真夜中に作った「新作ハンバーグ」が美味しかった~

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前の日記にハンバーグのことを書きましたが、「そういえば、最近食べていないなぁ」と。

冷凍庫には「合挽きのミンチ」が入っているのはわかっているし、つい最近ユーチューブで見た料理家のレシピが気になっているし、ちょっと作ってみるかと思い立ったのが仕事も終わった真夜中。(笑)

そのレシピのハンバーグは簡単で、時間も掛からないし、美味しそうなので作ってみることに。

そのレシピはいつもの私のハンバーグとはかなり違う。

◯ ミンチは捏ねない。

◯ 玉ねぎは炒めず、すり下ろして入れるだけ。

◯ パン粉は牛乳に浸さずそのまま入れる。

◯ 卵は入れない。

至ってシンプルで、でも「理にかなっている」と思ったんですよ。自分がいつも作るハンバーグは「なんか違うんだよな」と思いながら世の中の普通のレシピで作っているし、私はもっと肉々しい、どちらかと言うと「牛肉のミンチをそのまま焼く」アメリカ、オーストラリア風のハンバーグが自分には合うんじゃないかと思っていました。日本の一般的なハンバーグって私に言わせると「ミートローフのレシピ」なのね。でも形はハンバーグ。ミートローフも大好物ですが、それだけにハンバーグはハンバーグらしく作るべきかもしれないと考えていました。

今回のはそういう私が考えるハンバーグと、日本での一般的なハンバーグとの中間みたいなレシピ。この料理家っていわゆる家庭料理ともプロの料理とも違う、なんというか「理屈っぽい」のだけれど、それが同じく理屈っぽくて「料理は化学だ」と考えている私に合う感じ(笑)。だから彼の他の動画、書籍も面白い。

これを真似して作ろうと思ったのですが、合挽きミンチは冷凍なので、それを解凍するのにちょっと時間がかかりましたが、作り始めたらあっという間に出来上がり。簡単。ソースは「デミグラスソースの素(フレーク状)」を使って、赤ワインも少々入れて良い感じ。

私の前の日記に書いた、私が小さな頃から好きだった「ハンバーグ、デミグラスソース、サラダ菜」そのものです。サラダ菜は芯のところしか無かったけど。(笑)

本当に作るのは簡単で、私にはこれがベストマッチかもしれない。

ただ動画のレシピにはないものとして、やっぱり私は「ナツメグ」が好きなのでそれをレシピに足した程度。

これをベースにして自分流に足し算をしたら良いと思いました。

ハンバーグを割ってみると下の画像のような感じ。

いわゆる、日本のハンバーグで大事だとされる「肉汁があふれることはない」のね。でもそもそも私は「肉汁が出るハンバーグはおかしい」と思っていて、本来のハンバーグって肉々しくて「しっとりしていればOK」と考えます。「ナイフで切った時に肉汁が溢れてどうすんの?小籠包じゃあるまいし」と思うくらい(笑)。でも「押せば肉汁が出る」「噛めばしっとりしている」のはハンバーグとして重要だとは思っています。

「溢れるような肉汁」は美味しいとは思いますが、ハンバーグにそれを求めるべきかは疑問。それはちょっと横に置いといて、ハンバーグの「肉の美味しさ」に焦点を当てたいと思っています。

ハンバーグはやっぱり「肉々しさがある」「しっかり歯ごたえもある」「肉の味が強い」「しかし固くなくてしっとりしている」のが良いと思う。もし「肉汁」が欲しければ、それこそ小籠包の様に「スープ+ゼラチン」でどうにでも出来る。でも「餡」は練り込まないと焼いている内にスープは出ちゃうかもね。

私が知っているアメリカやオーストラリアのハンバーグって、本当に「ミンチをそのまま焼いた」みたいなハンバーグで、肉々しさは100点満点だけれど「固く、そしてパサパサになりがち」なのを考えれば、それと日本のハンバーグとの中間みたいな今回のハンバーグの方が良いかもしれない。というか、上にも書いたように、日本的なハンバーグが良い場合は、しっかり炒めた玉ねぎと卵も入れてパン粉も多めに入れた「ミートローフ」にしたい。

ま、ハンバーグと一言で言っても世界中では色々なバリエーションがあるし、個人の好みも千差万別で「どれがベスト」とは言い難い。だからハンバーグでもレシピを3-4種類は持っていて、その時々で変えるのが良いと思うなぁ。私がよく作る餃子や麻婆豆腐、ローストビーフも同じで、「いつも同じだと絶対に飽きる」と思うから。というか、作る時に「出来た時の味はわかる」わけで、「いつもと同じ」だと調理してても面白くないんですよ。ワクワク感がないのね。

「安定した美味しさ」が求められるのは【お店の場合】であって、家庭料理はマンネリ化しないように【バリエーションを持つこと】が重要だと思う。「この前のほうが美味しかった」「いや、これも良いと思う」「作る方としては前回のほうが簡単」「じゃ、次はどんなのが良い?」なんて、【食べ歩きの感覚】を持ち込むのが家庭料理の良さかもしれない。

今回のハンバーグは今まで作っていたのとまるで違うから、作っていてもワクワク感があったし、実際に味も違うし歯ごたえも違って美味しかった。いつものに比べると「肉々しさ」と「ハンバーグらしい味」なのは特筆すべき点で良いと思う。

そんなことを考えながら、キッチンアイランドで立ったまま食べていたのですが、そこへヨメさんが起きてきた。

「こんな夜中になにをしてんのよ~~~」なんて怒るかと思ったらさにあらず、「あら、ハンバーグを作ったの?」ですと。

「うん、いつもとは違うレシピが面白そうだから、とりあえず実験してみた」と答えました。

当然、ヨメさんは味見をしたのですが、「あら、これ美味しいじゃない」と褒めてくれた。(^_^)v

「私の分もあるの?」と聞かれてどっきり。当然、そう思うよねぇ。

でも今回はあくまで「新しいレシピで作る実験」だし、3人分として十分な量を仕込んだわけじゃない。でももう一つ作るぐらいの量は残ってる。

その残りをヨメさんが見て、「あら・・・・・・・、XXに食べさせてあげてね」(XXは息子のこと)ですと。

「ごめんね~。これは新しいレシピの実験だから、量を多く作ろうとは思わなかったんだよ」と言い訳。(笑)

でもそれは事実で、量が少ないとヨメさんが怒ることもあるんだけれど、私にしてみれば「実験大失敗」もあるわけで、確実に皆が喜ぶような料理じゃない限り多く、あるいは皆の分も作るのは嫌なんですよ。これはあくまで「実験」でしかないんだから。また新しく何か買うときも「少量だとヨメさんが怒る」のだけれど、まずは「味見をしよう」と思うじゃないですか。

実際にヘマをした場合、ヨメさんも息子も「私、いらな~~い」「俺も~~」なんて言うことがあるわけで・・・。(笑)

当然、その場合は私が全て食べなければならないのね。どんなに美味しくなくてもそれはお約束。

だから実験は「中途半端な量で作る」のは毎度のこと。

でも、マジで美味しかった~~~~~。\(^o^)/

次に作る時には「このレシピで2倍以上の量」を仕込もうと思う。それとミンチの合いびき肉だけど、ミンチだけじゃなくて牛肉の塊を刻んだものを3分の1ぐらい混ぜたらもっと歯ごたえと肉々しさ、牛の味が前に出てくるはず。

ああああ、これでミートボールを大量に作って冷凍しておくのも良いなぁ。その分は大好きなオレガノやらなんやらいれてイタリアンぽくしたい。最近買うようになった市販のミートボールより確実に美味しいのが作れると思う。やっぱり市販のものって「コストを重視している」のが普通だから、イマイチ美味しくなかったり硬かったり。日本みたいに「冷凍品は花盛り」みたいだったら作るより買ったほうが良いかもしれないけど。(笑)

そしていつか「和牛の安い部位(フランクやスネ肉で十分」が手に入ったら、それだけで作ってみたい。ああ、オーストラリア産無印牛に「和牛の脂」を入れるだけでも良いかもね。和牛の脂は冷凍庫に入っているし、それを使えば豚肉をいれる必要もないし、入れないほうがハンバーグらしくなると思う。でもその実験に合うような牛肉を探すのは簡単ではない。

ま、とりあえず、実験大成功~~。

こんなことは滅多にない。(笑)

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