ビットコインのETFが上場されたけれど・・

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とうとう来ましたね。ビットコインのETFが出てきた。

これでビットコイン好きは大喜びでしょうが、それは「自分が持っているビットコインが値上がりするだろう」という思いも少なからずあるんじゃないかな?

ま、今までビットコインを買うのを躊躇っていた人が参入してくるのでしょうが、いわゆる「投資対象」として大きく育つとは私には思えないなぁ。

要は莫大な資金を動かしている【機関投資家】が積極的に入ってくるかどうか。そもそも「適正価格の算出が不可能」という投資対象だと、クライアントや上司に担当者は「売買の説明をどうする」んですかね。

ただ「全く無視をする」というのも立場上出来ないかもしれなくて、「お付き合い程度」には資金投入することはあると思う。

これってETFだけじゃなくて、歴史がある先物も同じ、CFDもそうだけれど、【飯の種になりそうなものはなんでも上場してしまう】傾向があって、現在とんでもない数、上場されているのね。どんな対象でもどこかに必ずそれを喜ぶ投資家はいるわけだから。

でもまさに株がそうであるように、先物もETFも「主要銘柄」ってほぼ決まっていて、中には「取引が殆どない」ものも多く存在する世界。

ビットコインがそうなるだろうってことじゃなくて、決して、花形、主要とはなりえないんじゃないかってこと。そもそも「先物はすでにCMEに上場されている」けれど、出来高はがっかりするような大きさでしか無い。

つまりETF上場されても「流動性にも問題があるかもしれない」のね。ましてやビットコインETFは何社も出しているわけで、総額では大きくても個別に見るとしょぼいことになるかもね。

普通に買って「保持し続けるのだ~~」みたいな夢見る個人投資家は良いにしても、そこそこの金額を動かす投資家だと気になることは多いはず。当然、デイトレなんか全く駄目だと思う。現状の現物や先物でも大手の取引所でも「流動性に問題がある」くらいだから。

ただ実際に暗号通貨を売買しようとすると、「口座開設から躓く」のが普通で、出入金も問題があると私は思っていて、これはCMEに上場されている先物も同じで、なんとなく手を出しづらいと思うのが普通。

そういう意味で【ETFは手軽に参入できて良い】し、間違いなく間口は広がったと思う。

「ちょっと暗号通貨を買ってみたいなぁ」的な人にはETFはかなり良いんじゃないですかね。

でも「基本的な考え方」としては、このユーチューバーの考え方が常識的だと思う。彼は元債券トレーダー。

今までは「ETF上場となれば、世界に認知され爆上げするはずだ」とビットコイン愛好者達が煽ってきましたが、「上場が決まれば下げるはず」という見方も多くあって、実際にそうなった。

つまり過去にもこういうことは何度もあったってことなのね。鳴り物入りで上場したら、「その時が天井だった」とか。株式の「IPO=新規公開株」と同じ。

ま、こういうのは相場の世界では常に起きることで、「注目を浴びて上がったところで売り逃げる」なんてのはプロやハイアマの常套手段ってこと。

でもこれは「序章」でしかなくて、これからが本番。どうなりますかね。

私の見方だと、とりあえず「今までの上昇トレンドは終了」で、これから下げトレンドに入るのか、第二の上昇トレンドが始まるのか、【手を出さずに注目するべき場所】だと判断します。次に来るはずの「上昇波」が注目するべき波でその強さを見てから出撃を決めても遅くないはず。

私としては「上がっていれば買う、下げていれば売る」という非常に単純なトレンドフォローの考え方ですので、何が良いも悪いもないのね。「自分のその手法に合う動きをする銘柄、時期、時間」が大切で、どんな銘柄も個性があるから、「これは絶対にこうなる!」みたいな考え方は皆無。そして景気が良いも悪いも関係ない。

ま、世の中考え方は多種多様で、売買手法も多種多様。だから面白いしチャンスがある。

私として一番まずいと思うことは、「株もETFも先物もFXも、そして暗号通貨もそんなもので儲けよう、資産を築こうとするなんて馬鹿げている」という世論が形成されること。

今はその真逆ですが、「株に投資するなんてやつは馬鹿だ」という時代は今までに何度もあったわけです。こういうときって「値も安く市場が閑散としている」時で、本当はそういうときこそ「買い時」なんだけれど(ビットコインもそういう時期がありましたね)、出来高は薄くなるし、私みたいなデイトレーダーは非常にやりづらいのね。

やっぱり猫も杓子も「これに投資しないと将来はない!」ぐらいに熱くなってどんどん参入して、買いだ売りだ。銘柄はあれだこれだと「お祭り騒ぎ」の時が一番嬉しい。

これを一般的には「バブル」と呼ぶわけですが、証券会社も評論家もアフェリエイトも詐欺師も、そういう時が稼ぎ時。

このブログの読者には、是非とも簡単に釣られないようにあって欲しいと願っています。

「手を出すな」じゃないのね。「手を出すならちゃんと戦略があって然るべき」ということ。【雰囲気に飲まれて投資する】というのは最悪。

投資の世界に「絶対」は無いものの、儲けるチャンスなんていくらでもあるのだから、戦略もなく慌てるのだけはやめたほうが良いと思っています。

それは新NISAも同じ。

 

 

 

 

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