血糖値が知らない間に高くなっていた

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皆さん、ご自分の血糖値を測っていますか?

私は糖尿病でもないのですが、40代の頃、「炭水化物抜きダイエット」を始めた時に「血糖値をモニターした方が良い」と思い、血糖値を測るようになりました。

炭水化物抜きダイエットは「血糖値を上げないのがキモ」なわけですが、自分でそれを測定すること無く炭水化物抜きをしても「ちゃんとやっているつもり」なだけで、自分の体に何が起きているのかはわからないのね。また自分で測定することで「何が効いている、何が駄目」なのかもはっきりわかるわけです。

それ以来、毎日測ることはないにしても、「血糖値はコントロールするべき」と思っていますので、時々、測るクセが付きました。

私の場合、たまに医者に行って行う血液検査では「予備軍」と言われたことはありますが、治療が必要だとか、血糖値をコントロールしろと言われたこともありません。

ところがですね、最近、半年ぶりに血糖値を測ったら「以前より高い水準である」のがわかりました。

私は甘いものはほとんど食べませんし、白米や麺類、パン類も多くは摂らず「血糖値が上がりづらい食生活」をしているつもりなのに血糖値が高くなっている。

ま、昔から「高め」であったのは間違いがないのですが、「朝、一番での計測」で今までは100mg/dl前後であったのが、最近は120まで上がっているのがわかりました。

これってかなりうまくないと思うし、こういう経験は初めて。そもそも食後30分、1時間でも140まで、2時間後は「120以下」を保つように今まで努力してきたのが、「朝イチで120」ってのは理解の外。

そして「食後の血糖値」ですが、昨日、「甘いパン」を食べた後に190まで上がりました。この数字は過去一で、ちょっとびっくり。

問題は「時間を掛けてどのくらい下がるか」ですので、30分おきに計測したのですが、やっぱり「下がりづらい」のは明らかで、3時間後でも140という数値。

ま、糖尿病だとしたらもっと数値は高いものの、このままじゃうまくないなぁと。

でもまだ医者に行こうとは思っておらず、もう少し「様々な状況下での血糖値の変化」を追っていこうと思います。

しかし暴飲暴食はしていないつもりですし、以前より「炭水化物の摂取は減っている」はずなのに、血糖値は上がっているのは驚きですし、これが「老化」なのかと思ったり。

でもま、今の時点で「血糖値が上がっている」のがわかっただけでも良いと思っています。自分で血糖値を測ることもしなければ、全くわからないことなんですから。

ラッキーだと思うことにします。

ラッキーという意味では、去年、血尿が続いて病院に行って「前立腺」に問題がありすぐに手術をしましたが、その時に「高血圧症」になっていたのが偶然わかりました。それがあるから出血もあったのでしょう。

すぐに高血圧の治療に入り、降圧剤を飲んでいますが、今では135-95ぐらいの間ですから良いと思いますが、一時は200を超えていたのは驚きでした。

これもまた「血尿があったからわかったこと」ですし、その血尿も今までのように「すぐに止まった」としたら、病院にも行かなかったろうし、前立腺の問題も見つからず。高血圧なのもわからなかったはず。

なおかつ、高血圧の治療で医者に行った時、なんとなく「時々、胸や顎が痛いんですよね~」みたいなことを言ったら、医者の顔色が変わって、すぐに検査をしようということになった。

そして胸部CTを撮ったら、心臓冠動脈に問題があることがわかって、これまたすぐに「ステントを入れよう」ということに。

そのCTの画像やステントを入れた時の画像、映像をデータとしてもらっていますが、本当に心臓冠動脈の一箇所が「異常なほど細くなっている」のがわかります。

そのまま放置していたら「ある日ある時、ウッと胸を抑えて倒れる」とか、「朝、起きたら冷たくなっていた」なんてことになったのかも。

これもまた、私が「時々胸が痛くなる」と医者に言わなかったらわからなかったこと。

そして最初の最初は「血尿」なわけで、あの時、その血尿が止まらず病院に行ったのが始まりで、それがなかったらステントを入れるということもなかったはず。そして血圧も高いままだったのでしょう。

昔から血圧計は家にありますが、どこか悪いということがないと「毎日、測る」なんてこともしませんし、私の血圧が200を超える状態にあったことなんて、全くわかりませんでした。調子が悪いような自覚も一切なかったし。

そしてそれは血糖値も同じで、私が「血糖値を測る」という変な趣味がなかったらわからなかったこと。

年寄りの家庭には「血圧計」はあると思いますが、血糖値の測定器を持っている人はかなり少ないんじゃないでしょうか。また定期的に医者に通っていても、血糖値に関しては「かなり悪い状態じゃないと医者は何もしない」のが普通だと私は思うんですよ。

そもそも「朝イチの血糖値しか測らない」のが普通で、もちろんそれが重要なのはわかりますが、毎日の食事でどう変化しているのか。「スパイクは起きているのか」とか、「何を食べたらどう変化するのか」とか「運動をするとどう変化するのか」は自分で測らないとわからないこと。

糖尿病になってから慌ててもしょうがないと思うんですよ。

そう言えば私の友人で、「糖尿病なのに自分では測らない。血糖値測定器も持たない」というのがいます。なんで?と聞いたら「自分の血糖値を知るのが怖いから」だとのこと。こんな人もいるんですね。

かと思えば、かなり頻繁に自分で測定して、「食べるもの、食べ方」も考えて、「いつどのような運動をすればよいのか」を血糖値を測りながら健康管理をしている糖尿病の友人もいる。

ま、健康管理と一言で言っても「やるべきこと。知るべきこと」って山のようにありますが、やっぱり「糖尿病は万病の元」でもあるし、「血糖値を常時計測して様子を見る」のは重要だと思います。

そういえば、ある九州の病院ですが、糖尿病患者に「血糖値の計測器を貸し出すだけ」という治療をしているところがあると聞きました。そして計測値と共に「何を食べたか」を記録するのね。

そうすると「何をどのくらい食べると血糖値はどう変化するのかが自分でもわかる」わけで、自然に血糖値が下がるような生活になるんだそう。

これはその通りだろうと私も思うわけで、食べるもの、食べ方、運動でどう血糖値が変化するかがわかるようになるのね。

そして面白いと思ったのが、「血糖値の低い生活」を続けていると、インスリンに対する反応がよくなるのだかなんだかわかりませんが、「ちょっとヤバいかなと思うような食べ方をしても血糖値が上がらなくなる」のね。また「スパイク」もなくなってくる。

だから、私はやっぱり「血糖値を上げない生活」って大事だと思うようになりました。

でも安心して、計測するのをサボっていると、知らないうちにおかしな事も起きるんでしょう。

私は「私は血糖値のコントロールが出来る」「何を食べるべきではないのかわかっている」「炭水化物の量もコントロールできる」という変な自信があったのね。

でも「そんな自信は何の役にも立たない」「その自信こそが災いを招く」と今は思うようになりました。

これからは「食事を変える」前に、とりあえず「普通の食事」を続けて、今の私の体で血糖値がどう変化するのかの記録をまず取ろうと思っています。

それで問題の核心が見えてくるかもしれませんし、どちらにしろ「血糖値が上がらないようにする」にしても、どこをどう変えるべきかのヒントがあるかもしれない。

もし読者の中に「血糖値が気になる」方がいらっしゃったら、まず「自分で測定する」のが重要だと思います。

自分で測ってみると、巷で言われている「GI値」なんて「ほぼ関係ない」のもわかるし、「日本蕎麦は大丈夫」も大ウソ。そして「スパゲティはそこそこ大丈夫」なのもわかったり。また「玉ねぎは血糖値を下げる」というのも大ウソ。

これらは「人によって違う」のでしょうし、やっぱり「量が大きく関係している」のね。そして「食べ方」であったり、「調理方法」だったり。私はGI値より調理方法のほうがはるかに重要だと思っています。

「消化が良いものが良い」という信じ込む人は多いと思いますが、血糖値対策としては「消化が良いものは駄目」なのね。すぐに消化して糖分は体内に回るわけですから、あっという間に血糖値があがるのね。

実は「水分に気をつけるべき」でもあって、水分が多いと消化が良いですから、糖分はすぐに血中に回ってしまう。これに関しては「太ることを異常に気にするモデル達」ですが、【食事中は水分を取らないようにする】ことがあるそう。じゃ、スープも駄目なのか?となりますが、そのスープに炭水化物の量が少なければ問題ないわけです。でもそのスープとパンやご飯をたくさん食べたら意味がないのはわかりますよね。

一番良いのは「調理せずに生で食べる」ですが、ま、それは冗談にしても「消化が悪い、遅い方が良い」のはちょっと考えればわかるはず。

でも「生米が良い」とか「生の玄米が良い」と言われていて奨励する専門家(?)も多いですが、実際に自分の体で実験して【計測してみる】のは重要だと思います。私の場合は「大きな違いはない」という結論でした。

今の私は「量が一番重要」だと思っています。GI値がいくら低くてもたくさん食べたら意味がなくて、【気をつけるべきポイントは炭水化物の総量】かもしれない。そして絶対に忘れてはならないのは「カロリーや栄養」は全く別の話だという点。

どちらにしろ、週刊誌やネットに書いてあるような内容は「疑ってみるべき」で、【自分にとっての事実を探す】ことが重要だと思います。

これってあれやこれや悩む必要がなくて、「自分で人体実験すればすぐにわかること」なのね。そしてそれには「血糖値測定機」が必要で、それなくして、自分の体の中で何が起きているのかはわからない。

ああ、血糖値が上がりづらくなる「飲み物」とか「ある植物のお茶」とかありますが、あれも実験してみると面白いです。「かなり効く」のも実際にあって、食事前にそれを飲むとか。錠剤になっているのもある。でも全く効かないのも多い。

世の中には「効く」と言われているものが氾濫していますが、本当に自分に効くのはどれか探すのは簡単ではないと思います。でも血糖値を自分で測ればすぐにわかる。

「自分に効くかどうかのチェック」が重要で、「他人の経験や広告宣伝文句」だけを重視したら「自分は努力しているつもり」で終わるんじゃないですかね。
 

 

 

 

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