米国ファーストリパブリック銀行の破綻が確定。さてリセッションは来るのか?またそれはいつ?

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アメリカのファーストリパブリック銀行の破綻ですが、これも早かったですね~。

そしてこれで金融クライシスは止まるのか、もっと広がるのか。それは当然、景気に左右されるわけだけれど、今の短期金利のほうが長期金利より高いという異常事態ですが、過去においてはこの【逆イールド】が解消される頃には「大きなリセッションに入る」というのが毎度のパターン。

というか、リセッションに入るから金利も下がって逆イールドが解消される。ま、鶏と卵の関係と言っても良いのだろうと思います。

アメリカを代表する巨大銀行の一つであるバンク・オブ・アメリカはこの四半期中にリセッションに入るだろうと言っている。この四半期中ということはあと数ヶ月の内ということ。

ところがその考え方とは違う考え方を市場参加者は持っているようで、株式市場は決して上昇トレンドではないもののかなり底堅い動き。当然、日本もそれに追従するわけで、株式市場だけを見ると危険信号が点滅しているようには見えない。

S&P500。日足。

日経225。日足。

私は長期投資は非常に難しいと考えていますが、それは日本のバブルが弾けたあとの長い低迷期を経験しているから。

日経225。月足。

ところが若い人たちはこの10年を覚えているのね。安倍さんのお陰で株式市場は大きく上昇した。3倍以上の値上がり。

日経225。月足。

また早いうちからアメリカ株に手を出していた人たちも凄いことになった。だから「株を持っていれば安心」という考え方が広まったと思うし、アメリカ株で損をするほうが難しいくらいの上昇が続いたから、個別株をしっかり見て分析せずに、【インデックス投資が最強だ】と考えてしまいがち。実際に、インデックス投資をしていた人達は皆、大儲けした。

ダウ。月足。

私はと言うと、相場とはやっぱり「波」であって、上がりっぱなしもなければ下がりっぱなしもないと思っていて、「今までは上がっていたからこれからも上がる」という考え方は非常に危険だと考えています。でもアメリカ株の経験しかない人たちにはそれがわからない。

でもアメリカ株だけは特殊で、今後も上がり続けるのかもしれないけれど、それは私にはわからない。

どちらにしても「トレンドに乗る」という基本さえあれば、上げ続けようと、上がったり下がったりの波が交互に押し寄せようが、「波乗りの技術さえあればOK」なのは間違いがないとは思っています。

でもその「波の変化」は事前にはわからない。(笑)

どうなりますか。

私としては、リーマン・ショック時に世界は「お金をガンガンバラ撒いた」ことによってどうにか蘇ったと思うものの、その後、世界に問題が起きるたびに「お金をバラ撒くことを続けた」。これはコロナも同じで、コロナで景気が落ち込んでいるのに「行き場の無いお金は株式市場になだれ込んだ」んじゃないですかね。

市場にはお金があまり過ぎている状態って、遡ればリーマンショックに戻るわけで、もしかしたら【リーマンショックはまだ続いている】という言い方をしても外れじゃないのかもと思っています。

やっぱりお金がありすぎるとうまくなくて、そして今までは金利も低く抑えられていたわけで、企業も家業で頑張るよりか【M&Aで大きくしたほうが良い】となったし、また自己資本も多い企業は「自社株買いに走る」。これって当たり前といえば当たり前だけれど、まさにそれは「マネーゲーム」でもあるし、これが健全だとは思えません。

だから今回のFRBも金利を上げて金融引き締めに入ったのも、【インフレを止める】こと以上に、【金融界も含めて整理をしようとしている】ように見えるんですよ。危ない企業を助けるのも良いけれど、それが健全な資本主義かというとそうではないと思うし、FRBは「リセット」をしようとしているように私には見えます。

つまり、潰れるところは潰してしまうということ。

また企業も資金繰りが悪化するだろうけれど、それが本来の姿のような気がするわけです。今まではお金がありすぎるのが当たり前みたいだったけれど、それが良いとは思えない。

ま、農業で言えば、「間引きを適切にしないと全体が育たない」ようなことをFRBが考えているように思えて仕方がありません。

株式市場も一度崩壊させて、フルイに掛けるようなことを意図しているような気さえしてきます。

ま、それはあり得ないにしても、株式市場ってやっぱり「春夏秋冬」があって、大きく伸びるためには「冬の時代」もあってしかるべきで、そこからまた「春が来る」んじゃないですかね。

株式市場って常にその順繰りが常に起きていて、今回も「冬を待っている」様な感じも受けますし、その冬を超えて「新たに芽が吹き出す頃」を見計らって積極的に動き出すのが良いと思っています。私は一切、株式を持っていませんが、もし株式を多く持っていたら今は株式市場が壊れていないからこそ、上を狙うのではなくて、ポジションを小さくして様子見が正解のような気がしています。

ウクライナ戦争、中国、イスラエルがどう動くか予断を許さない状況ですし、BRICSにサウジまで協力して「米ドルの覇権を崩そうとしている」わけで、また各国はそろそろ【中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)】を出してくるはずで、地殻変動と言っても良いようなことが起きそうな気がしているし、その行方はさっぱりわからない。

どちらにしても私の今の基本は「キャッシュポジションを多く」して、【時を待つ】って感じでしょうか。雪や霧が深く、前方がまるで見えないような山道を車で飛ばして走ろうとは思わないのと同じ。

その時が来るまで、心身ともに結構厳しいのですが、私の原点であるデイトレで頑張ろうと思っています。卒業したくても卒業させてもらえない。(笑)

やっぱりBundですね。これで頑張ります。ただ劣化するばかりの脳みそと身体能力はやっぱり問題で、チャートのセッティングを含めて、「ジジーなりの攻め方」をする必要があると思っています。これは「単純化」と言っても良くて、脳みそにもそして本当に目への負担が大きいので、いかに身体に負担をかけないでやるか。その辺の研究を始めています。大事なのは「トレード時間をはっきり区切ること」しかないと思っていて、トレード対象も「Bundに限る」とすればそれは可能。

Ninjatrader8ですが、機能は素晴らしいわけですが、どうもこれが「負担の原因」のような気もしていて、チャート自体も単純化が必要だと思っています。

前に「87歳のデイトレーダー」の動画を紹介しましたが、内容的にはなんか変だなとは思ったものの、70代、80代にはその年代に合った方法があるような気もしています。

この動画のPER、PBRの見方、インジケータのMACD、RSIの見方があまりにも教科書通り過ぎて、そこまでの知識ならトレードを初める前の勉強でも理解できることだけれど、本当にそれだけで勝てるとは私には思えず。またこの動画では、彼は「逆張り専門」に見えるわけで、それって半端じゃなく難しいはず。初級、中級では逆張りで常勝するのはほぼ不可能で、【相場が高ければ買い上がれ。安ければ叩き売れ】というのが真髄だと思っている私とは全く違う考え方。

ま、私はトレンドフォロー型だからそう思うだけかもしれないけれど、「トレンドフォロー型」になるにはやっぱり過去の経験がそうさせたわけで、「高ければ下がるときを狙いたい。安ければ上がり始める時を狙いたい」のは【誰しもが考えること】で、本能として「逆張りをしたい」のはわかるけれど、難しいんですよね~。下手をすると「上昇トレンドの中の下げ波動、下落トレンドの中の上昇波を狙うことになる」なんてことが簡単に起きるのは嫌と言うほど経験済み。(笑)

だからこのジーさんは、動画の中で言っている表面的ではない、【何か別の大事な基準を持っている】と思うわけです。

この動画で言われている見方で売買すると、多くのトーシロは勝てないはずなのね。これで勝てたら「簡単すぎる」とある程度の経験者は思うはず。でもこの動画は【基本を抑えておけば勝てる】と思わせる効果が絶大。

やっぱりこの動画は「貴方も株式投資をしませんか?」という【釣り】に見えるんですよ。それはこの動画の概要欄を見ても感じること。

でもこの世界って「常にネギを背負ったカモが参入しないと成り立たない」わけで、私としては【このジーさんでも出来るんだから、皆さんやってみませんか?】というべきなのかもね~。(笑)

 

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