世界が狙う”ニッポン株”の未来は【3月4日(月)#報道1930】

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

日経平均がバブル時の高値を超えたのはやっぱり感慨深いものがありますね。良かったと思う。

でも「異常なバブル時」と「今」が同じなのかというと全くそんなことはないし、そもそも30年以上前のあの時の経済状況も違えば、世の中の盛り上がりも違う、そして「日経平均を構成している企業も違う」。株価の妥当性を測る(例えば)PERも全く違う。

私にしてみれば「世界的にも評判も良かった祖父」と「いまいちパッとしない今の自分」を比べてどうすんの?みたいな感じ。

それでもこの30数年の「世界の伸び」を考えれば、やっとあの時を超えられて良かったと思います。

ではどこまで上がるのか?ということになれば、私としては4万円どころか、10万円になるぐらいの伸びがあってしかるべきで、この程度で喜んでどうすんの?とも思う。ではそこまで伸びれるかというと、「なぜこの30年以上、日本は駄目だったのか」をまず考えるべきだと思うし、もしそこに「改善」があったのなら、5万、6万、10万という数字に向かっていくのだろうと思う。

でも私には改善があったとは思えないし、日本を取り巻く環境を考えれば、「どうにかここまで来た」という感じしかしない。

私は「世界の転換期」はリーマンショックにあると考えていて、あれから各国は「お金をガンガン刷って市場にばら撒いた」のであって、そして「コロナショック」も同じで、【行き先を求める巨額なお金が世界に溢れている】と思っています。

今回の「日本株の高騰」もそれの余波でしかなくて、【実態が伴っていない】のは明らか。

でもそんなことはどうでも良くて、「上がるか下がるか」「その波に乗れるのかどうか」だけが世界が注目することであって、それは私達も同じ。

世界的に見れば、「日本は出遅れている」「やっと動き出した」「日本は安全」「他国は不安」という思惑があって、「日本株が見直された」というだけであって、【中身が追いついているか】に関しては大きな疑問を持っています。

でもどうなるかなんて全くわからない。

今の動きの「大筋」はこういうことだろうとは思っています。

ここで話されていることは「一般常識」としては理解しておくべきことだとは思うけれど、株式市場を含む相場の世界は【百戦錬磨のプロたちが死闘を繰り返している場】であって、【一般投資家は彼らが利用する駒でしか無い】と思っています。

でもこの動画の内容は「正義」であって、学校の教科書的であり、私達が友人知人達と「政治経済の話をする時」には「こういう内容を話すのが常識」。それはこういうブログでも同じでしょう。

ところが私は「それは表の話でしかない」と思っていて、「仲間内と【さてどうするのか】の話を膝を突き詰めて声を潜めて真剣に計画を練る時」って、全く内容が違うんじゃないですかね。

今のウクライナ戦争でも「当事者」や「諸外国」が話す内容は【表向きの話】でしか無くて、実際の責任者が参謀たちと話し合うことは全く違うはず。当然それは「最高機密」であって、それはNATO諸国もアメリカも同じで、【本音と建前】は大きく違うはず。

投資の世界も同じで、「各投資家、プロの本音」を私達が知ることはまずなくて、とりあえず彼らの「表向きの発表」、あるいは「プロパガンダ」しか知ることしか出来ない。

でも「裏があることを想像さえしない人たち」って世の中には一定数いて、テレビや新聞、メディアや専門家の意見に「うんうん」「なるほど」とその情報、考え方を基本にして自分の考え方を決めて行動をする。

ま、それって当たり前といえば当たり前で、実社会の中でも「株主」「経営者」「労働者」の中で【それぞれの本音を理解し合えているなんてことはない】のと同じ。そして「あっと驚くような豹変が起きる」のも「裏切りと同じようなことが起きる」のも日常茶飯事。夫婦の間も同じ。

私はやっぱりこういう「現実を見る」ことがどの分野でも重要だと思っていて、「考えすぎ」が良いとは思えないものの、「表面的なことしか考えない」としたら、それは「皆でお手々繋いで仲良くしましょう」という幼稚園と同じだと思うわけです。

難しいですよね。

でもそれは「日本の戦国時代」でも想像してみれば簡単にわかることで、「本音と建前」「プロパガンダと真実」をどう見極めるのかで栄枯盛衰が決まる。それがたとえ「陰謀論的」であったとしても「有りうるかもしれないという想定」は重要で、巷のわかったような顔をして「それは陰謀論だ」馬鹿にする人たちのいうことに耳を貸す必要はないと思っています。この数年、私達は「コロナ、コロナのワクチン」でもそれを経験したはず。

でもそれらの「不確かなこと」は【それが事実かもしれない想定が重要】なのであって、【それを信じて行動を決める】のは私は行き過ぎだと思います。

私は投資やトレードの世界も全く同じだと思っていて、「世界は常にカモを待っている」のね。ゼロサムの世界は特にそうで、「誰かが損してくれないと自分の儲けは無い」世界。株式市場がゼロサムかというと「拡大していれば皆がハッピーな世界」だからゼロサムとは言えないにしても、「市場が収縮する時」には【富の奪い合いが活発化する】わけだから、私は株式市場もゼロサムの【椅子取りゲームが常に行われている世界でしかない】と考えています。

それは「新NISAも同じ」でしかなくて、「未知の世界に踏み込めばなにか良いことが起きる」という幻想を持つ人達は「飛んで火にいる夏の虫」だとしか私は思わないし、彼らの多くは「Buy and Hold」をしてくれる【最高のお客様】なのね。

「株は上がっていれば皆がハッピーな世界」なのは誰にでもわかると思うけれど、それを維持するためにはどういう人が必要なのかを考えてみればすぐに分かるはず。

◯ 買ったら売らない人。
◯ 下がっても売らない人。

こういう人たちが多くいないと【成り立たないのが株式市場】だと思っても間違いないと思います。

いわゆる「ピラミッドの底辺を固めてくれる非常に大事な人達」なのね。

こういう人たちが「基礎」を作ってくれているから、その上で「プロたちは丁々発止自由に動き利益を追うことが出来る」わけです。

だから「この構図を壊そうとするプロはいない」のね。

だから、【良いと信じて買った株は売るな】【下がったら買い増しのチャンスと考えろ】ということを必ず提唱する。そして「株式投資をして社会に貢献する」という【大義名分】をシャーシャーという。株式投資は社会貢献なのは間違いがなくて、株式市場が存在しなかったら企業はそもそも存在できない。でも皆が本当に「社会貢献のために株式投資をしている」と考えるのはあまりにも幼稚園的発想だと思います。でも売るときには徹底的に売り叩くヘッジファンドを「ハイエナと同じ」だと考える風潮は間違いなくあって、「儲かれば何でも有り」という発想が良いとも思えず。

また【良いと信じて買った株は売るな】【下がったら買い増しのチャンスと考えろ】という方法で「利益を出せることもある」から、それは決して間違えじゃないのね。そして「それがベスト」と思えるような「過去の値動きもある」からそう信じる人は増えるばかり。これって市場のプロとしては万々歳、大成功なわけです。また「どの国の政府」も「株価が上がっている方が安泰」なのは間違いがなくて、「たとえ実態は悪くても株価は上がる方へ誘導する」するのも忘れてはならないと思っています。

特にアメリカは「株式投資をする国民は多い」ことから、「株価の推移はそのまま政権の是非に直結している」のね。だから「そこでは操作もしている」と考えるのは重要で、今のバイデン政権がメチャクチャな大盤振る舞いをしようとするのもそれなのはミエミエじゃないですか。そして政府も市場参加者も「その時その時の【千両役者】を必ず作る」のね。そうじゃなければ大衆は目を背けてしまうじゃないですか。

それでも世の中では「市場参加者の80%は損をしている」のが事実として知れ渡っていて、でもその理由までも考える、気がつく人は【非常に少ない】のね。それどころか、負けないようにするには「買ったら売らない」「下げても売らない」、「良い時はいつか必ず来るのだから我慢しろ」というプロパガンダンには簡単に乗ってしまう。日本ではそうやって「30年も待ち続けた人たち」がいる。

「それぐらいのことしか出来ないよ」という人は多い。「市場を見ているヒマがない」「売買を頻繁にする余裕もない」「そもそも売買タイミングがわからない」「トレンドの見方もわからない」という人が世の中の大半。

これは「そういう人は参加するべきではない」と考えるのが筋だと私は思うのだけれど、「いやいや、それでも大丈夫ですよ」というのが「プロたち」だと思っています。まさか「貴方のような人が多ければ多いほど私達は利益が出るのです」とは絶対に、口が裂けても言わない。

「新NISAとは地獄への招待状かもしれない」という考え方があっても良いと私は思うくらいです。

上に紹介した「常識的な見方」を知るのは重要ですが、そんな程度で利益が出る世界じゃない。

ではどうするか。

そういう意味では、最近、知った「石原順氏(ファンドマネージャー)」は「もっと踏み込んだ知識、理解が必要だ」と警鐘を常に出していて、ではどうするべきかという点を「初心者も非常にわかりやすく解説している」と思います。

本来、私達が知るべきことは、上のニュース動画の内容ではなくて、まさにこういうことだと思っています。

2週間前の動画ですが良いことを言っていると思います。

彼の他の動画も「理解できなくても見ておく」ぐらいのことは必要なことだと思っています。

YouTube

毎週火曜日の夜に配信予定 ホットトピックに対する見解やニュースの裏側を現役ファンドマネージャーの石原順さんが解説します。…

また投資やトレードで効率的に利益を出したいと思うのであれば、もう一歩踏み込む必要があるわけで、そういう方々に参考になるのはNobu塾であることはいつも書いている通り。彼から学ぶべきことは「トレーダーとしてのマインドセット」だと思っています。

YouTube

【量子論ハイボールバラエティー系プロトレーダー】 はじめまして、金融の格闘技FXや株で得たファイトマネーを前途ある若者…

また「様々な指標」が常に発表されるわけで、それを「事実」と見て、そこから何が読み取れるのかを解説してくれているのが「レバナス一本リーマン」さんのユーチューブチャンネルだと思っています。

YouTube

サブチャンネルも始めました https://www.youtube.com/channel/UCIzDtQBmK4u_T…

また私は「モハPチャンネル」さんの動画も欠かさず見ています。

YouTube

【世界経済情報】モハPチャンネル ●元機関投資家による、世界の経済ニュースをわかりやすくお伝えするチャンネルです。 ●…

ただし、非常に重要なことですが、私はレバナスさんもモハPチャンネルさんも、「一般投資家」としてみていて、彼らは決して「トレーダーではない」と思っています。つまり、「市場を読み、解説するのはうまい」にしても、【トレーダーに必須のトレード技術は持っていない】と思っています。

つまり、「これから上がるかもしれない、下がるかもしれない」という【読み】を教えてくれても、では【実際にどう売買するかのノウハウ】は示されていないのね。

つまり「予想が得意」であって、それ以上ではないと(失礼ながら)私は考えています。そして私は彼らの読みを「予想とはしない」のであって「そういうことも起きるかもしれないと想定する」ようにしています。「重視はしないけれど、絶対に忘れずに頭の隅に入れておいて、それが起きた時にどう行動するべきかは考えて準備はしておく」という使い方です。

実は投資もトレードも「1にタイミング、2にタイミング、3,4がなくて5にタイミング」だと私は思っていて、「タイミングを見る技術がなければ、どうにもならない」と思っています。それどころか、「動く理由がわからなくても【売買タイミングを見るスキル】があればそれで十分」だと考えています。

これは私は「チャートアナリシスを重視するから」なわけで、レバナスさんもモハPチャンネルさんも「ファンダメンタルズを重視するから」の違いなんですね。

で、世の中の一般論としては、「ファンダメンタルズを重視する」のが常識。

もし私が国の年金や生命保険の掛け金の何千億円の運用をしていたり、機関投資家で顧客の莫大な資金を運用していたり、あるいは大企業で将来の計画を練る立場だったり、巨額の貿易をしている商社であれば、【ファンダメンタルズ分析が何よりも重要】なのは絶対に間違いがない。

でも私は市井のただのゴミ投資家、ゴミトレーダーで、天下国家のこと、世界経済の動きも「全く関係ない」のね。なぜ買ったのか売ったのかを【論理的に】上司や顧客に説明する必要もないし、「何となく今の動きが読めないから、全て売って現金化しました」なんて大投資家なら絶対にできないことも出来る。「最近、疲れているから2,3ヶ月遊ぶことにしました」なんてのも全く問題ない。「予想?そんなの今の動きは難しくてわかりません」なんてことは、プロには口が避けても言えない。だからどんな屁理屈でもくっつけて説明しようとする専門家って多いじゃないですか。

こういう我々みたいな雑魚は「彼らより自由に動ける」というとんでもないアドバンテージがあるのに、「彼らと一緒になって同じようなことを考え、悩む」っておかしいと思いませんかね。

ここは非常に重要なところで、理由は関係なくて、「上がりだしたから買いました」「下がりだしたから売りました」ということが出来るのは私達雑魚だけに許されることかもしれない。

それを言っているのが、上に紹介した「石原順氏(ファンドマネージャー)」なわけです。私達には私達の「やり方がある」ってことなのね。そしてそれは「Nobu塾」も同じ。

彼らや我々雑魚のやり方を日本株を売買する日銀や、何千億ものお金を動かす機関投資家、大企業の投資計画を考える人達が聞いたら、「こいつら馬鹿だ」と思うかもしれない。というか、彼らと私達は「同じ様に売買をしている」としても「根本的な考え方がまるで違う。目標もニーズも違う」ことを無視しては駄目で、もしかしたら彼らも「ここは、絶対に売り抜けるべきだけど、売れない」とか、個人的に思うことは意外に多いのかもしれない。「論理的な理由付けが出来ないような売買」をしたら、彼らは即刻、職を失うことになるはずだから。

それと昔から思うことは、「彼らにはベンチマークがある」ってこと。つまりですね、日経225でもトピックスでも35%の下落があったとします。その時に、ファンドマネージャーが30%の下落で抑えていたら「良くやった」となるのね。損益よりも「ベンチマークをアウトパフォームすることが重視される」ってなんかおかしくないですかね。

これって我々雑魚投資家、トレーダーに言わせればとんでもないことで、「皆が損しているから俺も損して当たり前」という考え方は無いじゃないですか。【どんなシチュエーションでも利益を出す】のが私達雑魚投資家トレーダーの宿命ですよね。

だから空売り(ショート)もすれば、わからない時には「何もしない」なり、世界中が「買いだ~~」と叫んでいても買わないとか、なんでも出来る。それは【市場の動きに合わせて自由に動けるアドバンテージが有る】ということに他ならない。

私達、雑魚投資家・トレーダーは【別世界に生きている】ということに気がつくか気が付かないかで、大きな違いが出てくるはず。私達には「プロには出来ない事ができる優位性がある」ってこと。

それに気がつくこともなく、専門家の言うことを信じ、インフルエンサーのいうことに左右され、なおかつ「売買時には自分の感情もコントール出来ない」「タイミングもわからない」としたら【80%の参加者が損をする】のが当たり前じゃないんですかね。

じゃあどうするのか。ファンダメンタルズとチャート分析とどちらを取るのか?

この答えは簡単なんですよ。それは上に紹介した動画の中でも「石原順氏(ファンドマネージャー)」が説明している。

1 これぞという投資対象をファンダメンタルズから選び、それをポートフォリオの中に入れる

2 ポートフォリオの中に入れた銘柄は【チャートの売買シグナル通りに売買する】

これだけなんですね。

例えばですね、「任天堂」の株が良いと思ったとする。ここで「すぐ買ってしまう」のがド素人の大半の人がやること。

でもそれじゃ駄目で、「候補にする」という考え方にして、チャート上で「上昇トレンドに乗っていたら買う」「下降トレンドに入ったら売る」と決めればよいということ。

今、任天堂は「大きな上昇トレンドの中」にありますが、今現在は「調整中」で方向性がはっきりしていない。もしかしたら「下降トレンドに入るかもしれない」と読めます。

でも大きなトレンドから逸脱していないから「今が買うチャンス」かもしれないし、それは「チャート上でどう動いたらどうするか」の【自分のルール】で決めるしか無いのね。

もし私なら「何もせずに(ポジションを持たずに)静観する場所」と考えます。買いポジションがあったなら、私は「撤退」します。これが正しいか間違っているかではなくて、【こういう動きの時にはこうする】という決め事に従うだけなのね。「結果のことは考えない」のです。

これは、今の日経225も同じことで、どこの専門家がなんと言おうが、「危ない」と言おうが「まだまだこれから」と言おうが関係ないのね。

チャート上では「上昇トレンドにしっかり乗っている」のは間違いが無いし【それのみが真実】なのだから、「それに着いていく」のが正解じゃないんですかね。買い増しするのも良いと思う。ただし、【流れが変わったのが見えたら、そこで飛び降りる】ことが重要だと考えるわけです。そして「危険だ」という人の意見を無視すること無く、「想定の一つ」として持っておいて、その時にはどうするかを事前に決めておくわけです。「上がるはずなのに下がった~~」と慌てるようなことだけは絶対に排除しないとならないと考えます。

そんなの自分に出来るわけがない。というのが普通ですが、これはやっぱりチャート分析をしっかり勉強して「経験を積むこと」も重要。

そんな面倒な・・・と思うのであれば、上に書いた「石原順氏(ファンドマネージャー)」が「自分はこれを使っている」という【買い、売りのサインが出るチャート】を配布していますから、とりあえずそういうのを手に入れてやってみるのが良いんじゃないですかね。

こういうチャート。

それさえも面倒だと思う?(笑)

実はこのブログの読者で、私の書く投資やトレード方法に何年も興味を持ち続けていて、要所要所で質問もしてくるのに、「実は私の言う通りに試したこともない」「自分のやり方を続ける」読者もいるのね。

これって、私はその人を非難しているんじゃなくて、実はかなり多くの人が似たようなものだってことなのね。

良いんですよ。自分が思う通りにすれば。だったらこんなブログを読む必要もないのに、「読んでわかったような気になって、でも実践はしない」という「人間の本質」みたいなものを私は良く感じるんですよ。

それってまさに自分もそうで、「よーし、こういう考え方でやってみよう」なんて思っても、【一歩踏み出すのは簡単じゃない】のが私にもわかる。

今日の自分を超えて、明日は新しい自分に出会ってみたい

この思いをいかに強く持ち続けて、歩いていくか。それしか進歩、進化はないと思う。

これは70歳を超えても同じ。(^_^)v

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。