34年ぶりの「円安」ですかぁ。154円を軽く突破。どうするべきか・・・

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しかしまぁ、今の世界は何がどうなっているのか、どうなるのか全く私にはわかりません。

我が家の基本は「予想はしない」ですが、「想定はする」わけで、その想定すら出来ない状態。

気になっていたのは「イスラエルvsイラン」がどうなるのかですが、日本時間の21:30に突然、為替がまた大きく動いて円安。

値動きがわかりやすい5分足を載せます。

USD/JPY 5分足

これは何かというと、アメリカで発表された経済指標の小売部門が好調で、予想を大きく上回ったのが原因。これでアメリカの「利下げ」はますます遠のいて、円売りが加速したということ。

Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュー…

この円安に大きく値が動く前の153円90銭あたりでも日本は大騒ぎで「鈴木財務大臣は万全の対応を取る」と発言。でも今回、その時点よりもっと円安に動いた。

さてさて、どう対応するんでしょうか。「万全の対策」ってなんなんでしょうか。

ま、ヒートアップしている時には「円買いドル売り介入」もするんでしょうが、構造的な問題があって、それが変わらないのであればまた値はすぐに戻るのは過去に何度もあった介入と同じ。

介入って「円安だ~」と騒いで円を売る雑魚トレーダーに「大きな衝撃を与えることは可能」だけれど、本腰を入れて売っている連中は驚きもしないし、「介入で円が高くなった場所」では新たな「円売り勢力が増えてくる」わけで、【ボーナスをありがとう】というのが介入の毎度の結果だと私は思う。

しかし円安の進行は「もっと儲かってウハウハの大企業」があるにしても(日本の税収も増える)、インフレは益々進むだろうし、日本国民にとっては良くないんじゃないですかね。

マレーシアに住む日本人も同じで、日本円の資産や収入が中心だったら心中穏やかではないはず。昨今のマレーシアのインフレも凄いのは鈍感な私でも強く感じるようになりましたし。

「昨年の日本円の安値は抜いていないものの、ほぼ並んだ」状態。2020年当時と今との違いもかなり大きい。1リンギ25円と32円の違い。

MYR/JPY 週足

そして日本円と同じ様にマレーシアリンギットも世界的に見ると「リンギット安」なわけで、日本円はリンギットよりも「もっと弱い」状態と言える。

MYR/USD 週足

景気も為替の動きも「順繰り」で繰り返されるとは思うものの、「構造の変化がない限り大筋の方向性は決まる」はずで、必要なのは「アメリカの利下げ」であり「日本の利上げ」だと思うものの、「日本が利上げ」なんかしたらとんでもない大混乱に陥ると思う。

「そこまでして円安を食い止めるべきかどうか」の是非は私にはわからないけれど、さてさて、「鈴木財務大臣の万全の対応」とはなんなんでしょうか。そしてそれをいつやるのか。

こんな時に「イスラエルとイラン」がややこしいことになっているわけで、まさか全面戦争になる(当然、アメリカは座視しない)とは思わないものの、【ホルムズ海峡】がきな臭いのはそのままで、イランは「封鎖はしていない」ものの「船舶の拿捕」はやっているし、これがどう動くのかもわからない。

当然、石油価格は上がっていて、紛争が大きくなったり、ホルムズ海峡が封鎖なんてことになったら、世界中が大混乱するし、日本も大打撃を被る。

Grude Oil 日足

そんな中で忘れちゃ困るのは「ウクライナ戦争」で、私はこの戦争の「細かな各地の戦況」をずーっと見ていますが、「ウクライナがかなり苦境にある」のは見えるのね。

じゃぁ、ロシアは快進撃しているのかというとそうではなくて、あの軍事大国のロシアでさえ、かなり損耗していて「戦争の継続ができるのか」と思う部分もある。専門家の中には「ロシアは必ず負ける」と断言する人もいれば、「ウクライナが負けるのは時間の問題」という専門家もいて、【自分が見る情報源によって大きな隔たりがある】のね。

ユーチューブ上では「ウクライナ応援団」が多くいて、ウクライナが危ないという人は少ない。でもロシアをよく知る軍事専門家は「ウクライナは危ない」という。

両方見ている私としては「正確な情報が出てくるわけがない」と思っていて、「情報戦が行われている中」で私みたいなド素人にわかることなんか無いと思いながら、各地の戦況を見ています。

ロシアが「核を使うことはない」とは思っていて、それは「その必要もない」と思っているから。でも西側からF16は間違いなくウクライナに供与されるし、アメリカの共和党もウクライナ支援案に乗る動きがあるし、続々とウクライナに軍事援助が届くようになると、これまた戦況がどう変わるかわからない。

そしてアメリカの大統領選挙があるわけで、再選を目指すバイデンは「どんどんお金を刷ってばら撒いて」良い印象を作り、インフレだろうと景気を支え、そして「死守しないとならないのは株式市場」。

何度も書いていますが、「アメリカがリセッションに入った状態での大統領選挙で、現職が再選された例は【歴史上、一度もない】ところに注目すべき」だと思っています。

ましてやトランプがどんどん支持を取り付けているし、多くの人が「トランプが勝つ」という予想を言い出している。だからどうしたってバイデンは「人気取りに必死なはず」でお金もばらまき続ける。

ただアメリカで何が起きているのかもいつも追っている私としては、「選挙制度も選挙戦も日本の感覚では理解できないメチャクチャなもの」を感じるんですよ。それプラス「トランプつぶし」は長年続いていて、多くの訴訟があるものの、「訴訟だらけのトランプ像を作る動きが顕著」で、訴訟だらけと聞くと「ええ~~~?」と日本人なら思うけれど、その「訴訟内容」を見ると「ウソだろ?」みたいな話のオンパレード。

でもアメリカ国内でも「詳しところは見ない国民」はいくらでもいて、「訴訟にトランプが負けたらトランプには投票しない」という「層」も多いらしい。

裁判がごっそり行われていて、それの内容を一々調べるのは大変な作業だけれど、裁判の進捗や結果、そしてその他の情報をまとめてくれる「カナダ人ニュース」というユーチューブ番組にはかなりお世話になっています。

YouTube

カナダ在住のやまたつです。気になるニュースについてコメントしていきます。 ねこ2匹と極北地方の村に住んでいましたが、今は…

どちらにしても、「アメリカの大統領選」を無視して世界を考えるのはあまりにも無謀で、それの結果によって「世界は大きく変わる」と私は思っています。

また「中国の動き」も無視できないし、今の中国国内の経済的大混乱を見ていると、それが世界経済にどういう影響があるのかも考えないとならないし、「台湾侵攻」に関しては益々、きな臭い話が増えていて、そしてそれは「ウクライナ戦争の行方」とも関係があるわけで、一体、世界に何が起きるのかの想像をするだけでも頭の中が大パニックを起こしそうです。

じゃぁ、どうするのか。

そんなことが私にわかるのなら困ることなんかまるで無いわけですが、基本的には「爪を伸ばさずリスクは低く抑える」ことにしています。「わけがわからない時には手を出すな」ということでもあって、「余計な予想は怪我の元」だと思っています。

でもどんな時にでも「収入をそこそこ確保出来るような状態を保つ」ことを最優先しています。

「予想はしない」という我が家の基本は「予想に従って作戦を立て、行動を起こす」ということを【しない】という意味であって、その代わり、【想定は色々する】わけです。そして、「何が起きても対応できるようにする」のが我が家の理想。

わかりやすく言うと、「事前に行動は起こさない」のであって、「何かが起きたら、それに合わせて生きる方法を模索する(トレードする)」という考え方です。

でも理想は理想でしか無くて現実は厳しいわけですが、「下手な予想を立てて行動するよりかは遥かにマシ」だと思っています。当然、「Buy & Holdで行く」とか、「値が安いところは積極的に買い向かう」なんてことは「自殺行為」だと思っていますから、我が家では絶対にそれはしません。

でも「安値から転じて上昇トレンドが見えたら買い出動する」という考え方。

先日も実は親子三人で喧々諤々、かなり熱くなった討論会を行ったのですが、「Buy & Holdをするのは債券のみ」で、株式でもETFでも先物でも商品でも「Buy & Holdは絶対にしない」というのを確認しました。

ここだけは私が死守したい基本で、Buy & Holdをしたいのなら、ダボ家を離れて勝手にやれと言ってあります。

でも難しいのは私がどれだけそれを言っても、「金(ゴールド)なら良いんじゃない?」とか言い出すし、次男坊は「オーストラリアのインデックスファンドをBuy & Holdしている」し、私の真意は決してちゃんと伝わっていないのね。

じゃぁ、どうするのか。それはいつも書いている通り、デイトレだろうがスイングトレードだろうが、長期トレードだろうが、「トレンドを無視せずに、必ずトレンドに乗る」というのが基本中の基本。

でもそれは「言うは易く行うは難し」であって、トレンドを見つけてそれに乗るには「ノウハウ」が必要なわけです。なおかつ、【トレンドに乗りやすい対象、時期、時間帯】があるので、それを見つけるノウハウも必要。どんな株でもETFでも「トレンドに乗れば良い」なんて簡単ではないのね。

だから「良い投資対象を探すことが重要」となりますが、一般的には「将来性がある業種、企業、ETF、先物などを選ぶ」と考えますよね。

ところがダボ流は全く違うんですよ。

「良い投資対象」とは【トレンドが見やすい対象】を意味するわけです。あるいは【トレンドが出来やすい対象】でもあるし、【トレンドが出来やすい時期、時間帯を選ぶ】ということでもある。

そして【ロングもショートもできる対象であること】が絶対条件で、相場の動きが上昇傾向でも下降傾向でも全く構わないのね。「トレンドが見やすければ動きそのものは上でも下でも構わない」のです。

この辺がまるで一般的ではなくて、息子たちに伝えるのも難しいのね。

話せば「なるほど」なんてわかるのだけれど、やっぱり「世間の一般常識」とか「投資のプロや大企業、機関投資家、エコノミスト、専門家が考えるやりかた」が彼らの頭の中に巣食っていますから、「それをぶち壊す」のは簡単じゃない。

我が家の息子達は、長男は「金融と経営」を二箇所の大学で学びましたし、次男坊は「統計の専門家で監査法人で公認会計士をしている」状態ですから、「理屈、理論に関してはかなりの頑固」なのね。

私の考え方なんて、「そこらのホームレスのジジーが何を言っている」ぐらいの感覚を彼らは持っているように見えるんですよ。

あるいは大企業のバリバリの一級建築士が、下町の長屋暮らしの「一介の大工のいうことは聞かない」みたいな。

でも私は長年、中小企業のオヤジをやってきて、またトレードに関してはそれこそ30年以上の試行錯誤の積み重ねがあるわけで、【雑魚には雑魚の生き方、やり方がある】と思っているわけです。

雑魚は「大手企業や機関投資家、エコノミスト、評論家たちが歩く【表通りで勝負をしてはならない】」ことが頭でっかちにはわからない。

私達が歩くべき道は「裏通り」「細い路地」であって、そのニッチの世界で「小さな利益を積み重ねるのがベスト」だというのが中小企業で、そういう経験もない息子たちにはわからずに「正論を並べる」わけです。

そして実は私達雑魚は「彼ら大手企業や機関投資家より自由で、小回りが効く」ということも彼らにはわからないのね。本来、雑魚のほうが有利だってことなんです。

私達にはまず「説明責任がない」じゃないですか。これがあるのと無いのとは大違いで、私達は「なんとなく危険を感じたら売買を休む」なんてことは全く問題がないけれど、プロが「なんとなく危ないと感じるので5000億円のポジションはスクウェアにしました(全部手放しました)」なんて絶対に言えない。

また何を買う、売るにしても、ポジションの大きさも「上司や顧客に説明がつくことしか出来ない」のね。だから「移動平均線が~、一目均衡表が~、TDIが~、MACDBBが~」なんて言ったら即刻首でしょう。

でも彼らは「自由裁量でトレードさせる部門」も持っているのね。私達が気にするべきとしたら、そういう部門のトレーダーが何を考え、何をしているのかだと思うし、あるいは「ヘッジファンドの考え方」を参考にするべきだと思う。

大手銀行もそうで、彼らには自由に投資をすることは出来ないしがらみがあるわけで、「自分には出来ない投資がある(例えばテスラ株を大量に空売りするとか)」から、「ヘッジファンドそのものに投資をする」なんてことをやる。

それと大手は「Buy & Holdをしている」というのも大きな間違いで、「そういうふうに表からは見える」にしても、当然、売ったり買ったり、ポジションの変更をするのと同じ様に「ヘッジをする」のね。これは先物を使ったりオプションを使ったり、かなりややこしいことをして「利益を最大に、損失を最小にする作業をする」わけで、「買ったらそのまま放置」なんてことはありえない。

でも彼らが何をしているのかの細かいところは「見えない」から、彼らはBuy & Holdをしていると勘違いするんだろうと私は思っています。

結局、「相場の世界は常に戦争状態にある」と考えるべきで、臨機応変に戦術も変えないと勝てる戦いも勝てないのが当たり前だと思うんですよ。

でも「どういう戦術を持つべきかわからない人たち」は「突撃~~~」と決めたらそれを続ける。情勢が悪くなっても「撤退もしない(損切りもできない)」し、「風が自分たちに吹いてきたら、大攻勢をかけるということもしない」のね。

これらのことは「Buy & Holdはしないから出来ること」であって、頭の中に「Buy & Hold」があったら、【戦略を立てることも出来ない】のね。

そして私達雑魚には「勝てると思った時、勝てると思った場所だけで戦う」という自由がある。これも私達雑魚の大きなアドバンテージで、「自信がない」「わからない」と思ったら、即刻、撤退できるし、その後、何週間、何ヶ月も「様子を見るだけ」ということも許される。

でも貴方が機関投資家のファンドマネージャーで、「ちょっと動きがわからないなぁ」なんて「年金基金を5000億円運用している」のに、全部、整理して、毎日会社に行って鼻くそをほじくっていたらどうなります?

私達雑魚だからこそ出来ること、許されることが多いという事実。これを忘れては駄目で、「自由な発想で勝てる戦いをするべき」だと私は思うのです。

それは投資に限らず、仕事も同じで、「皆が当たり前だと思うこと」をやっていてどうにかなるんですかね。ま、そういう仕事もあるんでしょうが、それじゃ中小企業は生きていけないのね。

人の行く 裏に道あり 花の山

私はこの言葉を良くブログにも書きますが、これはやっぱり経験してみないとわからないことかもしれなくて、そしてこの生き方って怖いんですよ。だって「自分が長年学んできたことと違う」「世間の皆が言うことと違う」わけで、それは「自己否定もしないとならない」ってことなのね。

でも「金太郎飴」みたいな生き方をしても生きることが出来なかった人たちは、その「未知の世界に歩き出す」のね。それが私が生きてきた中小企業、相場の世界で、でもその後、「何が起きるのかは誰にもわからない」。

だからこそ「臨機応変に動く」ことが非常に重要になるわけで、固定観念を持ち続けていたらかなり早い時期に淘汰される世界かもしれない。

でも「トレンドに乗れば良いのだ」ということに気がつけば、意外に順調に行くんじゃないですかね。そして「トレンドとは今の状態」だから、「将来どうなるのかをアレヤコレヤと悩んだり、予想する必要はない」ということ。逆に、「下手な予想は固定観念に繋がる」わけで、足を引っ張ることはあっても、それで勝つのは難しいと思います。

我が家は商人の出ですが、毎日は「臨機応変の連続」なのね。でも世の中から「老舗」なんて言われるようになると「守ることが重要」となって、【固定観念から逃れられないようなことにもなる】んですよ。「それを守ることが重要だ」と考える老舗は多いじゃないですか。「先代が作ったこの味を継承して行くのが使命だ」なんていう料理屋は多い。

でもそれで上手くいくのは「それもまた時流(トレンド)に乗ってる」からであって、それから離れてしまえば「守るべきものを守っても店は存続できない」のね。

それはダボ家も同じで、本来は私のヨメさんが三代目の女将となって受け継ぐ予定だったお店も閉店せざるを得ないことになりました。

だからこそ私は思うんですよ。「トレンドに乗るしか無い」のだと。

相場も同じ。

で、トレンドに乗りやすい銘柄、時期、時間帯を選ぶことが重要で、「この企業は良い企業だから」なんて理由だけで株式投資をすると、アップダウンが激しくてなかなか勝つのは難しかったりする。

たとえば、皆が良いという金(ゴールド)ですが、アメリカCOMEXの先物はこの十数年でこういう動き。

Gold Futures(GC) COMEX 週足

この値動きは私には「難しい値動き」なのね。Buy & Holdにしても、「買う時期を間違えたら長期間、泣かなくてはならない」し、うまい時期に買っても「利益を常に確保する」のは難しいと感じるし、「ヘッジ無しでの投資は考えられない」わけですが、ヘッジも簡単にはいかない。

ところがですね、同じ金(ゴールド)でも、デイトレだと話は変わってくる。

Gold Futures(GC) COMEX 一分足

私にはこの方が「利益を狙うのは楽」なのね。

だったら「同じ金(ゴールド)でも投資するなら、デイトレで稼いだ方が良い」ということになるわけです。

またこれと逆で、デイトレをしようにも1分足の値動きが激しくて「目が回るだけ」みたいな銘柄もあるのね。そういう銘柄は日足を見た長期トレードのほうがやりやすかったりする。

またそれは「時間帯」「時期」にもよるんですよ。それは株式もETFも同じでそれぞれ「値動きに特徴がある」のね。

だから私に取って「良い銘柄」とは「トレンドが見やすい、トレンドに乗りやすい銘柄」であって、「将来性がある」とか「業績が良い」とかじゃないのね。

私がなぜドイツの国債であるBundがデイトレに最適だと思うのかはそれが理由です。

将来性が無い、業績も悪いとしても全く構わないんですよ。問題は「値動きがトレンドに乗りやすいか、それを見やすいか否か」だけで、下げトレンドはショート(空売り)で利益を狙えば良いだけのこと。

例えば、アクションカメラで有名なGo Proというカメラがありますよね。あれって世界中で売れていますが、競合も多くて、会社そのものの業績は悪いんですよ。で、株価は2015年から、ズルズル下げているんですが、こんな推移。

GoPro Inc NASDAQ 日足

私みたいにカメラに興味があると、このアクションカメラの分野でどのカメラが売れているのか、新しいカメラを発表したとか、旧態依然だとか、そこそこわかるのね。特にGoProは、「単一商品で勝負」みたいな会社だから結構わかりやすい。

上のチャートを見てください、こういう長年下がり続けている株は「高値を売っておけば良い」みたいな動きをすることもあるわけです。そして株価はかなり低迷していますが、株価そのものも見てください。「値幅を率で考えると大きい」のに気がつくはず。だから決して「つまらない投資対象ではない」ってこと。

多くの株式の中にはこういう株もあるわけで、GoProの株なら「多くを悩むこと無くショート出来る」と言えるかもしれない。

そういう意味ではNVIDIAみたいな株もあるわけで、これもパソコン好きでNVIDIAがどういう会社でどういう業績なのかを知っている人は多いと思うのだけれど、AIが来たらNVIDIAに行くと考えてこれの株を買った人は面白いことが起きてますよね。

下げトレンドに入ったら一度利確しようなんて思っている内に買値から何倍にも上がってしまったなんてね。

ところがそんな良いことばかり起きるわけがなくて、このNVIDIAでさえも、2021年にはどんどん株価が上がって、当時はパソコンの「グラフィックカードが買えなくて高騰していた」こともあって、「良し、私も株を買おう」なんて飛びついてみたら、あっという間に高値から3分の1に下落。

安くなったら買えば良いなんて言う人は多いけれど、3分の1まで株価が下がるということは、「表舞台から消えた」と考えて良いはずだし、実際に投資したものが3分の1になる恐怖ってかなり大きいと私は思うし、「買増ししよう」どころか、「もうやめよう」と投げ売りする人のほうが多いかもしれない。だからこそ、株価はこうやって下がるわけで、「安くなったら買い増す」のは【ナンピン買い下がり】という方法で、これをやって地獄まで連れて行かれることも多いから、「初心者はやるべきじゃない」と言われるのが普通なのね。でも今の時代、「安いところは買い増ししろ」なんて多くの人が言う。

私はそういう人は「実際にそうやって利益を出したことがあるのかどうか」が疑問なんですよ。過去のチャートを見れば「安いところを買った人たちは儲けた」のが間違い無い部分もあるので、それらを見て、「安いところは買いだ」なんて簡単に思ってるんじゃないですかね。で、「統計的に間違いはない」なんて断言する。

実際に、このNVIDIAはまた大きな波が来て、「前の高値の3倍に上がっている」わけだから、「ほら、我慢して買増すれば良いんだよ」という人は増えるばかりなんでしょう。

このチャートは上に出したNVIDIAの2つのチャートを合わせたもの。

私が思うに、「将来は神の領域」であって、どうなるかを予想するのは勝手だけれど、分かる人はこの世には存在しないと思っています。

そして上がるにしても下がるにしても「どこまで上がるか下がるか、いつその動きが終わるか、その後はどうなるのか」もわからない。

でも「その時その時のトレンドは見える」わけだから、それに乗って着いていけば良いという考え方になるだけのこと。

でも何度も書くように、銘柄によって時期によっても「トレンドがわかりにくい」ことも多いのね。

だったら「そういう時には何もしなければよいだけ」という考え方です。

こういう考え方のトレーダーって多くは無いようで、だから私の息子たちも「そんなのアリかよ~」と思うんでしょう。当然、新NISAで浮足立っている人たちには理解不可能なんだろうと思う。

人の行く 裏に道あり 花の山

これは本当にトレードに限らず、中小企業のオヤジとして生きてきた私の信条なんですよ。今は幸せですが、そもそも「オーストラリアに家族で永住する」とか「マレーシアに住む」ということ自体、一般的ではないわけで、また「マレーシアに住んでいるのに持っている資産は全て米ドル化する」なんていうのもまさにそれも「人の行く 裏に道あり 花の山」だと思っています。

それを世間の人たちがどう思おうと全く関係ありませんが、私の子どもたちには「それが俺達の生き残る唯一の道だ」と徹底したいと思っているわけです。

でもやることは簡単なのね。

「トレンドを探してそれに乗る」というだけのこと。当然、ノウハウがなければどうにもなりませんが、そもそも「トレンドを探して乗れば良い」という発想がなければ、ノウハウを得て溜めようとも思わないはず。

世の中の人はどうしてそうしようと思わないのか、私にはそれが不思議。

でもそれは実は嬉しいことでもある。それだけ「競争が厳しくない」ということだから。でも息子たちには理解してもらわないと【絶対に勝ち組にはなれない】と思うし、いや、なれたとしてもそれは【運を天に任せただけ】としか言いようがない。

遊び金で投資をするなら良いにしても、それで食べていく、それで資産形成し、資産運用するとなったら、「運を天に任せる考え方」で生き残れるわけがない。

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