今年もやって来ました、ヨメさんの誕生日。
でもねぇ、もう我が家は「誕生日を喜ぶ、祝う」なんてことは無いのね。「また歳をとったのか・・・」と確認するのは苦痛以外のなにものでないから。
でも記念日は記念日だからやっぱり「お目出度う~~~」と言ってしまうのが毎年のこと。
最近は、また些細なことでヨメさんと喧嘩をして、ここのところほとんど口を聞いていなかったんですよ。実は息子もヨメさんと喧嘩中。でも口を聞こうとしないのは私や息子じゃなくてヨメさん。ヨメさんはバリバリの九州女で頑固で怖いのだ。(笑)
だからヨメさんの誕生日も私と長男は「気が付かないふり」というか、話題にも出さなかったのね。
でも朝に、注文していた花束がデリバリされたので、それを持って、息子と二人でニコニコしながら「ハッピー・バースデイ」と歌いながら花束贈呈式。(笑)
ヨメさんとしては、喧嘩中なのもあって、「今年はなにもないのかな」と思っていたんでしょう。
花束を受け取って、私と息子の「ハッピー・バースデイ」を聞きながら涙を流していた。そして声にならない声で「ありがとう」と。
これにて誕生日のお祝いは終わり。
皆で食事に行こうということもない。
いや、次男坊夫婦がもうすぐマレーシアに来るので、皆でまとめてお祝いをしようということに。
ヨメさんの誕生日には花を送るようになってから何年経つんだろうか。まるで思い出せないけれど、かなり長い習慣。
あと何回出来るんだろうか・・・・・。だから、今まではヨメさんが好きな花(白いユリ)をいつも贈っていたのだけれど、去年から【私がヨメさんにあげたい、私の好きな花】にしようと思うようになった。
去年選んだのは、私の大好きな真っ赤なバラの花。
この時の話が面白かったんですよ。
「初めて花束を贈ったのはバラの花。そして私たちはもう歳だから、これをいつまでも続けられるとも思えない。だから私達の出会いを忘れないためにも赤いバラにした」と。
そして「あの時は50本だったけれど、今の気持ちを足して60本にした」と。
そうしたらヨメさんはなんて言ったと思います?
「あの時は・・・・・、100本だった」
ですと。(爆)
でもマレーシアではなかなか好きな花、好きなアレンジを見つけるのが難しい。お店に行ってあれじゃこれじゃと注文(オーストラリア時代はそうしていた)すればよいのだけれど、近所に大きな花屋は無いし、知らないし、マレーシアに来てからはいつもオンラインで出来合いのものを選ぶ。
ヨメさんは白いユリが好きで、他の花はないぐらいのほうが好きなんだけれど、マレーシアでそれに近いものを選ぶと「一生に一度のあの【式】の花」みたいになってしまうんだよね~~。
困ったもんだ。
今回の花束には、いつもの「誕生日おめでとう」という英語のメッセージではなくて、「恋人に贈る為のメッセージ」を付けたんですよ。で、それも効果が大きかったようで、Lineで「私は明日から変わるつもり」というメッセージが来ていた。
我が家は口を聞きたくない時にはLineでやり取りする夫婦。(笑)
いつもLineでヨメさんがおしゃべりをしている親友二人(オーストラリアと日本)とちょうどいろいろ話していたようで、その一人は3年前に相思相愛で仲が良すぎるようなご主人を亡くしていたのね。で、その親友にヨメさんは「喧嘩するにも相手がいない。3年間、泣き続けている。仲良くしなさいよ」と言われたらしい。
ヨメさんからの私へのLineの内容は結構長くて、「ありがとう」という言葉が2つ入っていた。
私のヨメさんへの返事はこれのみ。
さぁて、どうなりますかね~~~。
きっと一週間ぐらいは仲の良い夫婦になるかもね~~~~~。(笑)