ドル円が150円超え。介入も入った様子。

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とうとう来ましたね~。

ジリジリと150円に向かって動いていましたが、アメリカ時間に「一気に150円を突破」した。

と思ったら3円近くも急落。出来高の大きさから見ても、この値幅から見ても【ドル売り介入】が入ったんじゃないですかね。政府日銀は今のところ「ノーコメント」ですと。

3円も1分以内に動かれたら、ドルを買っていた一般的なデイトレーダーなら瞬殺ですね。

去年と同じ様に「150円を超えてきたら介入が必ず入る」と予想していた人は「臨時ボーナス」が入ったかもしれない。おめでとうございます。

しかし政府日銀(介入を決定するのは財務大臣)もやりますね。「これ以上のドル高は許さない」という強い意志表示。

ただ私は、その前の「ドルの上昇」が気になっています。

この上昇時の出来高が大きいのが気になりませんか?つまりドルを買った勢力もそれなりの「本気を示した」ってことで、介入が入ったのもそれへの対抗策かもしれない。

また急激に下がってもその反騰もそこそこ大きくて、ドル買いをする勢力もまだまだやる気満々に見えます。日本が金融引き締めに動けない事情をよーくわかっているのかもしれない。

今回のこの動き、つまりちょっとドル高になってからの介入でドルが急落してからの【ドルの急騰】の動きを見ますと、私は【政府日銀の負け】だと判断します。アメリカの動きから簡単に想像できる「また金利差が開いてドル高に動く」という基本に変わりはなくて、【大きな流れは介入をもってしても変えることは出来ない】のが見えたような気がします。

「急激な円高」を起こすと【弱小のドル高狙いのトレーダー】を排除することは可能なわけですが、ビッグプレイヤー達は微動だにしないという印象です。日本が金融引き締め、利上げに動かない限り「日本国債を空売りし、円を売る」方向性に変わりはないんでしょう。

アメリカの金利高は今後も続くと読めている間はこの状態のままだろうと。

アメリカの10年債の「金利上昇」の動きが背景にあるわけで、この辺をしっかり見ていると【ドル高になる】【日銀が介入する】【でもドル高の流れは止まらない】という【筋書き】は誰にでもわかることかもね。こういう「わかりやすい動き」って珍しいかも。

注目すべきは「アメリカの金利動向」ってこと。

ということは前回の介入時と同じ様に、「介入絡み」の小遣い稼ぎは今後も「成立する」のかもね。たださらなる円高を予想していても、150円以上を買い上がるのは弱小トレーダーには意味がなくて、「介入が起きた時に【ドルを安く買う】戦略」しかないと思っています。ドルを買い上げて日本を脅すのは【莫大な日本国債を空売りしている勢力】の【煽り】だと私は解釈しています。本命は「日本国債の下げで利益を出す(日本の金融引き締め、利上げ待ち)」ってことじゃないかと。

下手に介入すると「ドル高狙い勢力に【安くドルを買うチャンスを与える】ことにもなる」のも注目すべき点かもね。

それともう一つ気になるのは、ここで介入したことによる「外貨準備金の増収」です。

どのくらいの規模の介入で、どのくらいの利益が出たのかはわかりませんが、1兆円程度は儲かっちゃったのかな?

介入をするのは「日本の負担」の様な気がしてしまいますが、【高いドルを売って日本円に戻す行為】なわけで、政府日銀は儲かってしまう。

また今、外貨準備金がどのくらいあるのか知りませんが、「含み益」って数十兆円ぐらいはあるらしい。

この莫大な外貨準備金を持っている日本ですが、「外国では例を見ない」と高橋洋一教授はいつも話していますし、含み益も莫大で、この【含み益だけ】でも使えば「日本の需給ギャップなんか簡単に埋める事ができて、日本経済は動き出すだろう」と言っていますが、そのお金を使う気が政府には全くないのが国会答弁でもはっきりしている。

日本は税収が増えても「増税する」国。特殊法人にはお金を貯めていても、政府は「金がない」という国。減税の「トリガー条項」があって、その条件を満たしても、「減税したら後が大変だ」と減税しない国。ま、政府の借金が多いからなんでもかんでも金を出したくないということなんでしょうが、いつまでもいつまでもそういう考え方を財務省が持っているから、【誰が総理大臣になろうと変わらない】のね。財政出動なんて出来ない。自然災害対策の「国土強靭化計画」もダメで、あちこちの橋梁も修理や更新が必要なものが全国に放置されているらしいじゃないですか。

でも人気がない岸田さんですが、「減税解散をするつもり」という話が流れていますが本当なんですかね。

解散のチャンスを逃してしまい、一体どうするつもりなのかと皆が考えている時に、「減税しちゃえば?」と思いついたのか。

「減税するつもり。その是非を国民に問う」となれば、自民圧勝でしょう。

じゃ、仲良しの財務省はどうなるのかと言えば、「このまま自民党が駄目になれば、財務省の影響力が削がれる」のは間違いがないはずで、「あとできっちり増税するから、ここはちょっと我慢しておくんなまし」ってことかと思ったり。

10月1日に自民党森山総務会長が突然、【減税措置 解散の大義になり得る】と発言。

ところで主要メディアでは「日本保守党」の誕生に関しては全く無視をしていますが、ネット内ではかなり盛り上がっていますね。X(旧ツイッター)のフォロワーは自民党を抜いたし、党員(年間6000円)もあっという間に二万人を超えた。

私としては日本保守党が目指すこと、彼らの基本理念には「賛成したいことばかり」ですが、政治勢力としてどれほどのことができるかというと未知数だらけ。もしも言い出しっぺの百田尚樹氏、有本香氏が立候補すれば大きな話題にはなるだろうけれど、彼らが政治家になってもどう日本が変わるとも思えないし、あくまで「仕事ができるプロの政治家」が集まらない限り、【反自民保守系政党誕生】という今の自民党に頭にきている岩盤保守層のガス抜き程度にしかならないと思っています。

また衆議院選と参議院選とは全く違うわけで、近く衆議院選が行われるとしても議席を取るのは簡単ではないし、「日本保守党も盛り上がったように見えるだけ」で終わってしまうかもね。ところが参議院選なら話は違うわけで、何人かの議席を取れるかもしれない。

そんなことは彼らもよーくわかっているわけで、どういう作戦に出てくるのか。私としては応援したいと思う。もし「無視」するとしたら、日本には岩盤保守層は意外に少ないなんて評価にもなるんでしょう。私はそちらのほうが気になるくらい。

自民党に大きな変化を与えてくれそうな議員は少なくないし、その筆頭が私は高市早苗氏だと思っていて、どうにかいつか総理大臣にと願っているのだけれど、あの世界は本当に魑魅魍魎の世界で難しそう。

でも青山繁晴議員にしても、参政党にしても、あるいは近年やる気を認められるつつある自民党参議院議員 小野田 紀美(おのだ きみ)氏にしても、岩盤保守層が応援したい人たちは決して少なくない。彼らの影響力は大きいとは思えないけれど、【ファンが増えている】のは間違いがなくて、やっぱり大事なのは「国民のやる気」だけですよね。

そしてそれが「自民党を変える唯一の方法」だとすれば、それぞれ問題がなくはないにしても応援していきたい。足を引っ張るのは左翼に任せておけば良くて、保守系は「お互い罵り合う」なんてことはやめて団結して欲しいなぁ。

でも保守系の私としては「保守系の政党が増える」のは嬉しいにしても、選挙になると票がばらけて共倒れになる可能性は高い。それで左派勢力の議席が増えるなんてことになったら本末転倒ですもんねぇ。

増税メガネという岸田氏のあだ名は本人も気になっているようで、減税もしますみたいな雰囲気はあるものの、そもそも「国民の方を向いていない」と私は思うわけで、もし減税を声高らかに言い出しても【経団連は喜んでいます】みたいな減税じゃ意味ないもんねぇ。恥を晒すだけ。

頭の良い政治家や官僚はごっそりいるんだろうと思うんですよ。そして「国民の声をそのまま聞いたら大変なことになる」と思っているんじゃないですかね。特に財務省。

でも民主主義ってなんなのか。たとえ国民が望む道を進んで、日本が衰退しようがそれを国民が選ぶのならそれで良いんじゃないですかね。それを財務省がボス風を吹かせて「日本の将来」を決めて欲しくない。財務省のお偉方がどれほど凄い人たちだとしても、国民が選んだわけではないのだから勘違いしないで欲しいと思う。

あああ、違うか。財務省の腰巾着だろうが、利権まみれだろうが、そういう政治家が当選するということは「そういう日本を国民が選んだ」わけで、今の日本に文句を言う私が間違えているってことね。

頑張れ、日本。

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