなくて、「インターナショナリズム」なんですよ。まさにナショナリズムの反対で、世界を中心に考えようという主義。

ところがグローバリズムって似たようでまるで違うのね。それは「全体主義」であって、共産主義社会主義と非常に親和性が高く、そしてなおかつ独裁主義でもあるんじゃないですかね。

でもインターナショナリズムは、「それぞれの個性を大事にした上で全体を考える主義」であって、「統一政府」を作ろうとか、「世界的感染症がまた出てきたらWHOで決めたことに世界が従う」とか、そういう考えとは真逆。

全体主義、独裁主義である中国共産党にしっぽを振り、それはグローバリズムの一環だと嘘を付き、金儲けに走る人や企業。そして「多様性を認める」という大嘘を付き、自分の都合の良いように「世界を一つの色で染める」ことをする人たち。

それがグローバリストでありグローバリズムだと思うわけです。そしてそれが日本でもアメリカでもどんどん広まっているのが私は悲しい。

でも段々とグローバリストに反対する人達が増えてきたのがわかる。私にしてみれば、気がつくのが遅かったんじゃないですか?と言いたい。だって彼らはもうとんでもない大きなパワーを持ってしまったから。

自分が大事なのと同じ様に他人も大事にする。それは国も同じで、それぞれが自国の文化伝統を保持し、それを認めつつ世界として動いていくべきなのに、それとは逆のことが起きている。

ロシアのウクライナ侵攻もそれで、その裏にあるものを考えると【ロシアつぶし】の計画が古くからあってそれの一環なのが見えてくる。

力があるものが世界を支配する。

ま、それが真理なのかもしれませんね。

でも私は、日本はそれとは違う生き方を2600年掛けて見つけた稀な国、稀な文化だと思うんですよ。

そもそも日本の縄文時代の遺跡から「武器が一切出土しない」という不思議な文化を持っていた国。

意外に世界が理想とする世界は、何千年も前に「日本がそうであった」のかもしれませんね。

グローバリズムとは、それぞれの国から見たら「侵略でしか無い」のを忘れるべきじゃないと思う。そして自由を守りたいのであれば、グローバリストと戦うのは当たり前だと思う。

そんな世界になるのを夢見ている私。でもナショナリズムが台頭しては第二次世界大戦前のナチが出てきたヨーロッパとおなじになってしまう。私達が目指すべきは「個々を大事にして全体を盛り上げるインターナショナリズム」じゃないんですかね。

インターナショナリズムは民主主義だけれど、グローバリズムは全体主義、独裁主義へ繋がる。そしてまさに今の世界はそっちに動いているじゃないですか。世の中の多様性を重視しているようなフリをするけれど、彼らに反対したら抹殺されるでしょ。どんなに素晴らしい理想でも、それが唯一の真理のごとく世界が動いたらそれって「宗教弾圧と同じ」じゃないですか。

これがグローバリズムの正体なのをどうして多くの人はそれに気が付かないのか。なぜ「グローバル」という言葉に酔ってしまうのか。

国境が低くなったのは間違いがない。でもそれは「往来が頻繁になった」だけじゃないんですか?もし本当に国境がなくなったほうが良いと思います?EUは成功してますか?

今、日本で「参政党」という変わった新党が立ち上がり、それが凄い勢いで党員を増やしている。

これは私もびっくりしたのは、その中心人物である「神谷宗幣氏」も「松田学氏」も以前から素晴らしいと思い注目していた人たち。まさか彼らが新党を立ち上げるなんて想像さえしていませんでした。でも私には彼らの「居ても立っても居られない気持ち」がよく分かるんですよ。このまま日本を放置できないという気持ち。これは私も同じ。

そしてなんと、これまた私の大好きな「武田邦彦教授」まで参政党に参加して立候補すると。

このブログでも過去に何度も神谷宗幣氏、松田学氏、武田教授のユーチューブ動画を紹介してきましたが、その人達がまさか横でつながっているのも知らなかったし、政党を立ち上げて立候補するなんて・・・。

私も黙ってみているだけというわけにはいかないような気がしています。なんらかの結びつきがあったのかもしれないと思うから。

彼らの心意気に私の心も強く反応するんですよ。

でも彼らが政界に入ってもどうなるかはわからない。理想論、観念論を言っているだけかもしれない。でもそれでもやるしかない時期がとうとう来たのだろうと思っています。そしてその「やるしかない」という決意は政治家がするものではなくて、私達国民が決意するしかないというのを世に広めている彼ら。

なんと党員が凄いスピードで増えていて、党員数で言うともう彼らは弱小政党ではなくなった。

日本を変えて欲しい。グローバリストが力を持ち、お金や利権に縛られるのが当たり前だと思う人達に、それじゃもう日本が、世界が終わることを知らしめて欲しい。

その動きはアメリカにもあって、アメリカの話を最近はブログには書きませんが、反グローバル勢力が伸びていて、共和党もトランプが中心になって動き出している。あのイーロンマスクも民主党支持から共和党支持へ変わった様子。

アメリカの民主党政権を打倒しないと大変なことになるのはウクライナ戦争、対中国政策も同じで、アメリカだけの問題じゃない。

世界に見えてきた「新しい芽」が育つのを心から期待しています。

 

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