やっぱり正月って普段と違うことを考える、原点に返って自分や生き方を見直す、日本のあり方、世界のあり方、そして未来に思いを馳せるなんてことをするのが習慣づいています。
ま、自分のことと言うより「日本」のことを考えると、本当に不思議で凄い国だと思うのね。
まず石器時代から文明らしきものが育ってきた縄文時代ですが、やっぱり不思議なのは、世界では殺し合いばかり続いていた(ヨーロッパ)のに、縄文時代の遺跡には「大きな戦いの跡がない」らしい。つまり戦いで死んだ、殺された人達の遺骨が非常に少ない。戦闘用の武器が殆ど出てこないとのこと。
ただ「弥生時代」になり、稲作も定着し、人口も増えてくると【領地の確保】が問題となり、争いも増えたのではないかと言われている(中国大陸からの多くの難民が入ってきたとも言われている)。だから縄文時代に発達した芸術的な土器も減り、土器は質素となり、それは装飾品などにもその傾向があると。
稲作に関しては朝鮮半島から渡ったというのは違うのは今の科学ではっきりわかっているらしいですが、そして縄文人は弥生人に駆逐されたというのも極端で、【渡来人との共存をしていた】のも遺跡からわかると。
でも世界の文明の発祥地とはみなされておらず、遅れた人達が竪穴式住居に住み、どうにか生活をしていたところに海を渡って文化、技術が渡ってきたというイメージが植え付けられている。でもこれも実際にはそうではなくて、朝鮮半島には「空白の5000年」があってその時代の遺跡が全く出ないこともあり、しかし日本人が朝鮮半島に渡った形跡は多く出土している。(この辺の話はあえて伏せられているのは近代の日韓関係にあると言われている)
今では海外の考古学者の中でも「縄文時代」が注目されているらしく、「高い文明が存在した」というのは定説に成りつつあるらしい。当初は稲作もなく、穀物がない「狩猟民族」だったのに、移動を続けること無く「一箇所に定着し、村を作って生きていた」珍しい民族らしい。
そして長い年月が過ぎ、文明も育っていったわけですが、私は「17条憲法の第一条に出てくる【和を以て貴しと為す】」というのが「世界初の民主主義」だと思っていて、西洋文明の中で出てくるそれよりかなり早い。
またアジアだけではなくて中東からヨーロッパまで勢力を伸ばした世界最強の【蒙古】が日本を攻めて来たのに【二度】もそれを跳ね除けた。これって「海に助けられた」とは思うものの、「蒙古の来襲を二度も撃退した国が他にあるのか」と思う。もしこの時に蒙古が勝っていたら、今の日本は無いはず。
鉄砲が種子島に伝来しましたが(実はその前に来ていたらしい)、日本はすぐに自力で「複製」を作り、ある時期【鉄砲の数の多さは世界一】だった時代があるんですってね。また宣教師として有名なザビエルですが、彼も含めて宣教師の実態は「スパイ」であったのもわかってきている。
そして日本が他のアジア諸国の様に攻められなかったのは「日本を負かすことは出来ない」という読みがあったかららしい。
またキリスト教が日本では普及しなかったのは、「キリスト教弾圧」があっただけではなくて、「素晴らしい思想、宗教観がこの国にはあるから」と書いていた宣教師もいる話も聞いた。
なんだか【日本って遅れていて、西洋は凄い】というイメージが私の中で段々と崩れて行ったのはこの辺の歴史を知ってから。
そして明治維新での変貌も突然で、そして奇跡と言っても良くて、すぐに世界の大国である【清】や【ロシア】と戦争をして勝つほどに成長した。これって世界から見れば「ありえないこと」。
第一次世界大戦でも日本は活躍し、【先進国入り】をしたし、国際連盟(国際連合ではない)の常任理事国でもあった日本。これって当然「アジア諸国では日本だけ」の快挙。そしてなんと日本は「人種差別禁止」をそういう世界の場で言った「世界初めての国」。当然、それは白人世界から見れば受け入れられる案ではなくて棄却された。
なんでアジアの辺境の小さな島国が、縄文時代からずーっと秀でていて白人が支配する列強と肩を並べる事ができたんですかね。これって上に書いた内容だけでも「ありえないことの連続」に私は思えるんですよ。
こういう日本って白人社会からみたら「邪魔な存在だった」のは簡単に想像できる。脅威でしょう。【黄色い猿のくせにどんどん伸びて強くなる】んですから。
でも日本も調子乗って中国大陸に進出し、満州という傀儡国家も作った。これじゃどうしたって【世界中を敵に回した】のも同じだと思います。「出る杭は打たれる」に決まっていると思うくらい。
日本を叩き潰す計画はドンドン進んでいて、それは国境を超えて広がろうとしている共産主義者=コミンテルンも、アメリカ・イギリスも同じで、アメリカは「義勇兵」という形で中国から爆撃機を飛ばして日本を先制爆撃する計画を持ちルーズベルトはそれを承認していたのは戦後随分経ってから明らかになったこと。
でも日本は真珠湾攻撃をした。ま、これにも裏話は満載だけれどそれはパスするにしても、「卑怯な日本を徹底的に叩くチャンス」となってしまった。
そして原爆。そして終戦。
占領軍として入ってきたマッカーサーは「日本が二度と戦うことがない国にする」のを目的とした政策を実施。これは日本の中心となる知識人、著名人をパージすること、共産党員の利用、重要な書籍を焚書(焼き消す)すること、報道の検閲、プロパガンダ、教育にまで広く深く徹底的にやって「悪い日本」を作り上げ、それが日本人の心の深くまで浸透し、今に続く。
でも朝鮮戦争がキッカケで、対日本政策も大きく変わり、「日本を利用する」方針に切り替わった。これで後の自衛隊となる「警察予備隊」が創設され、また朝鮮で戦うアメリカ軍の兵站を担うことで、日本経済は大きく発展。【朝鮮特需】だけれど、もし朝鮮戦争が起きなかったら、日本は本当に「軍隊も持たない世界最貧国」になっていたかもしれない。
そして日本の復興に拍車が掛かった。
これがまた凄くて、繊維産業、おもちゃ産業から重工業も発展。電気電子業界でも頭角を表し、自動車産業の発展もアメリカをビビらせた。世界もこれに驚いたわけだけれど、アメリカは難癖をつけて伸びる日本を潰しにかかったのは戦前と同じ。
いわゆるスポーツの世界も同じで、「日本が勝ち続けるとルールを変更する」というのと同じ。
そして日本の花形であった半導体業界は潰され、でも自動車産業はどうにか生き延びて、しかし今、「トヨタつぶし」が発端と言っても良いような「電気自動車」を全面に出してきた。これなら「トヨタほどの技術が無くても作れる」と、その前に「ディーゼルエンジンで巻き返そうとして失敗したヨーロッパ」は電気自動車普及に全振りしたものの、それは結果的に中国を喜ばすことになって、今では「電気自動車普及にブレーキを掛け始めている」状況。
私が驚いたのは、日本が奇跡的な復興を遂げて、GDP世界二位になった時代ですが、その当時の日本のGDPは【世界の18%もあった】んですってね。18%のシェアって半端じゃないと思うわけです。そして「一人あたりのGDP」は今じゃ悲惨なんてもんじゃないですが、当時は「アメリカをも抜く」と言われていて、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という書籍、言葉が世界で流行した。
でもバブルの崩壊から、日本はおかしなことになって坂道をズルズル下り続けている。
これって「自滅している」とは私には思えないんですよ。ちょっと長い目で歴史を見てみれば、【常に日本叩きが起きていた】のはすぐにわかるわけで、この「失われた30年」も【アメリカに仕掛けられたもの】みたいな気がしています。でもその証拠はないものの、「日本の政権がアメリカに従順なのはなぜか」不思議に思うわけです。
LGBT法案もそうでした。あれはアメリカ民主党が押している政策で、在日のアメリカ大使も一生懸命。岸田夫人を訪米させてLGBT関連の推進者であるバイデン夫人と面会。これって「貴方の意志のとおりに動きます」という岸田政権に見えましたが、案の定、無理やり通した感が半端じゃありませんでしたね。それにメディアも加担した。
これにブチ切れた日本の保守層は多く、それがキッカケで日本保守党も生まれたし、保守層の中に「反自民」が多く出てきて、岸田政権の支持率もダダ下がり。
度重なる不祥事で内閣改造をしても「アメリカには服従」「中韓には媚びる」政権なのは人事からもはっきりわかるし、でもその「裏事情」に関しては【単なる利権の問題】とも思えなくて全くわかりませんが、本当に日本はどうしちゃったのかと気が気じゃありません。
ところが電気自動車関係では、真剣さがないと世界中から叩かれたトヨタがきっちり準備していたのは見えてきましたし、そもそも世界中で電気自動車に切り替えるなんて「絶対に無理」なのはど素人が考えてもわかりそうなのに、無理やり進めてきた問題点が世界中で噴出しだしてきて、【さすがトヨタ】と評判は鰻登り。
これも歴史を見れば、「やっぱりね」と思うわけで、何度も何度も世界は「日本を叩いて来たのに叩き潰せない」し、いつの間にか「日本はもっと強くなって戻ってきた」歴史の繰り返しだったと思うんですよ。
今の日本は「生産性はOECDの中でもビリクラス」だし、「一人あたりのGDP」も世界一になりそうだったのに今では20位台で、全く見る影もない。
でも私は思い出すんですよ。
もう日本は終わったと私が思ったドルショック、アメリカから押し付けられた「日米構造協議」「年次改革要望書」も、結局はそれを乗り越えて躍進してきた。古くは「蒙古の来襲」を跳ね除け、清やロシアという世界の大国を負かし、国際連盟ではアジア人の国なのに常任理事国入りし、原爆も落とされて焼け野原の日本から世界のトップまで肉薄した日本。
だから今は「過渡期」かもしれなくて、「また日本は蘇る」と信じているわけです。
でも「政界も大掃除が必要」なのははっきりしていて、これからどうなるのかが見もの。
日出ずる国、日本が再び立ち上がるのか。それとも本当にもう終わるのか。
今、日本は世界の流れに乗れていないわけですが、これは見方を変えれば、【飛躍する余力は十分ある】とも言えるわけで、焼け野原から復興して世界を驚かせた日本が再び、その姿を見せてくれるのを何よりも楽しみしています。
私は「自由であること」を重視してきたし、そのことをいつもブログに書いていますが、それは決して「経済的な自由を勝ち取る」というだけじゃないのね。
もっと深い部分で、【日本人のアイデンティティ】というところで、【西洋文化に侵食され続けていた日本】が気になっていて、そういう意味でも「そのしがらみからの脱却」と「日本人の精神を取り戻す」という意味での【自由】も大事な目標としています。
ま、この辺は個人的な思想、哲学、生き方の話ですから、それをブログに書くのは無理ですし書けませんが、去年から興味を持ち出した「カタカムナ」や、教科書に載っているのではない日本の古代のこと、つまり「日本書紀」や「古事記」とは違う系統の「竹内文書」や「日月神示」等から、「西洋文化第一主義、マッカーサーらに消されてしまった日本」を自分の中に取り戻したいと思っています。
十七条憲法の第一条に出てくる【和を以て貴しと為す】の原点を探りたいです。これが縄文時代から今まで続く「日本人の本質」の様な気がするから。
残念な羽田での日航機の事故ですが、日航機の乗員全員が大きな混乱もなく18分の内に脱出。これを海外では「奇跡」と報じている。ありえないと。
でもそれが日本。その本質を探りたいと思うわけです。
とまぁ、新年を迎えるといつもこんなことを考えている私です。(笑)