「インフレ対策」「税金対策」を始めることにした

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世界、特にアメリカを見ていると【インフレ】がハンパじゃないのがわかる。なんでもかんでも信じられないような価格。

そしてオーストラリアの税制ですが、「投資やトレード」から生まれる所得に【特恵税制】が無いんですよ。だから「総合課税で半分取られる」と考えたほうが良い。そしてインフレも凄い。

さて、マレーシア。

何度も書いていますが、マレーシアのインフレって【生活を圧迫するほどではない】と考えているのは何度も書いている通り。

そしてマレーシアの税制ですが、我が家の所得に関しては「課税されない」ような税制。無税と同じ。

だからオーストラリアからマレーシアに拠点を移したのは【大正解】で、マレーシアの生活費が安いことも合わせると【出来過ぎ】と言っても言いすぎじゃない。

ところがですね、アメリカやオーストラリアの状況をユーチューブで見たり聞いたり読んだりしている内に、私達は恵まれた状態にあるけれど【これで良いのか?】と思うようになったのね。

【このままマレーシアに住み続ける】としたら全く問題はない。

じゃ、このままマレーシアに一生住むのか?って話し。

私は自分がFIREだとは言わないけれど、ま、今流で言えばFIREなんでしょう。で、FIREってのは「自由である」ところに良さがあるわけで、【来年の今日、どこで何をしているのか自分で決められる】ところが重要なところ。

ところで、先日ハワイの旅行記をユーチューブで見ていたのですが、【こんな物価じゃ、二度とハワイで豪勢に遊ぶなんてことは不可能】だと思ったんですよ。当然、アメリカ本土も同じ。

ではオーストラリアは?アメリカほどじゃないにしてもインフレは凄く、しかし「稼ぎも良い」と多くの日本人の若者がオーストラリアに渡りだしている。しっかり稼いで出費を押さえればかなりの貯蓄が出来ると評判が良い。

ゴールドコースト時代からの友人で、それこそ30年の付き合いと言っても良い人がこのブログの読者にいて、ゴールドコーストの最新情報をいつも教えてくれるのですが、それを読んでフト、「ゴールドコーストで住んだら大変なことになる」と思ったのね。

そして次男坊が住むシドニーはもっと恐ろしい状態。

次男坊は本音だかどうだかわかりませんが、【オヤジたちがシドニーに来て住んでくれたら嬉しいのに】っていつも言うんですよ。

私としてはヨメさんのことを考えると、「いつか日本に帰るしか無い」と思っているのね。私が先に逝ったあとに「海外で、ヨメさん一人で住めるとは思えない」から。でもオーストラリアの場合はちょっと別で、二人の子どもたちは日本に住むことなんか全く考えていないし、【住むのはオーストラリア】と当たり前のように決めている。ヨメさんは「ゴールドコーストが世界で一番好き」だと言うし。だから、いつか私達夫婦もオーストラリアに住むというのはどうにかなるし、家族が同じ国に住むのは良いことだと思うんですよ。

私達夫婦は、「今は自由に生きている」わけですが、それは若い頃から考えていたことで、だから今がある。

でもフト「俺たちは自由じゃない」ことに気がついたのね。

アメリカに住むなんてことはまず絶対にありえないけれど、【あの物価じゃハワイにも行きたくない】し、もしオーストラリアに住んでも問題がないのかと言うと、【高い税金と物価高】を考えると「今、マレーシアに住んでいるように好き勝手はできない」のは間違いがない。

つまり「今、マレーシアにいるからノホホンと生きていられる」という現実にやっと気がついたわけです。バカだよね~。

マレーシアに渡ってきたのは「資産倍増計画」が基本にあったし、それは是非やりたい夢を実行する計画の必要最低条件だし、その計画に乗らないか?と長男を誘ってマレーシアまで連れてきてしまったわけです。

ではマレーシアに上陸して6年。どうなったかと言うと、資産倍増計画なんて米ドル高になったのに日本円換算でも達成できていないし、それどころか我が人生最大の大失敗もしてしまって、夢が近づくどころかどんどん遠くなっているのを感じつつ、【ぬるま湯に浸かった生活をダラダラ続けているのみ】なのね。

これってかなりヤバい。

ハワイにも行けない、ゴールドコーストはもちろんシドニーに住むのも難しい。

これが私が若い頃から夢見たFIREか?QOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)を考えたら、間違いなくゴールドコースト時代よりかなり落ちている。ただ「精神的にはプレッシャーがなくて楽」なだけ。

全て自己責任で仕事をして稼いで、好きなところに住んで好きなことをするなんて無理じゃん。

ということで、まず「資産管理」にメスを入れることにしました。

今までは資産をA資金、B資金に分けて管理をしてきました。A資金とは「これで稼ぐ資金」でトレード中心。その利益はB資金に移して、「あまり悩むことのない(定期預金みたいな)債券投資中心」で【運用をする】という棲み分けでした。

そして今回、これにC資金なるものを別途作ろうかと。

マレーシアでは「所得税は無し」で「生活費が安い」わけですが、これによる恩恵を「別資金として積み上げる」ことが重要かと。オーストラリアに住み続けていたとしたら「払うべき税金」と「物価高での出費増」を【オーストラリアに住んでいるつもりで積み立てる】という考え方。

そうじゃなければ、【好きなところで好きに住む】なんてことは出来ないから。

でもその代わり、頑張って稼がないと大変なことになる。(笑)

フト思ったんですよ。

もし私がハワイ出身で、ハワイを世界一好きで、歳を取ったらハワイに戻ろうと思っていたとします。つまり、日本人が日本という国に思うことと同じ。

でも今の状態だったら【ハワイに里帰りするのも大変】なわけで、ハワイに住むなんてことは恐ろしくて出来ないわけですよ。

つまり「故郷に帰って住むことも出来ない状態」ということ。そしてそれはオーストラリアも同じかもしれない。

私達は日本人で、やっぱり日本とは縁が切れないし、いつか日本に住みたいし、里帰りもできることなら頻繁にしたいけれど、もしそれが【不可能】だとしたら、真っ青になると思う。

でも今は「円安」だし、日本のインフレも他国ほどじゃないから【どうにでもなる】と思ってしまっている。

本音を言うとですね、多くの年寄りも同じことを考えているかもしれませんが、【日本がデフレの方が生活はしやすい】のね。また我が家は米ドル中心で生きていますから「円安が続くほうが嬉しい」わけですよ。

ま、「国賊」と言われてもしょうがないようなことを考えているわけで、日本にはもっともっと発展してもらいたいけれど、その結果として「円高」になり、「インフレ」も加速して、【アメリカみたいになったらどうするの?】ってことなのね。

本当に「自由に生きる」のであれば、「孫たちを招待してハワイに行く?」とか「NYはマンハッタンで生活体験してみる?」とか、「タヒチのボラボラ島に行きたかったんだよね?2週間ぐらい行ってみる?」とか、思いつくことが実行できないのならFIREの意味がない。

【FIRE】とは、【自由に生きる】とは、【税金も生活費もより安いところに『流れて行く』自由】なのか?

これが「今の私」だということに気がついた。

「俺はハワイが好きだ。だからハワイに住む!」みたいなことが出来ないで、何がFIREだ、何が自由だと思うわけです。あるいはクアラルンプールで生活するのが厳しくなったら、田舎に引っ込むのか?それともインドネシアに行くのか?バングラデッシュか?

こんな生き方をしていて、マレーシアもお隣のシンガポールみたいに物価高になって、「課税する」なんていう「普通の国」になったらどうするのか。また日本もやっと変化して発展し、所得も上がり、物価もアメリカ並みになって、そして円も高くなっていったらどうするのか。

もしそうなったら、「マレーシアの物価高を恨み」「税制変更を恨み」、【発展し続ける日本を見てはがっかりする】ような生き方になりかねない。

でも今の我が家はそういうふうに「流されていく状態でしか無い」のがわかるわけです。

やっぱり「上流を目指して泳いでいく強さと意志が重要」だと思うようになりました。

いつの日か、日本がイケイケで大きく強くなり、国民の所得も倍増し、物価も高くなり、円高で再び100円を切るようなことになっても【さすが日本】と喜び、「さてさて、そんな日本にそろそろ帰りましょうかね」といえる様でありたい。

あるいはシドニーに住むことになっても、ゴールドコースト時代を思い出して、こんな環境で、公害なんか一切考えずに思いっきり深呼吸をしながら歳を重ねて行きたいと思う。

オーストラリアってやっぱり豊かな国で、ゴールドコーストでもシドニーでも【自然がすぐ近くある】し、釣り好きは自分のボートを持っているなんて普通のこと。

シドニーの次男坊は知らない内に「釣り」に目覚めて、夫婦で良く釣りに行くらしい。そして私に「一緒に釣りに行こうよぉ~」と何度も言う。

私はマレーシアに来てから「オーストラリアで生活を楽しんでいた」のを忘れているような気がするんですよ。今はなんとなくこじんまりして年寄り臭くなっている。

私達家族はなぜオーストラリアに渡ったのかも思い出したい。

次男坊が「一緒に釣りに行こう」というのはこういうイメージを持っているのは間違いがないと思う。これがオーストラリア流だし、次男坊の「ボートを買おうかと思っている」というのはこういうボートのことなのね。

これじゃない。

日本人の男として生まれてもうすでに70歳。

「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」

 
 
 

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