生まれて初めて「真っ黒焦げのうなぎ」を食べる

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2024年の「土用の丑の日」は7月24日と8月5日。

土用の丑の日に「ウナギを食べる」という習慣は我が家には無いものの、8月5日には食べたいなとなんとなく思っていました。

ウナギは家族全員の大好物で、でも我が家が食べるウナギは「中国産」で日本産は食べない。理由は簡単で日本産はかなり高いから。

また私達は1991年には日本を脱出してしまいましたし、そもそも「美味しい日本産のウナギ」を私達は知らないというか、とっくのとおに忘れてしまっているのね。中国産のウナギにお世話になる年数は長くて、そして「不味い」と思ったこともなく、我が家には十分、美味しい。

そしてしょっちゅう食べるものでもないから、食べるなら「美味しいと思う特大のウナギ」を食べるのが我が家の常で、大体、いつも冷凍庫には入っています。

一般的なウナギの2倍以上の重さがある特大ウナギ。ウナギの規格で言う「25P」という大きさで、重さは約400グラム。我が家は大きさというより「厚さ」が気に入っています。だから「小さいのを2尾で同じ」ということにはならないのね。

マレーシアで普通に売っているウナギは50Pとか45Pが多くて、重さは200グラムとかそんな感じ。でも飲食店で食べる場合の鰻重やうな丼は100グラム前後が多いらしい。

「前世はチワワか?」と思うような少食のヨメさんもウナギはこれが良いと言う。ヨメさんは2度に分けて食べる。

この画像は今回のものではなくて、「ある日」の鰻重。

こういう特大ウナギってなかなか売っていなくて、我が家はいつもこの「和食材卸売商」から買います。(Suming Trading Japanese Food Supply)

116.00/KGはキロ単価で、かなり安いと思う。一本1500円ぐらいで、日本でいう「超特大サイズ」ですが、日本の安売り店でもこの価格で買うのは難しいはず。売っているウナギって大きさもいろいろだから、「キロ単価」で見ないと安いのだか高いのだかまったくわからない。でも意外に「キロ単価は、ウナギが大きくても小さくてもさほど変わらない」のね。

ところがですね、先日の「冷凍庫の故障」で、買ってあった冷凍のウナギも「解凍してしまった」のね。

だからすぐに食べれば良いのですが、解凍してしまったものは結構あって、食べる優先順位としては「ウナギは後の方」だったんですよ。だからすぐに食べられないものは「再び冷凍した」わけです。

解凍してしまったと言っても「常温で長い時間放置したわけじゃない」し、まだ冷たい状態で再冷凍しましたので、「大きく劣化していることは無いだろう」とは思っていました。でも結構、ヨメさんや長男は神経質で、「食べちゃう?捨てちゃう?」なんてことを言う。

「バ~~カ、食べるに決まっているだろう」と私が決めて、そして食べたのが今日。

でもなんとなく「大丈夫かなぁ」なんてことは思うわけで、しっかり注意して料理することに。

まずは我が家ではお約束の「着いているタレをお湯で流し」、「分厚いのをしっかり蒸す」ようにして、そして大型のウナギは皮も厚いので、「皮をパリっと焼き上げる」ことに注意をしながら進めていました。

そんな時に頭に浮かんだのが「日本で、ウナギの大量食中毒事故があって死亡者もでた」こと。

ウナギでも食中毒があるんだぁなんて思いながら焼いていたのですが、やっぱり「食中毒対策」としては【しっかり熱を通す】のがお約束。

ま、蒸しましたからその辺はクリアしているものの、やっぱり「良く焼いた方が良い」と思うのね。

そして出来上がったのがこれ。

焼きすぎだろ~~~~~~~~~~~~~~~

ちょっと目を離したらこれだもんね。

当然、「食べちゃう?捨てちゃう?」論争が再燃し、そして私も再び「バ~~カ、食べるに決まっているだろう」ということで決着。

こんな真っ黒焦げのウナギはもちろんのこと、魚でも肉でもここまで酷いのを食べたことがない。

真っ黒な焦げを避けて食べようかと思ったのだけれど、いじくり回すと「誰かの食べ残し」みたいになるだろうし、とりあえずひとくち食べてみることに。

これが意外や意外、見た目から想像する「苦さ」は皆無。それどころか「ちょうどよい焦げ感」があるのにびっくり。

「見ないで食べれば問題なし」状態。(笑)

ところがですね、悲劇は続いて、タレは市販のタレを使うのですが、ドバ~~~っとかけすぎてしまった。そしてこのタレが甘いのね。この手のものって「子供が好きそうな味にする」傾向があるようで、ジジーには甘すぎ。(┰_┰)

そして、絶対に必要な「山椒」ですが、気になって日本から買った「実山椒の醤油漬け」を使ってみたんですよ。これがまた大失敗で、山椒自体は良いのだけれど「ウナギには全く合わない」のが食べてからわかった。(┰_┰)

こんな鰻重は見たことも聞いたことも、食べたこともない。

これですもんね。

でもま、こんな歳になっても「生まれて初めての経験がある」って素晴らしいことだと考えることにしました。(^_^)v

でもねぇ、なんだかここのところ「我が家のウナギ」には問題があるのね。

前回は、ヨメさんが「やる気なし状態」で作ってこんなだったし。

このエントリーのアイキャッチに使った画像は、それまで普通だった「美味しい鰻重」の画像を使いました。

次回、鰻重を作るのはいつになるかわからないけれど、そんな遠くない将来、リベンジをしたいと思います。

そして、いつも使っていた「市販のうなぎのタレ」も今回大量に使って「甘すぎて美味しくない」と思ったし、「自作にチャレンジ」してみますかね。

ただ鰻の骨を焼いたものを一緒に煮詰めたりしないと「良い風味は出ない」はずで、でも先日、「自作うなぎのタレの作り方」をユーチューブで見ていたら、「冷凍ウナギの端っこを切り落としてそれを一緒に煮詰める」なんてのを見て、これなら良さそうだと思ったり。

また大事な大事な「山椒」ですが、やっぱりこれも良いものを使いたい。

本当に山椒って大事だと私は思っていて、そして大好きで「うなぎのタレと山椒だけ」あればウナギ本体が無くてもご飯を美味しく食べられるのは間違いがないのね。(笑)

でも山椒って難しくて、封を開けると「あっという間に香りが飛ぶ」のね。だからいつも冷凍庫に入れてあるのですが、それでも「風味が飛ぶ」のがわかる。

これって他のスパイス類も同じで、「なぜ黒こしょうは粒状のものを摩り潰すのか」もそこに答えがあるはずで、「山椒の粒状のものを磨り潰す」ようにしたら美味しいはずだと思ったのね。これは中華の花椒も同じで、粉状のを買うべきじゃないと思う。

で、日本から手に入れたのはこれ。

これが思ったより美味しくて、我が家の山椒の粉はこれで決まり!なんて思っていたのがもう我が家には在庫がない。

またアマゾンから買いましょうかね。他にももっとコスパが良さそうなのがあるかもしれないから探してみよう。

お~~し、そのうち、「鰻重リベンジ」をやってみよう~~~~~~。

ウナギ、だ~~~~~~~~い好き。

中国産で十分、嬉しい。

でも中国産はホルモン剤とか他の薬品、餌も酷いらしいなんてことは考えないことにすればOKで、それは年寄りの特権でもある。 (^_^)v

 

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