海外在住者が日本の「FXブローカー」を使っても課税されない件 & 与太話

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海外在住者は基本的に「日本の証券会社を使えない」ですよね。

まず、今までの日本の変化を書きます。

私も1991年に日本からオーストラリアに移る時にはかなり面倒くさい思いをしました。当時の私は「株式投資」が主で、債券投資は世界のどこからでも同じものを売買できますが、「日本株」は日本の証券会社じゃないと思うように売買できなかった。

どの証券会社と交渉してもだめで、なんで日本だけそんなことになっているのかと思い、当時の大蔵省証券局(証券課かな?)に電話して聞いてみたんですよ。そうしたら担当官は「海外在住者が口座を持てないと決まりはありません」との答え。

「ええ~?」と思い、「どの証券会社も駄目だと言いますよ」と伝えたところ、その担当官も驚いたようで「本当ですか?」ですと。

一体どういう事になっているのか調べてもらったのですが、正確な答えではないという前置きがありましたが、彼の考え方は「きっと証券業の団体が決めている内部ルール」でしょうとのこと。でも「法的な拘束力はない」と。

法律的には口座を持つのは問題がなくても、証券会社が駄目というならしょうがない。またその理由は「納税」のことであったり、銘柄によっては「外人持株比率」のことがあったり、連絡が簡単につかない可能性を考えると「信用取引」にしてもややこしいことが起きるであろうことは想像できる。

そこで取引がある銀行に相談したところ、香港の子会社でもある証券会社に口座を持てば大丈夫と紹介され、そこに株の現物も預けて取引を続けたことがあります。でも売買手数料は高いし、なぜか「株主優待は受けられない」し、その口座を使うのもいつの頃かやめてしまいました。

でも当時、付き合うようになった日系銀行のプライベートバンクでも売買が可能でそちらに移しました。ここでは「アドバイス」も受けられて、「JALの株は今売らないと大変なことになる」と連絡をもらい、慌てて売って「大怪我はしないで済んだ」こともありました。でも彼らも顧客に売買してもらわないとならないノルマもあるのでしょう。ろくでもない株をろくでもない理由で「買いませんか」と言ってくるので、「一切のアドバイスは不要」としたり、まぁ、なかなか思うようにはなりませんでした。

今は一切の株式投資はやっていませんが、もしやるとすれば「海外の証券会社から普通に売買できる日本株」を売買すると思う。

ちなみに「日本の銀行口座」も非居住者は開けないのが普通ですが、私の場合はかつての東京銀行の「お留守番サービス」と契約し、それは今でも「三菱UFJ銀行」の中で継続しています。いわゆる「海外転勤」になる人達が使うような口座なんでしょうね。でも新たに海外からは口座開設は出来ないようで、息子も口座がなくて困っている状況。

その辺のことをまとめて書いてあるサイトがあります。

Wise

海外に転勤したら、日本の銀行口座はどうなるの?とお悩みの方は、この記事を。非居住者向けのサービスや、口座の維持方法などを…

時代は流れ流れて現在ですが、FXに関しては「海外在住者でも口座が開ける」ところがある。それは「Lion FX(ヒロセ通商)」です。その他の証券会社はどうなのかはわかりませんが、ちょっと調べた限りでは「海外在住者は口座を開けない」「海外に転出する場合は解約をしてください」というところばかり。

なんでヒロセ通商は大丈夫なんだ?と思いますが、そういう事が起きているのは、上に書いたように「法律で決まっていることではない」からでしょう。

さて、日本の証券会社を通じて「海外在住者(日本の非居住者)」がFXの売買をして利益が出たら「税金」はどうなるのか。

日本の(税法上の)非居住者なら日本への納税義務はないわけですが、「日本を源泉とした収入は課税される」のは当たり前のこと。

さて日本の証券会社を通じて「世界で売買されているFX」の収入はどうなるのか。この場合の「源泉はどこなのか」ってよくわかりませんよね。

かつては「課税された」のですが、今は「課税されない」のは間違いがありません。

その証拠となるものを読者の方が送ってくれました。令和4年に国税庁が出した資料。

これです。「クロスボーダーで行うデリバティブ取引の決済により生ずる所得の取扱いについて」

この際、全文を転記しちゃいましょう。

令和4年1月
国 税 庁
クロスボーダーで行うデリバティブ取引の決済により生ずる所得の取扱いについて
従来の取扱い
クロスボーダーで行う金融商品取引法の市場デリバティブ取引及び店頭デリバティブ取引の決済により生ずる所得(以下「デリバティブ所得」といいます。)については、恒久的施設等に帰属するデリバティブ所得を除き、
・ 非居住者又は外国法人に係るデリバティブ所得は、国内源泉所得である「国内資産の運用・保有所得」に該当する
・ 居住者又は内国法人に係るデリバティブ所得は、国外源泉所得である「国外資産の運用・保有所得」に該当すると取り扱っていました。
今後の取扱い
令和3年 12 月 24 日に閣議決定された「令和4年度税制改正の大綱」においては、恒久的施設等に帰属するデリバティブ所得を除き、
非居住者又は外国法人に係るデリバティブ所得は、国内源泉所得である「国内資産の運用・保有所得」に該当しない
居住者又は内国法人に係るデリバティブ所得は、国外源泉所得である「国外資産の運用・保有所得」に該当しないことを法令上明確化することとされました。
今回の閣議決定を受け、従来の取扱いを変更することとします。
(参考)令和4年度税制改正の大綱(令和3年 12 月 24 日閣議決定)
● 金融商品取引法に規定する市場デリバティブ取引又は店頭デリバティブ取引の決済により生ずる所得は、所得税法及び法人税法に規定する国内源泉所得である「国内資産の運用・保有所得」に含まれないことを法令上明確化する。
(注)外国税額控除における国外源泉所得である「国外資産の運用・保有所得」についても同様とする。
3 非居住者又は外国法人の方へ
上記2の取扱いの変更は、過去に遡って適用されます。今回の取扱いの変更により、税金が納め過ぎとなる方については、更正の請求を行い、納めすぎた税金の還付を求めること等ができます。
(注1)所得税又は法人税の還付を受けるための更正の請求については、法定申告期限等から5年を経過している場合は、法令上、減額更正できないこととされています。
(注2)法人税に係る純損失等の金額を増加するための更正の請求については、
・ 平成 30 年4月1日以後に開始する事業年度に係る更正の請求で、法定申告期限等から 10年を経過している場合
・ 平成 30 年3月 31 日以前に開始した事業年度に係る更正の請求で、法定申告期限等から9年を経過している場合
は、法令上、更正できないこととされています。(注3)更正の請求には、請求の理由の基礎となる事実を証明する書類の添付が必要です。
4 居住者又は内国法人の方へ
上記2の取扱いの変更は、過去に遡って適用されます。今回の取扱いの変更により、外国税額控除の額が減少する方は、修正申告が必要な場合があります。
別添

非居住者は【非居住者又は外国法人に係るデリバティブ所得は、国内源泉所得である「国内資産の運用・保有所得」に該当しない】ことから課税されないということ。でも「課税権は居住国にある」。

ただし納税義務者である居住者の場合は注意が必要で、【居住者又は内国法人に係るデリバティブ所得は、国外源泉所得である「国外資産の運用・保有所得」に該当しないことを法令上明確化することとされました。】というところから、「国内資産の運用・保有所得」に該当するということ。つまり国内外に関わらず、課税対象ということですね。

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ここから先は毎度の与太話。私の愚痴みたいなもんですから読む必要はありません。でも書かずにはいられない。(笑)

またお金の話か?と思われるでしょうが、その通り。

でも今日、素晴らしい言葉に出会いました。

「お金はお金より大事なものを守るためにある」

なるほど、その通りだと思いました。

ということで・・・・

香港が中国に飲み込まれてもう駄目だなんて言われ、日本に「金融都市」を作ろうなんて話がありますが、私は絶対に無理だと思っています。

上に書いたようなややこしいことが日本に多すぎて、まず「税制」も大幅に変えないとならないでしょう。

非居住者が「銀行口座を作れない」なんてのはどうしようもなく馬鹿げているし、非居住者が日本で定期預金を作ったところで「非課税ではない」のね。居住者だと20%の分離課税ですが、非居住者はそのうちの住民税分の5%がないだけで、15%は課税される。

アメリカみたいに税務署が恐ろしいところはないと私は思うのだけれど、非課税なものも多く、定期預金を作っても非課税だし、アメリカの証券会社や銀行に口座を開くのもOKだし、金融商品の売買で得た利益、キャピタルゲインにも課税しない。これって日本みたいな閉鎖的な決まりや税制とは大違いで、日本に外資が喜んで来ますかね?

また有能な外人を日本に呼び込むにしても税制が邪魔をしている。

例えば贈与税や相続税がない国ってあるわけで、それはオーストラリアもマレーシアも同じ。そしてそれらの税があっても「税率が低い国」は多い。

そういう国から日本へ来て働いている有能な人達が、「自国で相続が発生した」としたらかなりややこしいことになるのね。当然、日本の法律に従わないとならないわけで、「全く日本に関係のない海外の人が亡くなった」のに、相続人が日本でたまたま働いていただけで、日本にごっそり納税しないとならないとしたら、【金持ちの一族】の人は絶対に日本に住みたくないはず。贈与も同じ。

これが問題になったことも過去にあったと記憶していて、それはオーストラリア人だったかなぁ。「母国の親族が亡くなって、なんで日本に納税しないとならないんだ?」となるのは当然。

でも確か、「優遇策」もあったはずで、その詳しい内容は忘れたけれど、どちらにしても日本の税制は「非居住者には寛大ではない」し、金持ちの外人が日本に来ても「優遇措置がない」としたら、わざわざ日本に資金を入れたり、来たりしますかね。

でも「外人用の優遇策」を作れば、「お金のために国籍を変える日本人」も多く出てくるでしょう。国籍を変えても生活に困らなければ何の問題もない。問題となるのは「自分の心の問題だけ」じゃないですかね。

もちろん「海外から投資する形態」なら良いにしても、銀行口座も作れない、優遇税制もない、日本に住んだところで自国とは違う税制があるとなれば、それって「鎖国をしている」のと同じに私には見えます。

もし金融都市を作るなら、その都市は「オフショア扱い」をして、諸々の規制を外すなり、税制に恩典がなければ駄目じゃないですかね。

でももしもそういう都市が出来たとしても、日本国民がそれによる恩恵があるかと言うと疑問で、外資や外人だけに恩恵があるよう都市なら作らないほうが良いと思う。

だからあえて外資、外人も自ら日本に進出する必要ってなくて、日本は人口も減ってくるし、でも良い日本企業があるなら「株を買って支配すれば良い」ということになるんじゃないですかね。

そして現在、私達が日本企業だと思っている企業も「外資の比率は非常に高い」わけで、50%以上が外資の企業も多い。当然、それらの企業は「海外の株主」に支配されたり、その意向に沿わないとならず、「配当を多く出せ」となるのも当たり前で、「いくら儲けても海外に利益が流れ出る構造」はもう出来ていると思う。

私は「日本企業頑張れ」と思うし、日本にはまだまだ素晴らしい技術を持ち、将来性がある企業も多いと思うけれど、「もうすでにそういう企業は外資の支配下にある」と言っても良いのかもしれない。

そして若く有能な人達は、海外の方が働きやすいこともあって、「あえて海外で起業する、海外で働く」なんてことも増えている。

資金力がある日本企業も、国外に活路を見出して「海外の企業を買収したり、外国企業に投資をしている」わけで、【日本の企業が頑張っている】のは間違いないにしても、どちらにしても「国家や国民に恩恵がある様にはなっていない」と私は思っています。

これは門戸開放をしてしまえばハゲタカやハイエナが集まってそうなるのはわかりきっているし、もうすでにそういう状況を打破するのは不可能じゃないですかね。世界に国境がなくなって「統一政府」に管理される世界が良いと思う理想主義者はそれで良いでしょうが、そんな【全体主義丸出し】で統一政府という「独裁者」が何でも決める世界なんて真っ平ごめんです。健康やワクチン関係を牛耳ろうとするWHOの動きにも私は大反対。

日本企業がAIや核融合発電なり先端技術で世界に躍り出ることがあったにしても、その企業の「株主構成を見ることが重要」で、日本企業だと思っているのは内情を知らない国民だけかもね。

そして日本はそういうふうに世界に組み込まれていて、当然、既得権益もあって、「日本人による日本人のための日本企業」なんて後押しする政治家も財界人はいない。それどころか「岸田総理」みたいに海外に出て「日本に投資をしてください」とニコニコする。

これはまさに「日本の企業を買ってください」「土地でもなんでも買ってください」という意味なのに「海外の投資家を快く受け入れるべきだ」なんて思う日本国民も多い。これって昔の「生きるために娘を売る貧乏人」と同じだと思う。

でもそういう状況はどの国も同じだと思うんですよ。

結局は、巨大資本に国そのものが飲み込まれていって、彼らのために働き、【政府も一般庶民もおこぼれを貰うしかない状態】なのが今の世界だと思う。今アメリカが大揉めに揉めているのはそれが原因とも言える。格差、富の偏りが半端じゃなくて、それをどうにかしようとするのがトランプだから、既得権益を持つありとあらゆる勢力が社会主義者と手を結び彼を潰そうとする。

でも日本ではそんなことは起きておらず、アメリカで何が起きているのかも気にならないのかもしれない。また日本人の多くの人たちは「そういう中で生きるのが一番の安定だ」と信じている様子。「そこそこの衣食住を得られるなら、奴隷でも構わない」というのが現実に見えます。これがまさに古代から続く「庶民を統治する方法」じゃないんですかね。アメリカが戦後、日本を取り込むためにやった方策も同じ。そういう意味で、日本国民は温和で、「統治されやすい民族」なのかもしれない。「長いものに巻かれる」のを良しとする民族。でもそれは決して悪いことではないけれど、「支配層が誰のことを大事にしているか」が問題。

結局、古代も現代も支配する側と支配される側がはっきり分かれているのは間違いがないと思うわけです。

私は「支配する側」になりたいとは思わないけれど、「支配される側」には絶対になりたくないという思いを若い頃から持っていました。だから「自営で頑張るしかない」のね。

「平民の逆襲」をしたいと若い頃からその思いを持ち続けています。

でもそれは「勝ち組になる」「支配する側になる」という意味ではないのね。「誰にも支配されない状態でありたい」というだけのこと。

それには「居心地が良いサファリパークに飼われる動物状態」から出れば良いだけ。

ま、結局は「野良犬になるしかない」ということなんだけれど(笑)、そんな野良犬コミュニティーみたいなものを作り、その中で生きていきたい。

私がなぜトレードに力を入れるかわかりますかね?

トレードこそが世界を牛耳る巨大資本から利益をむしり取ることが出来る唯一の方法だと思うから。(笑)

実業の世界では「弱者は弱者で、強者には勝てない」じゃないですか。でもトレードの世界は「皆が平等」で、庶民が大手を出し抜くことも可能。

でも現実は、「儲かりますよ~」なんて話に乗せられた多くの人が「カモがネギを背負って」あるいは「飛んで火に入る夏の虫」で、食われている。

そして「長期投資で持ち続けていれば良い」なんて、大手のハゲタカやハイエナにしてみれば「一番そういう投資家が嬉しい」ことを信じている。そういう「カモ」は逃げるべきところでも逃げないから、「大手のハゲタカ、ハイエナは利食いして逃げることが出来る」のね。

前にも書いたけれど、「世界の投資家と言えば名前が必ず出てくるバークシャーハザウェイを率いるウォーレン・バフェット」はもうすでに多くの株式を売り逃げて「キャッシュポジションを45%にまで引き上げている」じゃないですか。

「持ち続けていれば儲かる」なんて宗教みたいな話を信じている「カモたち」をウォーレン・バフェットはどう見ているんですかね。

でも彼は「株はそろそろ利食いして、次の大きな仕込みの時が来るまでキャッシュを温存するべき」なんてことは絶対に言わない。世界にはカモがうじゃうじゃいる中でそんな余計なことをいっただけで、株価は暴落するのはわかりきったこと。多くの人はウォレーンバフェットを「投資の神様」だと信じていますから。

そしてああいうプロ中のプロは「カモたちにも儲けさせることを必ずする」のね。

そもそもそういうカモたちが株価を押し上げ、下支えしてくれているんですから。

でも逃げるべき時に「逃げろ」とは絶対に言わない。「収穫の時」にカモがいないと困るから。

私が懸念するのは「彼らの準備ができた」時に、彼らは一斉に売り側に回るかもしれないってこと。そして大暴落が起きれば、「彼らは次の仕込みが出来る」ことを意味する。それはもしかしたら「アメリカ大統領選」がキッカケかもしれない。

あるいは「世の中で起きる大事件」も【偽旗作戦】であることも多いのは歴史を見ればわかること。あの911NY多発テロで世界は一変したけれど、私は今でもあれはやっぱり怪しい事件だという疑いを持っています。あれで「新たな敵」を作り、それで世の中は動き、利益を得る人達、勢力が伸びたのは間違いがない。

それは「西側諸国が東側諸国を食う」のにも見えて、ロシアのウクライナ侵攻もロシアが乗せられた可能性は十分になるし、かつてソ連が崩壊する時に西側がごっそり儲けたのも同じ構図というか、今でも同じ糸で繋がっているような気がします。

しかしまぁ、【世の中の強者が弱者を食う図式】、そんな簡単な「世界の構造」に気が付かない人が多いのか本当に不思議に思います。そこで「弱者から強者に富の移転が行われる」のに。

「農業」でも「畜産」でも同じでしょう。育てて太らせてから「収穫する」のは古代から続く「経済の基礎」かもしれない。

でも「刈り取られる側はそれに気がついていない」し、自然現象だと思っている様子。

では「いつ逃げるべき」なのか、あるいは「いつまた買いに入るべきか」は、「チャートを見ればそこそこわかる」ようになる。

これは「天気予報」と同じで、【完璧に当たることはない】にしても「雨が降りそうだ」「これからは晴れそうだ」という程度のことは【初動をしっかり見る】とわかる。何事も「何の前触れもなく起きる」ということはないのが普通だから。でも突然起きる大きな事件、事故や自然災害はわからない。

でもそれだけわかれば十分で、「雨が降ったら傘をさそう」と準備するだけでOK。

しかし多くの人は「雨なんか降らない。傘もいらない」と考えているのが不思議。

雨が降ったら傘をさして、また日が出てきたら傘を閉じて日の当たる外へ出れば良い。

どうしてこんな単純なことさえやろうとしないのか。

きっと「雨が降っても困ったことがない」からかもね。この辺は野良犬みたいな生き方をしたことがないとわからないのかもしれない。

でも野良犬みたいに生きる必要もないんですよ。

「想定してみるだけで十分わかるはず」だから。「降ってくるのは雨じゃなくて【槍】あるいは【汚水】だとすれば、逃げるのは当たり前」だと思うはず。(笑)

実際に「逃げればよいのに逃げずに破綻した人は山のようにいる世界」なのに。

良いことしか考えない方が人生楽しいと思いますが、それで生きていけると思うのは「サファリパークに飼われている動物たち」だけかもしれない。

う~~む、「家畜の世界」がまさにそういう世界かもしれない。

だから近年、「社畜」なる言葉も出てきたのかな。

そういう「概念」が出てくるのは【現実を見る意味で良いこと】かもしれなくて、でも「社畜」の「社」とは「会社の社」ではなくて「社会の社」だというところまでは気がついていないような気がする。

古代から続く「弱者が食われる構図」を見つめるべきだし、それからどうにかして抜け出たい、強者の下僕になる生き方はしたくないと私は思う。そして自分の命以上に大事な子どもたちや孫、子孫たちも「弱者として生きる必要がない世界」への道を作っていきたい。

そしていつの日か、そんなコミュニティーが自然に出来上がり、世の中に広まればこんな嬉しいことはない。

私は日本民族は古代からそうやって生きてきた民族だと思っているんですよ。「和をもって尊しとする」世界。理屈で作り上げた「民主主義の実験国家」とは違う。「自由だ権利だとそれがぶつかり合う世界」とも違う。

日出ずる国に生まれたのだから、諦めなければ日は必ず昇ることを信じて・・・。

 

 

 

 

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